足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株は小休止・・・日米と自動車株に注目したい

2016-04-22 06:13:04 | 投資戦略
NY株は今週に入って初めて反落した。3日間の連騰のあとの反落。
特に悪材料が出たわけでなく、ナスダック指数はわずか-2.24ポイントで、これまで軟調であったバイオ関連株指数はプラスで終わった。
投資家のセンチメントは好転してきており、先高期待感は変わらない。

決算発表が本格化しているが、投資家の関心は足元の不振は株価に織り込みすみで、先行きの経営者の見通しに関心が集中している。
引け後、発表になったアルファベット(GOOG)、マイクロソフト(MSFT)の決算は予想を下回り引け後、株価は下落した。スターバックス(SBUX)は好調。

ウォール街でも自動車株に人気の回帰がみられる。足元の4月の自動車販売は好調で本年は1780万台と史上最高の記録になるとみる向きが多い。自動車販売は消費の先行的な指標で、米国景気の回復を先導する。

東京市場でも昨日は自動車株に人気は出た。三菱自の燃費不正問題という悪材料が出たが、他の自動車株は軒並み上昇した。本ブログで米国の人気運用者デビッド・ヘロー(オークマーク・インターナショナル)が日本株の重点銘柄としてトヨタ自(7203)、ホンダ(7267)に注力していることを紹介したが、昨日は両銘柄とも急騰した。
ほかに注目したいのはマツダ(7261)と富士重工業(7270)である。2013年のアベノミクス相場の牽引役になった。ともに米国での自動車販売の好調が続く。
自動車株はテクニカル面でも買い場である。