ある会合で待ち合わせ場所に行きますと、柔道整復師の専門学校で同級生だった20代の友人が左足にギブスをまき、松葉杖をついています。「どうしたの」と聞きますと、「アキレス腱を切ってしまいました。全治3か月です」との答えが返ってきました。
友人の話では、フットサルをした際、ボールに左足が乗って滑った状態になり、アキレス腱が切れたそうです。アキレス腱が切れるときは、後ろから誰かが蹴っ飛ばしたと思い、振り返るのが特徴とされ、バキッという音もするといわれます。友人も同じで、自分のアキレス腱を誰かが蹴っ飛ばした感じがし、バキッという音も聞こえたそうです。
友人は運動神経に優れ、スポーツ万能です。ただ、見ていますと、多くの若い人たちと同じように、ウォーミングアップをしないで、いきなり運動を始めます。若いし、体が柔軟だからこそできることでしょうが、「準備運動の不足で、けがをしなければよいのだが」とも考えていました。フットサルの前に、入念なウォーミングアップをしたかどうかは聞いていませんが、多分していなかったと思います。
とはいえ、準備運動をちゃんとしたからアキレス腱を切ることはないとも言えません。別の知人男性は準備運動を十分した後、剣道のけいこを始めましたが、「メーン」と踏み込んだとき、左足のアキレス腱を切ってしまいました。
タケちゃんはウォーミングアップと運動後のクーリングダウンには時間をかけるようにしています。そのおかげと私は思っていますが、運動をしていて、これまでのところ、大きなけがはしないですんでいます。