農業大学校祭に行った。
ここの学生さんはなんか気持ちがいい人ばかりな気がする。
バンドもやっていた。秋空のもと日に焼けた顔は爽やかだ。
酪農科の若者はぬいぐるみを着て、子牛をひいている。
あとで先生に聞くと、
「酪農科にはいる学生は動物が好きだから入ってくる場合が多い。
しかし相手が生き物だから休みも取れない毎日、一番早く壁にぶつかるのも酪農専攻の学生たち。しかし、それを乗り越えると最も早く大人になるのも酪農専攻の学生である。」
というのであった。
水田複合科の男子が大きな声で、
自分が作った
「彩のかがやき、6kg2000円!!!」
と売り歩いている。
坂戸の水田で作ったものとか。
野菜もたくさん売っていた。
みんなこの学生さんたちが作ったもの。
収穫物を前にした学生さんの顔には、自信というか誇りというか、
そんなものが漂っている。
それがまぶしい。
焼きそばやポップコーンを売る学生さんもみんな爽やかな顔をしている。
そういう顔に出会ってぼくの気持ちもすがすがしさで一杯になる。
11月の決算委員会のとき、農業高校の卒業生で直接就農する生徒はいない、
と答弁があって驚いたのを思い出した。
ここ鶴ヶ島の農業大学校の学生の前途に幸多かれ!!
晴れ渡る秋空を見上げ、ぼくは鶴ヶ島をあとにした。
(OBによる豚の丸焼きの販売)
埼玉県立農業大学校
http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BB50/。
(小牛とお散歩)
(うまいよ!!焼きそば)