一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

始まりました。倉庫リノベーション

2017年02月28日 | 見附のリノベーション

以前、チラッとご紹介した倉庫を住宅にリノベーションする工事

いよいよ始まりました



中古で鉄骨造の倉庫を購入。それをリノベーションして住宅に。

厳密に言えば、用途変更なので本当はコンバーションですが・・・
一般の方にはリノベーションの方が伝わりやすいので

一部内装があったので、それを全撤去。



また南北の開口部が大きく変わるので、これからその2面の壁面も全撤去予定。



鉄骨造は木造とは違い、とにかく大スパンの空間が魅力。



さらに、ブレースが不要な間口ラーメン方向には壁がなくてもOKなので、
大きな窓も遠慮なく設けられます。突き当たりの壁は全てぶち破っちゃいます

とにかく
倉庫に住むというワクワクが男子にとってはたまらない魅力
その設計も工事を見るのもワクワクです

現在進行中の、打合せもとても楽しい
浴室やキッチンや収納棚までややワイルド
倉庫の雰囲気にピッタリなものになりそう

ワクワクが止まりません





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平屋が急増 もちろん耐震等級3

2017年02月24日 | NEWプロジェクト

昨日プレゼンをさせて頂いた物件



先回ご紹介したパノラマウインドウの物件に引続き平屋
(なぜか、最近 平屋案が急増しています

そして引続き、耐震等級は最上級の3をクリアです



ビルトインガレージで間口方向の壁が少ないのに?
リビングに大開口(巾6mも)があって壁が少ないのに?

本当に等級3? いける?

はい大丈夫です!楽勝です
もちろん、タネも仕掛けもあるのですが
今回もそれは置いておいて


そう、先回の話の続き

なぜ?私が毎回毎回バカの一つ覚えのように
「耐震等級3」を連呼するのか?

「耐震等級1」の建築基準法を守ればセーフでは?

私はそうは思わないんです。(思わなくなったのです。)


熊本地震の調査報告が様々な形で発表されてきました。
そこからもわかること・・・

建築基準法が求めているレベル「耐震等級1」の建物は、大地震に対して倒壊・崩壊しない。
(1回の地震に限る)

確かに、(2000年基準の)建築基準法で建てられた木造住宅の90%以上は、倒壊・全壊を免れました。
(と 言うことは、2000年基準でも倒壊・全壊した住宅もあるという事です。)

ただし、倒壊を免れている中でも、大規模半壊や半壊した住宅も多く、そこではもう住む事が出来なくなりました。
つまり、「命」は1度守れたが「財産」は守れなかったのです。

それに対し、耐震等級3の住まいでは、
倒壊・全壊が、ゼロ 

一部損傷などした物件もありましたが、修復が可能で住み続ける事が出来ています。
そうです! 
「等級3」の住まいは、「命」も「財産」も両方とも守れたのです。


建築基準法第一条に
~国民の生命、健康及び財産の保護を図り~と、あるように、
住まいは、そこに暮らすご家族の命と健康そして財産を、守らなければなりません。

ですから、私は「等級3」の住まいをおすすめしているのです。
ですから、「等級3」を弊社の標準としたのです。


でも・・・ 「等級3」だと高くなるでしょ?

いいえ、高くはなりません。違っても数十万円くらいです。
弊社では、等級2と3ではほんの数万円の違いです。


でも・・・ 「等級3」だと、吹き抜けや大開口が取れないでしょ?

いいえ、そもそもそのプランが構造的に成立していないからダメなんです。
弊社では、吹き抜けも大開口もバンバン提案しています。


これからも、ことあるごとに
「耐震等級3」を連呼します




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パノラマウインドウ でも耐震等級3

2017年02月22日 | NEWプロジェクト
現在、打合せ中のNEWプロジェクト



リビングにはグルッと大きな開口部
窓、窓、窓、窓
パノラマウインドウです



正面長辺方向のサッシは2間×2台=7.28mにも
さらに両サイドの折り返しには1.5間=2.7m
それがグルッと連続しています。

恵まれた環境を120%活かしたプラン
ものすごい開放感です

んで、ここで心配になるのが、耐震性能

耐震性は壁の量に比例するといって良いほど、壁が大事

しかし、この物件のこの面には、ほぼ壁がない・・・
大丈夫か?

大丈夫なんです。めっちゃ強いんです

プランの検討と同時に許容応力度計算にて、弊社標準の耐震等級3を楽々クリア

でも、ちょっと不思議でしょ
こんな開放的でホント?って思うでしょ?(ウシシ)

もちろん、ちゃんとタネも仕掛けもあるんです。
でも、ラーメン工法でも、開口部にブレースを入れるわけでなないですよ

まあ、それは置いておいて

なぜ私が毎回毎回「耐震等級3」を連呼するのか?
「等級1でも建築基準法をクリアしているんだから良いんじゃない?」

皆さんもそう思います?
実は、私も以前はそう思っていました。

でも、そうではなかったんです

その理由は・・・

次回
いや、そのうち・・
え・・ たぶん・・

筒抜けの大開口サッシ でも耐震等級3

2017年02月17日 | 栄町の住宅

栄町の住宅の足場が外れました。

この日はちょうど良いタイミングでピーカン

なんとか時間を作って現場に猛ダッシュ
夕方近くになっちゃったけど何とか滑り込みセーフで



冬の日射取得を期待した南側リビングの大開口のサッシ。

デカイ 
しかも、反対の北側までトンネル状に筒抜け 



南北それぞれにデッキを作って、さらに筒抜け感を強調
屋内外の境界線があいまいになり、室内空間が開放される。

広い敷地だから出来るプラン。
これで植栽がきれいに決まれば、絶対気持ちイイ



写真でもわかりますが、けっこう大きな開口部がたくさんある物件です。

基本的に耐震性能は壁の量に比例します。では、窓がたくさんあると壁が少なくなり耐震性が劣る?
確かに基本的にはそうですが、必要な所に必要な強さの壁があれば高い耐震性能はシッカリ確保されます。
(床の剛性もすごく大事ですよ

よって、これでも耐震等級はMAXの3をクリアしています。
ちゃんと性能評価機関での技術審査もクリア

普通は、「間取りを考えてから構造計算する」のですが
ウチでは、「構造計算しながら間取りを考える」のです

ハウスメーカーさんの建物の様に、毎回決まった企画住宅だったり無難な間取りだったら、等級3のクリアも容易ですが、
弊社の様に毎回全く違う住宅になのに、全棟で最上級の等級3をクリアさせるのは、けっこう難しいんですよ。

しかも、ウチはシッカリと大開口サッシや吹き抜けも設けています
スゲーでしょ



表紙に、なんともうれしい

2017年02月03日 | 島潟の住宅

島潟の住宅が表紙になっています。
扶桑社の「住まいの設計」別冊です。




昨年秋に発売した「住まいNET新潟」では
佐渡(さわたり)の住宅」を表紙に採用して頂きましたし



今回は全国紙(東日本限定ですけど)
弊社の様な小さな会社の施工した住まいが
書店に並ぶ雑誌の表紙に採用されるのは
なんともうれしいものです

紙面では、昨年11月に取材して頂いたその「島潟の住宅」と
一年前に「住まいの設計」に掲載された「小須戸の住宅」が
紹介されています。

竣工時には、シンプル過ぎて物足りなささえ感じる弊社の住まい。
でも、こうして家族に暮らして頂いているシーンを見ると
とっても活き活きとして見えます
住まいも喜んでいる様でうれしい

東日本地域の書店に並んでいます。
ネットでも買えます。

是非



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