足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

世界の市場がユーロ首脳会議に賛辞・・・VIX(恐怖)指数が急低下

2011-10-28 07:15:30 | 株式

世界の株価が底入れした。

ユーロ圏での首脳会合での危機対策がまとまり、市場は初めて高い評価をした。ここ1週間の仏、独首脳の超人的でエネルギシュな行動に株価も賛辞を送った。

VIX(恐怖)指数も前日の29.86から25.63に急低下した。相場の心理の落ち着きが端的に読み取れる。

世界の株価の反騰をリードしたのは定石通り金融株である。バリバ、ソジェン、クレディ・アグリコールが20%以上も急騰したほか、ドイツ銀行も+15%であった。

この人気はウォール街にも波及した。モルガン・スタンレーが上昇の先頭に立ち+16%、そのほかシティ、ゴールドマン、バンカメ、JPモルガンが+8+10%と軒並み急騰した。

2009年のリーマンショック後の「夢」の再現を想起させる。

先にバンク・オブ・アメリカ(BAC)に5000億ドル(3800億円)の資金を投じたウォーレン・バフェットの笑顔が浮かぶ。

東京市場でもこの動きを先取りし、昨日は大手銀行株が商いを伴いながら大幅な上昇にはった。

最近のメディアの報道では大手行は軒並み業績の増額修正を行う。ウォール街では株価の持続的上昇の要件は銀行株が相場をリードすることだ。

東京市場でも1980年代の日本株の時代にはこの現象がみられた。

われわれは銀行株に注目を始めた。

話は変わるがウォール街で注目度の高いベンチャー企業ジンガ(Gynga)がIPOのためのロードショーを機関投資家向けに始めた。IPOの時期は1124日の感謝祭前という。

世界的に関連銘柄の人気の再燃が期待できる。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする