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団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

決勝でチームをベストコンディション?

2013-09-05 11:14:35 | スポーツ

サッカーJリーグのセレッソ大阪(C大阪)と提携した人権啓発運動で、大阪長居スタジアムに行ってきました。「いじめNO! 君も誓って… フェアプレー」と書かれたクリアファイルに啓発パンフレットを入れ、入場するサッカーファンに手渡しする一方、大阪府人権擁護委員連合会の機関誌「じんけん大阪」用の写真を撮りました。

C大阪の対戦相手は川崎フロンターレ(川崎F)でした。川崎Fのフォワードは大久保嘉人さん(31)でした。大久保さんは長崎県の国見高校のフォワードとして活躍し、2001年の第79回全国高校サッカー選手権大会では8得点を挙げ、優勝の原動力となり、得点王にも輝きました。そのころの大久保さんに比べ、腰、太もも、脚の筋肉が三回りも大きくなっていました。Jリーグ、ヨーロッパサッカーでのプレーがたくましい筋肉をつくりあげたのでしょう。

大久保さんは私にとって思いで深い選手です。第79回大会決勝で対戦したのが、私が勤務していた滋賀県代表の草津東でした。「1、2回戦ボーイ」だった滋賀県代表がベスト4に進出したというので、急遽、記者を派遣しました。準決勝で国見は富山一に1-0で辛勝、これに対し草津東は青森山田を2-1で破りました。悲願の初優勝がかなうのか、と強く期待しました。

が、決勝では、草津東は国見に3-0で敗れました。うち2点は大久保さんに決められました。しかも、草津東はハーフラインを越えて相手陣地で戦うことはほとんどなく、自陣内で繰り返し国見の攻撃を受けるという「力の差」をまざまざと見せつけられました。

帰社した記者に敗因を聞くと、「何回も優勝経験がある国見は、決勝にベストコンディションを持っていくよう調整していたそうです。上位経験のない草津東は一戦一戦を全力で戦ってきました。このため、決勝では、各選手に疲労が残り、力負けしました」との答えが返ってきました。第79回大会優勝を含め、国見は2000年度にインターハイ、国体でも優勝し、三冠を達成しました。名監督といわれた小嶺忠敏さんの采配がとりわけ光った年でした。

それにしても、決勝にチーム全体の状態をベストにもっていくことができるのか、という疑問がわきました。国見の各選手が自分の体調を決勝に向けてベストに持っていくよう調整していたのだと思いますが、名監督なら、ありうるかも、と思っています。

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スポーツ馬鹿を防ぐのは本人の責任? 続

2012-04-24 09:42:02 | スポーツ

「勉強をしたことがないから、勉強の仕方がわからない」という柔道5段のAさんの言葉は強烈に私の胸に響きました。でも、柔道家としての人生を歩むにしても、仕事をしていくうえで柔道以外の知識が必要なのはいうまでもありません。そういうことは勉強するほかはないでしょう。

でも「勉強する暇があれば稽古をしろ」とげきを飛ばす指導者は、どのスポーツでも少なくありません。このことを考えたのは、元巨人投手の桑田真澄さんのインタビュー記事を読んだからです。桑田さんはプロ野球を引退したあと、早稲田大学院スポーツ科学研究科に入り、野球を中心にスポーツ全般について学びました。少年野球の指導もしています。

桑田さんはPL学園野球部に入部したとき、身長が172㎝と小柄だったことから当時の監督からは補欠扱いにされていました。監督は、一年生部員の192㎝の投手をエースとして育てる考えでした。体の小さい桑田さんは「総合力で勝つしかない」と打撃練習にも力を入れ、毎日30分の勉強を欠かさなかったといいます。伸びのある速球と地肩の強さを投手コーチに見込まれ、1年生エースとしてその年の夏の甲子園で優勝投手になりました。

「プロ野球に入る選手は中学校時代はエースで4番です。体力、素質の面でも私より上の選手がたくさんいましたが、練習に次ぐ練習の生活で肩や肘、膝など体を壊して選手生活を断念しています」と桑田さん。体を壊さないため、高校時代は直球とカーブしか投げませんでした。監督さんに頼み込んで、肩を休めるために夏の高校野球大阪大会前の1か月は「ノースロー」として1球も投げなかったそうです。

桑田さんは言います。「アメリカの大リーグでは、引退した選手が弁護士や医師になるケースがよくあります。日本でも、こういう選手が出たらうれしいですね」

スポーツ馬鹿にならないようにするのは、なによりも本人の自覚でしょう。だが、少年、少女が指導者に逆らえばクラブをやめなければなりません。親がスポーツ馬鹿にならないよう支えることも必要でしょう。なにより、指導者の頭の中を変えなければならないでしょう。

私が会った一流の高校野球の監督さんは、いずれも選手が野球をやめたあとのことを考えて指導していました。

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スポーツ馬鹿を防ぐのは本人の責任?

2012-04-23 09:28:20 | スポーツ

柔道整復師の専門学校で学んでいたとき、同級生のかなりが元スポーツ特待生でした。柔道5段のAさんは私立高校、私立大学も試験用紙に名前を書いただけで合格したそうです。警察の機動隊に就職しましたが、このときも無試験でした。柔道整復師は国家試験ですから、名前を書くだけでは通してくれません。Aさんは「中学校から大学まで、柔道ばかりでまもとに勉強したことがありません。どう勉強したらよいのかもわかりません」と嘆いていました。柔道部の顧問からは「勉強する暇があれば稽古をしろ」とはっぱをかけられたといいます。

Bさんはサッカーで私立大学に無試験で入学しました。大学サッカー部に入って愕然としたそうです。身長、体重が自分より一回りも二回りも大きく、身体能力が高い新入部員がごろごろいたことです。「レギュラーにはとてもなれない」と感じたように最後まで補欠だったそうです。Bさんも小学校から大学までサッカー漬けの生活できちんとした学習をしたことがなかったといいます。

女性のCさんはソフトボールで私立高校に入りました。中学校、高校はソフトボールの練習に明け暮れました。「練習が終わるとくたくたで、とても勉強などできませんでした」と話していました。

三人のうち一人は柔道整復師国家試験に合格しましたが、二人は不合格のままです。

スポーツで食べていける人たちは、ほんの一握りの一流の人たちだけです。それも、野球やサッカー、柔道といったメジャーなスポーツだけです。指導者の道はありますが、狭き門です。スポーツを取ったら、何も残らないような学生生活をしないですむのにはどうしたらよいのでしょうか。私の考えは次回に。

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三塁に走って欲しかった

2012-04-21 09:05:03 | スポーツ

元巨人の投手桑田真澄さん(44)は強打者でもありました。PL学園のエースとして春夏の甲子園に5回出場し、夏の甲子園で2回優勝、1回の準優勝、春の甲子園で準優勝、ベスト4と輝かしい記録を打ち立てました。打撃も甲子園通算本塁打数は6本で、PL学園の4番打者清原和博さんの13本に次ぐ歴代2位です。

桑田さんは高校時代、甲子園で打球がどこに飛べば三塁打になるかを試合を観察したり、自分の打撃の体験からつかみ、三塁打コースに飛んだときは全力疾走して二塁を回り、三塁打にしていました。それが巨人に入団してバッターボックスに入り、三塁打コースに打球が飛んだのに、三塁でタッチアウトになり、高校野球とプロ野球のレベルの違いを実感したといいます。

18日夜のオリックスと福岡ソフトバンクの試合では、両チームで8本の二塁打が出ました。各打者とも二塁のだいぶ前で全力疾走をやめていました。右中間を深々と破ったのに、二塁打です。プロ野球の外野手の肩の強さを考えると、三塁を目指すのはアウトになる確率があるのはわかります。

でも、どの打者も二塁の手前で走るスピードを緩めていたのはいただけません。このあと、バンドで走者を三塁に送るケースもありました。イチローさんなら間違いなく三塁に向かって走ったでしょう。外野手の送球が少しでもそれれば、ゆうゆうセーフのケースもありました。

三塁打はクロスプレーになることが多いので、野球の醍醐味の一つです。それを最初からあきらめてしまうような走塁では、野球観戦の楽しみを奪ってしまいます。三塁に滑り込んでセーフ、というスリリングなゲームを見たかったのはタケちゃん一人ではないでしょう。

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イベントがいっぱいのプロ野球

2012-04-20 09:11:22 | スポーツ

数年ぶりにプロ野球の試合を見に行きました。京セラドーム大阪で18日夜、開催されたオリックスと福岡ソフトバンク戦。この日は、日本中央競馬会の応援試合ということで、始球式に登場したのは武豊騎手でした。生涯獲得賞金額が700億円を突破した天才ジョッキーが、京都競馬場の誘導馬の白馬にまたがって登場しました。ピッチャーマウンド付近で降りた武騎手は、係員が持参した野球のユニフォームを着て、大きく振りかぶって捕手のミットにストライクのボールを投げました。1万人を超える観衆から大きな拍手が起こりました。

最近のプロ野球はファンサービスが盛りだくさんです。試合前や5回が終わったあとのグラウンド整備の時間には、チアリーダーの応援ダンスがあり、マスコットのバファローブル、バファローベルがグラウンドに出て試合を盛り上げます。7回の攻撃前の風船飛ばしや球場の大画面を使ったじゃんけん合戦、観衆から選ぶ応援MVPなどで、次から次へと楽しませてくれます。

ところで、肝心のゲームはオリックスが点を取られては追いつき、最後は逆転して6-4で勝ちました。特に、昨年9月21日以来、ソフトバンクには9連敗していたということですから、オリックスファンには溜飲が下がった試合だったでしょう。でも、午後6時から始まったゲームが終わったのは午後9時39分でした。3時間39分の超長い試合でした。

投手が両チームで9人も入れ替わり、オリックスでは1球でマウンドを交代した投手もいました。勝つことが最優先されるのは十分にわかりますが、試合運びを円滑にする努力をしてもらいたいと感じました。オリックスが4-3で1点リードの8回、緊迫したゲームが繰り広げられているというのに、午後9時を回るとかなりの観客が次々と球場を引き揚げていきました。帰りの交通機関の都合があるのでしょうか。ちなみに、他球場の4試合はいずれも3時間以内で終了していました。

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