団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

多系統萎縮症の女性は安楽死を選んだ

2019-06-06 10:42:35 | 健康・病気

「先生、多系統萎縮症って知っていますか」。マンションの管理人さんにこう尋ねられました。初めて聞く病名でした。「萎縮症というのであれば、神経系統の病気でしょう。どなたか、知り合いの人がこの病気にかかったのですか」

管理人の男性が証券会社時代の先輩男性から先日、電話があり、多系統萎縮症で闘病中と聞かされたそうです。先輩は63歳、がっちりした体でタフな人でした。「だんだん、筋肉が衰え、舌ももつれるようになるというから、電話した」と話したそうです。管理人さんは、心なしか、先輩の滑舌が悪くなったように聞こえました。

多系統萎縮症をネットで調べたら、大脳、小脳、脳幹、脊髄の中枢神経系に障害が起こる病気で、パーキンソン病のように手の震え、筋固縮、小刻み歩行をはじめ、頻尿・尿閉などの排尿障害、体のバランスが取れない小脳障害などが発症するとあります。原因は不明の難病で、10万人当たり18人程度発症するとあります。

原因不明の病気は全体の半分あるとされます。本態性、突発性、多発性など「〇〇性」がつく病気は原因がわかりません。私が治療中の本態性高血圧は、対症療法で悪化を防ぐしかありません。完治することはありません。

その後、管理人さんに会ったら「NHKテレビの安楽死の放送、見ましたか」と聞かれました。私は見ていませんでした。安楽死を選んだ女性の病気が多系統萎縮症だったそうです。

2日に放映されたNHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」でした。3年前、多系統萎縮症を発症した51歳の女性が、医師から「やがて胃ろうと人工呼吸器が必要になる」と宣告され、スイスの安楽死団体に登録し、亡くなるまでを追ったドキュメンタリーでした。

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