団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

「リハビリ対象の患者さんではありません」

2013-02-11 10:21:47 | 健康・病気

「下肢脱力」で自分で立てなくなった92歳の父が、なんとか杖をついてでも歩けるようにしてもらおう、と妹が「歩行のリハビリを続けてほしい」と救急外科病院にお願いしたところ、看護師長さんから返ってきた回答は「リハビリ対象の患者さんではないのでできません。退院を希望するのでしたら、今日でもできます」でした。

看護師長さんらの説明では、おしめをつけて入院生活をしている父は病院の規律を守らない「問題患者」のようです。歩行のリハビリをすると、一回りしただけで「くたびれた」と言ってその場に横になってしまいます。おしめにおしっこをするのは嫌らしく、夜中にベッドの固定ベルトの下をかいくぐって床に下り、トイレに行こうとしてしりもちをつき、騒ぎになったといいます。三食はきちんと食べ、昼間は良く眠り、夜は眠れなくてごそごそ動くため、同室の患者さん5人の迷惑になっているそうです。

妹は、寝たままベッドが持ち上がるリクライング式をレンタルするよう依頼しているので、それが届くまで、病院に置いてほしい、と頼み、即日退院は許してもらいました。看護師長さんには「お父さんは脳のCTもMRIも、腰のMRIでも異常が見つかっていません。病院で生活上の支援を受けてばかりいると、かえって動けなくなる恐れがあります」とまでいわれてしまいました。

リハビリを続けるどころか、当初の予定通り、今週の火曜日には退院しなければなりません。そのさなか、点滴が嫌なのか、左脚につけられた点滴を右足で外してしまい、左脚が血だらけになりました。腕に点滴をしたら、勝手に外そうとしたため、脚に点滴をしたというのです。妹は「病人の自覚がないみたい。お父さんは『なんで、ここにいるんだ』と言っている」と話していました。「自宅で介護」という難しい問題に直面するかもれません。

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