団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

指揮者ばかりを見ていると自信がないように見えます

2015-09-28 09:42:11 | 健康・病気

友人の男性が合唱団の一員として出演していることから、西本智実さん指揮大阪交響楽団&イルミナート合唱団のヴェルディ「レクイエム」を聴いてきました。独唱はソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バスの4人です。舞台の奥行きがないこともあり、ソプラノの歌手は指揮者の斜め前に立って歌います。

指揮者の声出しの指示を見つめるため、横目で指揮者の動きを見なければなりません。これを頻繁に繰り返しますと、歌に自信がないように私には見えました。その他の歌手は横目で指揮者を見る動きはしませんでした。

歌手やピアノ、バイオリンの独奏者は公演の6か月前から練習に打ち込むといわれます。これに対して、指揮者は2週間前からかかるとされます。楽譜の読み込みから始まり、演奏する作品への練習量は独唱者の方が圧倒的に多いのですから、もっと自信を持って歌い上げたら、と素人ながら感じました。

必要があって、お茶を習ったことがあります。正規の茶会は別にして、チャリティー茶会では、男性が少ないことから、女性のみなさんに強く勧められて、正客を務めなければならないことがよくありました。一番先に、お点前をいただけなければなりません。師匠や先輩からの忠告は「堂々とお茶をいただきなさい。堂々としていたら、作法の間違いがあっても気にならないものです」。

ところで、友人は網膜色素変性症で60代から目が少しずつ見えなくなり、今ではほとんど見えません。指揮者の声出しの指示がどうわかるのですか、と尋ねました。答えは「0.5秒遅れで合唱に加わる」でした。

コメント
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