一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

大改造!! 劇的ビフォーなんとか・・・

2015年04月23日 | 南新保のリノベーション

南新保のリノベーション現場の足場を外しました。



ガレージ内の塗装がまだ残っていますが、外観はほぼ完成形。

とても倉庫だったとは思えない佇まい。 劇的に変わりました  すごくいい感じ

倉庫にも見えないけど、普通の住宅とも違う・・・ ほぼ狙い通り

もうちょっと倉庫っぽさを残っても良かったくらいかな・・・


ビフォー




アフター




鉄骨の構造はそのままに、一部の壁を撤去、減築してビルトインガレージに。

外壁材とサッシを変更した事もあり だいぶスッキリ明るい印象になりました。

ジャマだった電柱も少々強引に「えいっ」と移動。


通りの景色も ちょっとさわやかな印象に変わったようです。





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水平構面って知ってます?とても大切なんですけど・・・

2015年04月20日 | 駒込の住宅
ブログをサボっているうちに・・・・

駒込の住宅は建て方作業に突入しています。 
地盤改良後から、ダイジェスト版でご紹介。

基礎工事が完了。


土台を敷いて柱を立てて


構造計算により、引抜き力の大きくかかる所は、アンカーボルトや座金は大きくなっています。


2階の床梁を組んだら、2階床の水平構面を固めます。


建物が受ける水平方向の力(地震力・風圧力)を、鉛直構面である耐力壁(筋交いなど)で受け止めるには、強い水平面(床・屋根)が必須になります。
構造上「フタ」の役目を果たすこの水平面(床・屋根)を「水平構面」と言います。
床や屋根を合板などで固めることで、はじめて筋交いなどの耐力壁が効果を発揮するのです。

耐力壁が重要なのは皆さんご存知かと思いますが、それと同様に重要なのはこの「水平構面」なのです。
つまり、「強い壁」と「強い床」の両方があって、はじめて「強い家」が出来るのです。

予断ですが・・・
近年の住宅では多く見られるようになってきたスキップフロアの間取りの場合は、特に注意が必要です。
段差がわずかなスキップフロアでしたら、施工上の工夫などで水平力を連続させる事は可能ですが、
大きな段差のあるスキップフロアでは、床(水平構面)が分断されるため構造計算は成り立ちません。
けっこうみかけますけどね・・・

建築基準法では「火打ち材を使用し・・・」程度としか求められていませんし・・・ 残念です・・・
水平構面は、筋交いなどの耐力壁と同じ重要な構造面なのです。

出来れば、性能表示や長期優良住宅の認定などを通して、設計段階で評価機関による技術的審査を受け
構造計算に間違えがないか確認し、数値的に根拠のある耐力の「壁」と「床」を作りたいものです。
(そもそも木造2階建てだと、構造計算してない場合の方が多いかも知れませんが・・・


小屋面も梁を掛けて、その上で水平構面を固めます。


2階床同等に24ミリの厚合板でガッチリ固める計算をしました。
もちろん火打ちでもOKです。(計算された根拠が必要ですが・・・)


その水平構面の上に通気層を作り、野地板(屋根下地)を張って、建て方作業は完了となりました。


この後は、鉛直構面である耐力壁をつくる作業になります。




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白い杉板と、黒い鉄骨梁

2015年04月06日 | 南新保のリノベーション

南新保のリノベーション現場は、外壁材を張り始めました。



奥はガルバリュウム鋼板で、手前が杉の雨板張りです。
真っ白な防腐剤を塗布した新潟県産杉を雨板張りにしています。

通常の雨板張りは、この上から押し縁と言われる縦の桟を打つのですが、
それを省き、洋風のベベルサイディング風仕上げ。

この弊社が最近よく採用しているこの白い杉板の張り方のバリエーションは、とても豊富


一番最初に採用され採用数も多い、ボード&バテン。







スッキリとした印象の、羽目板張り。







ちょっとチャレンジングな、ヌキの目透かし張り。







そして、今回と同じ、ベベルサイディング風仕上。




建物の外観形状やコンセプトの意図にあった張り方を、設計当初からある程度決めています。
当然、施主様とご相談の上で決めるのですが、ほぼ「これでいきましょう!」的なご相談です。



そして、リノベーション現場の内部も、サクサク進んでいます。



1階は個室群ですので、間仕切り壁をたくさん起こします。
ガラ~ンとした倉庫だった空間がようやく住まいらしくなってきました。

2階はLDKホール。特徴的な黒い鉄骨梁+構造用合板の天井が完成。すごくいい感じ!



レンジフードをぶら下げる取付金具も早々にセット。


排気のダクトも露出しますので、一層リノベ感がでて良くなりそうです。




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構造計算されていないし、仕様規定さえも誰からもチェックなし

2015年04月03日 | 駒込の住宅
ちょっとブログ更新を怠けている間にも 
駒込の住宅の現場では・・・









地盤改良も、掘削も、捨てコンもおわり… 配筋が始まりました。



実は 木造2階建ての住宅のほとんどが、一般的には構造計算されていない のです。
特に基礎に関しては、ほぼ構造計算をしないで基礎図が作成されている。 との事。



そもそも、木軸の構造計算をしないと、どの柱にどれだけの軸力がかかるかわかりませんので、その下の基礎の計算もできないのです。

瑕疵担保責任保険の検査がある。と、いっても検査は、その構造計算されていない図面と、検査機関の配筋要領に基づいて検査するだけです。
建築士が作った図面は、あくまでも「構造計算されている」という前提になっているのです。

全ての木造が行わなければいけない簡単な仕様規定での安全性の確認さえも、誰からのチェックもありません ビックリでしょ


基礎では、特に「べた基礎」には要注意!です。 「ベタ基礎だから強い!」は誤解が多いです。 昔の「外断熱だから高性能!」みたいなものです。


また、構造計算といっても一律ではなく、耐震性にランクがあります。
耐震等級1:建築基準法(最低限のレベル) 耐震等級2:基準法の1.25倍 耐震等級3:基準法の1.50倍

長期優良住宅のレベルは耐震等級2以上という事になっています。


弊社の建物では、全棟構造計算を行って長期優良住宅をクリアします。 プランの段階からすでに大まかな構造計算を行っておりますのでより安心です。

あとになって、スキップフロアだから… 吹抜けが大きいから… 長期優良住宅の認定はやめましょう。ってことにはなりません。
チラシやHPでは、長期優良住宅の認定をうたっていて、いざプランや見積りがすすむと「ウチは長期優良住宅は推奨していない・・・」的な建築会社がすごく多い
(構造計算しなくても確認申請は通っちゃいますが、長期優良住宅の認定はとれません。

この手の話はよくあるんですよ。本当に。
   


弊社も会員になっておりますが 構造塾 の佐藤先生のブログにこの辺の事が詳しく書いてあります。


◇ 意外と知られていない木造住宅の安全性検討方法

◇ スキップフロアの設計方法

◇ 何とかしたいおかしなべた基礎





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