足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株が昨年末まで回復..・・・日本株の割安が目立つ

2011-10-22 09:14:52 | 株式

方向感のないような感じを受けてきたNY株だが昨日は大幅高になり昨年比でもプラスになった。

ギリシア問題、日本の震災、米景気の減速懸念などの材料がNY株安の原因として上げられてきたが、ダウ平均の動きをみているとこれらの材料も消化した感じである。

最大の懸念材料であるユーロ圏の金融危機だが、週末から来週水曜日(26)に向けて一つの山場を迎える。NY株の動きをみている限り市場では「問題は解決の方向に進んでいる」と読む。

相場の基調を底上げしているのは第3四半期の企業業績である。昨日まで発表のうち74%が予想通りか、上回る数字を出した。このトレンドは過去4半期と同じである。ミクロ面での強さを示している。

いまひとつ株価の上昇につれて出てくるのが米連銀のQE3(第3次量的緩和)への期待感である。1112日にFOMCが開催される。今回は会合後にバーナンキ議長の記者会見が予定されているが6月以来のことである。

今月はダウ平均+8.2%、S&P500+9.4%、ナスダック+9.1%になった。これに比べ日経平均の-0.3%をどうのようにみるか?

最大の難題は円高で、外人投資家の売り圧迫が続くが、それなら内需関連株がある。業績は好調だし、SNSゲームのように新しい産業の萌芽期を迎えた株もある。

株価水準からは魅力のある銘柄が出てきた。

個別物色のアイディアには事欠いと思う。