団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

祇園の歩行者7人死亡事故は個人では避けられない

2012-04-16 09:23:05 | 社会・経済

阪急十三駅で御影駅までの切符を買おうと小銭を出したときのことです。見知らぬ高齢の男性から肩をたたかれ、「このカードで私鉄は乗れるので使って」と「スルっと関西」の1dayチケットを渡されました。私も白髪頭でジャンパー姿でしたので、同じ年寄りのよしみで、不要になったカードをくれたらしい。

ありがたくいただき、阪急御影駅近くの香雪美術館で開かれている「片岡珠子展」を鑑賞したあと、夙川で桜並木を見物しました。カードは関西の私鉄はすべて乗り放題で、神戸でも、奈良でも、和歌山でも行くことができます。

そこで、京都・祇園で歩行者7人が死亡し、11人が重軽傷を負った事故現場を見に行くことにしました。赤信号を無視して暴走してきた軽ワゴン車を歩行者がどうしてよけることができず、これほど多くの犠牲者が出てしまったことが理解できなかったからです。タケちゃんは用心深いというより、小心な性格なので、横断歩道は青信号でも左右を確認してから渡ります、それも、先頭で歩き出すと、赤信号に変わる直前に交差点に突っ込んでくる車にはねられる恐れがあるので、三番手、四番手で歩くようにしています。

阪急河原町駅を降りて四条大橋を渡りました。歩道は観光客をはじめ、八坂神社から円山公園の桜見物に向かう人たちや、桜見物から帰ってくる人たちでごった返しています。「京都の歩道は狭いから観光シーズンになると人波であふれてしまう」と、そばを歩いていた男性が同伴の女性に説明していました。

そして事故現場。四条通と大和大路通が交差するところで、横断歩道は約5mほど。車は大和大路通を南から北へ暴走しました。横断歩道は南北とも、立錐の余地がないほどの歩行者の波で、青信号かどうかの確認もできず、前の人に続いて歩くしかありません。立ち止まれば、後ろの人がぶつかります。「これでは車が突っ込んで来たらよける暇もないし、第一、車が暴走してきてもわからないのではないか」と思いました。

四条通の商店街のウインドーショッピングをしながら歩くのは楽しいことですが、歩道が狭い現状では、観光シーズンで人波が多い季節は、私は四条通の歩道は避けて歩こうと考えています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする