足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ユーロ問題が大詰めにきた

2011-10-21 07:35:00 | 株式

ユーロ問題が引き続き欧米の市場を動かしている。

独仏間での話し合いが続いているが最終的な結論が土曜日に持ち越された。翌日曜日にはブラッセルでEU圏の首脳会議が開催され具体的な政策が発動される予定。焦点はEFSF(欧州金融安定基金)の設立で意見がほぼ一致しているが、問題はその規模に絞られてきた。

2兆ユーロという数字がこれまでいわれてきたが、当面は1兆3000億ユーロという見方も流れている。

一方、米国では先行き景気の鈍化懸念が有力視されているなかで、昨日の景気指標は好調な数字が出た。フィラデルフィア連銀の製造業ISM指数がプラスに転じ「米国はダブルディプ・リセッションには入らない」という見方が出てきた。

発表中の第3四半期の企業業績は好調で前年比で+17%で、2011年通年では+18%という数字である。

トレダーが注目するマクレラン・オサレイター指数というのがある。1995年に開発された指数であるが、開発者のマクレランは「膨大な資金が市場に流入しようとしている」と指標が買い信号を出していることを強調している。

東京市場も週末から日曜日のヨーロッパでの動きをみる展開が続くだろう。