今週は内外とも多くの材料に事欠かい。ヨーロ圏では水曜日の全体会議にむけてここ1週間、勢力的な議論がなされてきた。水曜日にはこれまでのどんな政策よりも方向性の明確な解決策が打ち出されるだろう。おそらく世界の主要国にも協力の呼びかけが進められているはずである。
今週は米国ではミクロ・マクロの景気指標の発表が目白押しである。特に第3四半期のGDPの速報値が最大の関心に(木曜日)。週末のエコミスとの予想は大きく高まり主要メディアの集計では+2.5~+2.8%という強気の見通しが出てきている。ことしに入ってからは1Q=+0.4%→2Q=+1.3%と停滞してきたが、設備投資、個人消費、住宅の落ち着きなどがいわれている。
東京市場は月初めから米国株に大きく出遅れてきた株価のパフォーマンスを取り戻すプロセスにはいる。問題は円相場の動きであるが、今回は円高が進めば確実に政府・日銀が動くだろう。
引き続きSNSゲーム関連の押し目買いのチャンスだが、9月に公開したKLab(3656)が台風の目になってきた。公開時に理論株価を紹介し公開後はその水準まで上昇した。2011年8月期の決算では2012年8月期の見通しを発表し株価の目標値の位どころが大きく替った。その数字をめぐって向こう数ヵ月は新興株市場では人気を呼ぶだろう。
先週の「トリトンスクエア通信」で、紹介した分析の視点をベースにしたらびっくりするような目標値が出る
先週公開された日本管理センター(3276・JQ)も理論株価は異常に高い数字が出る。注目したい。