ガッツ藤本(藤本正人)のきょうのつぶやき

活動日記ほど堅くなく、日々の思いをつぶやきます

熊本にボランティアで伺う

2016-05-07 17:32:03 | 視察関係


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5月4日から6日まで 熊本に行ってまいりました。

4月14日、自分が市長になって初めての後援会主催市政報告会。

自分が市長を志した原点は、大震災と原発事故であった、と言って報告会をした、その直後に熊本の地震は起こりました。

だから、そのままではいけない、と思っていたのです。

3日の行事をこなしたあと、4日から休みをいただき熊本に直行しました。

益城町、西原村、熊本市と訪ねましたが、ボランティア活動は熊本市内で行いました。

崩壊している家もあれば、全く大丈夫な家もあり、古いお宅が比較的被害が大きく、

益城町や西原村では、地域によって大変な地域が集中していました。(一方で、家自体は大丈夫なお宅もたくさんありました。)





4日
新宿を前日の夜9時に発った夜行バスで博多へ4日の昼12時到着。レンタカーを借りて熊本県益城町、西原村へ。西原村へ着いたのは午後4時頃か?

村の道は、ボランティア関係の車で渋滞し、街道沿いの家々は古い家ほど完全に倒壊というか、潰されていました。



西原村役場にて知人にお会いしました。

実家は大丈夫だったのだけど、益城町のご親戚の家々は倒壊してしまい、ご実家に寄り合って、今過ごしている、と伺いました。

その方のご親戚の西原村職員にも会わせていただきました。

やはり、被害はひどいのでした。 また、埼玉県から派遣されている職員にも遭遇しました。

ボランティアの受付は、朝9時ころから始まり、援助を求む人と援助する人を結びあわせて(マッチング作業)、それで出発です。

既に5時半すぎなので、その日はようやく取れた福岡県大牟田市にある宿泊施設に3時間かけて戻りました。

そこでも、観光客に混じって、多くの救援隊(和歌山市、北九州市、東京都の水道部から派遣された100名以上の職員)がおりました。

5日
同行の1人が仕事の関係上、熊本を発って5日中には所沢に帰らなければいけないので、活動地を熊本市に決め、

朝7時半には、ボランティアが集まる辛島公園に到着。9時からの受付を列を作って待ちました。
(西原村だと熊本駅まで1時間半くらいかかる。作業終了が3時すぎなので電車に間に合わない。)

9時時点で、もう1000人位の長蛇の列。私たちは200番目くらいでしょうか?

(辛島公園から9時になると移動開始。 受付まで地下の通路を経由して向かう。)


  (受付前に、ボランティアとして身元を書く。また、名前、携帯番号を2枚の付箋紙にそれぞれ記入。
その付箋紙は2枚のA4版のニーズ(派遣要請)票にそれぞれ貼って、1枚は本部保管用、もう1枚は派遣者が避難者宅についたときそれを示す。)


(そのあとは適当な集団にまとめられ、注意事項を聞く。 
「○○地区、家の中清掃して欲しいというニーズ、要請者の住所、氏名。男性1人女性2人を希望」
など書かれた票に従い、それに合った人々やグループがチームを組まされ派遣される。 派遣を待っている人々。)

10時半、やっと行く先が決まり、レンタカーにて市内北区のお宅に伺いました。ご夫婦ふたり住まいのお宅では、地震でずれてしまった茶ダンスや洋服タンスをもとの位置に戻すことをいたしました。 1時間少しの作業で終了。
そこで、辛島公園に戻って本部に報告をしたあと、そのまま、次の求めが来るのを待ちました。待つこと1時間、午後1時半ころ、求めが出ましたので、今度は中央区のお宅に向けて出発しました。
そこでは、倒れてしまった洋服ダンスを元の位置に戻す作業を行いました。 作業は1時間もかからず終了。

感謝していただきながらも、辛島公園に帰る道みち、あまりに軽易な作業ですんでしまったので申し訳ない気分になりました。

というのも、私も、同行のIさん親子も、東日本大震災時に石巻で活動した記憶があるので、それに比べてしまうのです。

「これでいいんだろうか?」 
そう言葉を発したところ、もうひとりの同行者Aさんが、
「もしかしたら、今回の依頼は、普段でも同じことが言えたのかもしれませんね。」 そう返してきました。
つまり、ご高齢のお家族は、人手さえあれば・・・とか若い者が家にいれば・・・ということが普段から実はあるのだが、諦めて生活しているのではないか、という発見でした。 
腑に落ちました。 
だから、今回は震災をきっかけにご縁をいただき、私たちとそのお宅が結ばれた、と感謝すればよいし、私たちからすれば、普段からそういう御家族や市民はいないか、気にしていかなければいけないのだよ、と今回被災されたご家族から教えていただいたのかもしれないのでした。 

辛島公園に戻り、ボランティア受付広場に戻ると、「おつかれさまでしたぁ~」と、これまた、全国から集まるボランティアたちを差配する役目のボランティアさん達(多くは熊本の学生さん立ち、女の子が多い)が声をかけてくれます。市電やバスで移動した他のボランティアのチームもそこそこ帰ってきました。皆、さわやかな顔をして帰ってきます。その日に即席に作られたチームですが、作業を通して仲間になり、同志になったのだと思います。

そんな人々の姿を見ていると、今回はご縁を頂いたご家族の一日も早くお元気にもとの状況になられることをひたすらお祈りすることだ、そして、ご縁に感謝することだ、と思いました。また、ボランティア会場の運営を注意して見させていただきました。

その日は、熊本市内に宿が取れ、泊まりました。

熊本市内の繁華街も、壁が崩れたり、未だ休業中のお店がある一方、大方は以前どおり、元気に再開して、観光客や地元の若者で、昼も夜も溢れておりました。新宿歌舞伎町のよう、といえば語弊がありますが、夜11台のプロペ通りくらいの雰囲気はありました。

BARに寄って、店主のお兄さんに聞くと、

まさか地震が来るとは思わなかった。1回目の揺れでは、棚に並べた全てのボトルが落ちて、床が酒とガラスでめちゃくちゃになった。 なんとか片付け、翌日の営業に備えたが、翌日も地震が来た。また、すべての瓶が崩れ落ちて、停電になり、お客さんとすぐ外に避難した。それから、水道も出ず、1週間は休業するしかなかった。市内は今、やっともとの元気を取り戻しつつある。お客さん、来てくれてありがとうございます。

そうか、自分が見ているのは、1週間耐えて、その間に皆が必死に復活して、そのあとの姿なのだ。店によっては、まだ休業中のお店もある。立ち入り禁止の建物もある。そうした中にたまたま入っていた店舗はもう死活問題だろう。地震で倒産したお茶やさん(茶商)もあった、と所沢の茶業の方が言っていたそうだ。今日伺ったお宅も、どうしても元に戻せない最後の最後のタンスであったのだ。時の経過に敏感でなければならない。


(これは被災直後の熊本市繁華街のビルの写真。5月でも壁が剥がれた古いビルは確かにたくさんあった。)

そう気がつくと、被害が少なく既に活動を開始した人々の元気な姿にエールを送らねばいけないし、大変な被害を受けた方々には、しっかりと支援の継続が行われなければいけないのだ、と感じられました。 被害は個別的なものとして存在するのでしだ。
また、今回は避難所に行っていないので、被害が深刻な方々の声や雰囲気を自分が比較的感じずに滞在したということなのかもしれません。


   (再開できるところから再開して元気になっていく。 がんばろう! 熊本。)

6日
雨のため、予定していた西原村は早めにボランティア受付なしの決定を下していました。 前日から予報で「あすは大雨。雷も。」と言われてしまい、もうだめだと活動を諦めて、5日の夜に(1人で)飲んで、遅く起きたら、なんと小降りであり、熊本市内のボランティアは200名限定で受け付けたそうでしたが、それには間に合いませんでした。西原村は「活動なし」とやはり電話確認しても言われてしまいました。

地震から3週間あまり、これからは家が倒壊したり、避難所生活の方々の支援に絞られてくるでしょう。
そうした時、公務員の出番なのかもしれません。
村や町では水道の復旧も待たれます。 
近くお自治体が駆けつけるのが一番だと思いますが、所沢市も現在30名以上の職員が派遣に応ずる手を挙げています。
職員派遣は全国市長会が差配しておりますが、その求めに従って、対応してまいります。 (5月7日記す)

 





、 

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命をかけたボランティア 消防団の歳末警戒に対して

2013-12-29 11:41:01 | 視察関係

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歳末である。
何かと気が緩む時期である。
火の用心であり、犯罪にも気をつけたい。

さて、そんな中、ボランティアの方々が地域を警戒してくれていることを皆さんご存知であろうか?
もちろん、自治会の防犯の方々も「火の用~心」と拍子木を打って回ってくださっている。
と同時に、こちらは本格的。、
命をかけたボランティア「所沢市消防団」の皆さんが歳末特別警戒を、28日~30日の3日間、
消防ポンプ車に乗って行ってくれているのだ。

消防団は消防職員とは違う。
日頃は生業を持っている人々である。

農家もいる、建築屋さんもいる、薬屋さんも本屋さんもクリーニング屋さんも機械屋さんも桶屋さんも・・・・・
議員さんも学生さんもいる。
いや、女性消防団員さんはこれまた多彩だ。

どちらにしても日頃は仕事を持っていて、いざ、との時には出動して、消火作業に当たる、ボランティア集団なのだ。
ただ、ボランティアと言っても命に関わる活動なので訓練も半端じゃない。

ところざわし72km2を10個の分団で分担し、わたしたちの安全・安心を守ってくれている。

そこで今日は歳末警戒活動に対して、慰問に回った。


 第5分団 富岡地区を中心に新所沢東地区・向陽町・中新井なども含め地域を守る

 第9分団 柳瀬地区を中心に地域を守る
 第4分団松井地区を中心に地域を守る
 第3分団 旧町のうち東部地区を中心に地域を守る

 第2分団 旧町の中心部や並木町ほか地域を守る


 第1分団 旧町の西部と新所沢緑町、けやき台・泉町などを中心に地域を守る

 第8分団 吾妻地区を中心に地域を守る
 第7分団 山口地区を中心に地域を守る
 第6分団 小手指地区を中心に青葉台・榎町なども含め地域を守る

 第10分団 三ケ島地区を中心に地域を守る

10個の分団はそれぞれ30人で構成され、つまり、市全体では300人。それに女性消防団が加わる。
写真で比較的左側に見える黒い制服の人々は、消防団長・副団長・消防署長・副市長・危機管理監ほか
分団員を労(ねぎら)い、そして、巡視する側。
青い制服は消防団員。
右側の私服の方々は、消防団活動を地域で支える協力会の皆さん。


これからの3日間、カ~ン、カ~ンと鐘の音が聞こえてきたら、それは消防団の見回りかもしれない。

しっかり火の用心と、そして、ありがとう、とつぶやいてみたい。 

なお、きたる1月7日(火) 午前10時~12時
消防局・消防団による出初式

が、 航空公園にて行われる。

規律正しい訓練の成果が発揮される。また、お正月らしく梯子乗りもある。

皆様、是非いらしてください。 


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県の危機管理トップセミナーに参加して

2013-09-02 18:18:29 | 視察関係


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本日は、埼玉県トップフォーラムとして県庁で危機管理セミナーに参加した。

警察大学校教授の樋口晴彦先生のお話を 8月31日に行った所沢市の防災訓練、
(写真はその時の様子)

我々としては災害対策本部訓練に照らし合わせながら、
そうか、そうか、と反省しながら伺った。

以下、記録したポイント。

・福島原発事故の要因   直接に津波が原因なのではなく冷却が電源ストップでできなくなったこと。
では、なぜ電源がダメになったか。
外部からの電源、非常用電源と何重にも用意されていた(多重防衛)ことによる甘えが原因の一つ。
それぞれの防衛が突き詰めての対応になっていなかった。

マニュアルを作って対応するには・・・

・「ボールを持っているのはだれか?(だれの責任か)」を明確にする

・傍から見ていて当たり前の対応にする(専門的になって狭くなりがち)

・モノ(機械・設備など)を設置したら使いこなせるようにする

・巧遅より拙速でよい、 失敗はあって仕方なしと思え

・マスコミには早く、締め切り時間も考えて、わかりやすく伝えよ
(情報を出さないと手っ取り早い責任のない情報が出回って、収拾できなくなる)(マスコミは住民受けするスタンスに依っていくもの)

・後方支援・現場の食事など待遇の支援は言い出しにくい。 トップが気を付けて、言い出せ。

・本部では職員は情報は受けたら流すように徹底せよ。聞かれないと伝えない姿勢では動けない。(だれにいつ伝えたかの記録も取れ)

・なんでもトップの判断を仰ぐようではだめ。できるものは全て現場、中間で判断、対処。

ざっとメモした内容は以上である。

おととい、災害対策本部訓練を行った時も、また、日常に気になっていることとしても、
先生が指摘されたようなことを、大切だと思うように、
最近はなってきた。

さて、一緒に行った危機管理監に聞くと

おとといの市内各所で行われた防災訓練は

あの炎天下の中でも、過去最大の参加者で挙行されたとのことだった。

有難いことである。参加してくださった皆様に感謝である。

公助より共助、そして、やっぱり、自助がモノを言う。

震災から2年。

備えなければならない。

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関東市長会 そして、LM(ローカルマニュフェスト)議員連盟勉強会

2013-05-16 23:52:41 | 視察関係

本日は、まず関東市長会。

1都7県の市区長が集まって、会議をした。関東市長会として、国に要望する事項も決定した。
会場は宇都宮市、餃子の町、カクテルの町、ジャズの町である。

その後、東京は日本橋に急行して、

ローカルマニュフェスト議員連盟の勉強会。

参議院選挙から解禁されるインターネット等の使用解禁。

「新薬と同じ」という例えが腑に落ちた。

良い部分もたくさんあるが副作用で悪い部分も少なからずある。

市議会議員選挙はよい部分がたくさん出ると思うが、少人数を選ぶ選挙では、ネガティブな面の噴出はある程度避けられまい、と感じた。

とても勉強になった。



写真は、法律を作った議員のうちの、鈴木寛さんhttp://suzukan.net/と福田峰之さんhttp://fukudamineyuki.com/

お二人のホームページ見るだけでも、ためになります。


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第16回全国茶サミットin島田市に参加して

2012-02-03 17:15:46 | 視察関係

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お久しぶりです。

今日は、全国茶サミットで静岡県島田市にお邪魔しています。

第16回というお茶サミット、100ha以上のお茶畑を持つ自治体80市町村から構成されている。

自分は狭山茶、静岡茶、宇治茶、八女茶しか知らなかったが、
たとえば、島田市では
「島田茶」。隣の金谷市では「金谷茶」そのお隣は「川根茶」とそれぞれ産地で名前が違うらしい。
一応参考までに。
http://www.siz-sba.or.jp/kencha/member/shimada/index.htm

で、静岡も原発事故で相当被害をこうむったのであった。
狭山茶だけだと思っていたが、
静岡茶も、
一番茶を足柄で規制値以上が出て、さらに2番茶でフランスへ輸出しているお茶がユーロの規制を越して、
そのたびに、調べてシールを貼って、など狭山茶と同じような努力をしたのだそうだった。
しかし、風評被害にあっているらしく、今日の話題のひとつはそれであった。

各市町村長さんの話を聞いていて思ったのは、
狭山茶は「少なく作ってしっかり売る」タイプなのかも、ということだった。

そのほかの茶産地は販路拡大に苦心しているという。
多く作って、その後は茶商が買って、そして、売る。

学校で蛇口からお茶を出したり、うがいに使ったり、

それは狭山茶農家は好まないことだと思った。

面白い試みでは、
小学生、または中学生で「利き茶(闘茶)会」をしている市が多いこと。
または、お茶摘みをさせているところもあった。

ところで、島田市役所によってみたのだが、なんとも親切なのであった。

まず、受付が2人体制で、立って対応する。
すぐにカウンターから出てきて、話を聞く。
そして途中まで案内してくれる。

1階には、市民課や国保課などあったが、
カウンター近くの職員がお客さんがうろうろしていると
「どういたしましたか?」
とカウンターから出てきて聞いてくれるのであった。

そして階段ですれ違うとき会釈されるのだ。

案内の方に聞くと各課に挨拶担当がいて、みんなで目標を作っては、実践しているのだそうだ。

市の規模が違うのか(その庁舎には職員が300人ほど)とも思うが、
すこぶる参考になったのだった。
同じ境遇、同じ思いの首長さんとの交流は、なかなかいいものなんだ、
とつくづく思う行事であった。

なお、島田市長さんには、現下に抱えている課題も伺った。
その思いもどうか市民に支持されて
「果たしてほしい!」
そう願わずにはいられない。

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視察報告アップしました!!

2011-08-27 02:36:12 | 視察関係

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真面目なホームページでは、この8月初旬に行った視察報告がアップされました。

皆さま、ぜひご覧くださいね。

いやぁ、それにしても最近とみに目が悪くなった気がします。
細かい字が読めません。
離してもきついです。

そんでもってあきらめています。

49歳8ヶ月。 みんなこんな感じなんでしょうか??

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鐘ヶ淵の労働者協同組合「あゆみケアサービス」から学ぶ

2011-07-28 12:02:41 | 視察関係

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それでも普段から気にかけ見てくださる方に感謝の気持ちです。

暑さが少し和らいで、すごしやすい。

7月23日は勉強会に参加した。

足立区鐘ヶ淵駅から2分の
「あゆみケアサービス」(地域福祉事業所 代表 大谷みちこさん)

そして
ワーカーズコープ【労働者協同組合】(古谷直道さん)

を訪ね、お話を伺った。

農業に関しては農協がある。
生活物資購入については生協がある。
がそれに限定しない、
すべての分野でのくくりが、
労働者協同組合であるらしい。

労働者協同組合のしくみは
「働く人が出資もして経営に参画し、労働と経営の当事者になる」
働き方にある。
そして、お金儲けではなく、社会的価値ある事業をし、働く意義を実感する、
ところに眼目があると
お話を聞いて私は理解した。

あゆみケアサービスは、家政婦さんの集まりが前身。
介護保険ができて、それに則(のっと)ったサービスをするだけでなく買い物や看取りまでしてしまう。

それはケアされる人を大切にし、必要なことはしていこう、という温かい気持ちから発せられた行動だ。

話を聴いていて思った。
あの「たすけあい佐賀」に代表される地域共生ステーションと同じではないか!!
http://www.gutsfujimoto.com/gikai/k221213all.htm(「地域共生ステーションを埼玉に」一般質問から)

「あゆみケアサービス」も働いている方々はほとんど母子家庭のお母さんが多いという。
ワーカーズコープの傘下というか、ワーカーズコープに参加している、といべきかわからないが、
「あゆみケアサービス」もその趣旨に賛同しているわけで、
それ(その事業、そして、働くこと)の社会的価値に第一義をおく。

利益を上げ事業拡大する、とか、生活できるほどの収益を出す、ことではないのであろう。
だから残念ながら、そこで働く方が、その報酬で生活できる、には至っていないのであった。
(たすけあい佐賀は、拠点が安く、または無償提供され、活動にも県から補助金が出ていた。)

ワーカーズコープの古谷さんのお話を伺うと、
事業立ち上げの人々は生活保護や路上生活の人である場合も多い
とか。

そうか、そういう人々が自ら社会の役に立ち(働くといことの原初的意義)自ら経営者として生きていく、
その機会を作っていくことはとても貴重で、重要だ。

生協や農協など、それで生活できる労働者協同組合もたくさんあるのだろうけれど、
もともとの重きは働き方にあるのではないだろうか。

新たな(一方では原初的に帰る)動きが世の中に胎動し始めたのである。



棚がある八百屋。店はこうでありたい…。
だからと言って栄えている商店街ではない。
若者がいないのかも…。



あゆみケアサービス内にてお話を伺う。



あゆみケアサービスの外観


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行田 加須 総合教育センターに伺う そして山崎屋食堂

2011-07-08 00:35:49 | 視察関係

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7月5日は旧行田女子高にこの4月から移った「埼玉県総合教育センター」に伺った。

20数億円をかけて改修し、もともと高校だからゆったりとした配置になっている。
当日は

「特別支援教育コーディネーター研修」
が行われていて、こちらも見たかったものだ。
もちろん、中学校の先生方の部を見させていただいた。

従来の生徒指導的対応ではどうしようもない現実があるが、
発達障害を意識して対応をかえると
見えてくる真実、新しい解決
があるのだという。
しかし先生方はそうは言っても信じきれない。
その先生方を「そうかもしれないな?」と一歩を踏み出させるには「権威」が必要でそのために「専門医」の登場が有効なのだと発表があった。

褒めること、こそ人を動かし変えるのだそうだ。

教育センターにはJICAの展示物や国立天文台やらから無料で貸与されている体験コーナーがあった。

詳しくはのちにホームページで。

昼はあの山崎食堂ふたたび、で既にカレーは売り切れていたので
「生姜焼きばら肉定食」を注文。
ご飯は高く盛られて出てきた。


店内に貼ってある「大盛りカレー30分以内間完食者」の写真を横目でにらんで、
店を出た。
今に見ていろ俺だって!!

さらに暑い日差しの中折角こっちに来たのだからと
まえまえから気になっていた「水産研究所」を訪ねる。
ちょうど「ひれ長錦鯉?」の稚魚の選別作業をしていたので興味深く見学した。
ピカピカ光る感じの鯉をえり分けていくのであった。
人間自身だけは選り分けないけど、あとは動物に対しては人間はいっつも選別し改良してきたんだなぁ、と感じた。

そして、その後、南栗橋の震災被害を見に行ってきた。
ある一角だけは
道路も盛り上がり、ひどい状況だった。
切り土ではなく盛り土のところが被害はひどいというが、
ここは周辺が田んぼで本はどうだったのだろうか?
液状化の被害として浦安と南栗橋を県土都市整備委員会が視察するらしい。
時宜を得た視察だと感じている。

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県立動物指導センターに再び伺う

2011-06-22 21:52:56 | 視察関係

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本日は役所で一仕事した後、熊谷市の「埼玉県立動物指導センター」に伺ってきた。

視察報告は真面目なホームページでやると思う? がひとまずざっとここに書きたい。

「動物指導センター」といっても、そもそもは「保健所に捕獲(棄てられた)された後、引き取り手がなく殺処分される施設。」である。
そこに、研究、飼い方指導、飼い主指導、そして、保護して何とか里親を見つけて生かしてやる機能、が動物愛護の意識から加わった、というところである。(以上藤本の理解)

各保健所に捕獲された後、1週間もするとここに送られてくる。
そこで何日か保護され、健康チェック、検査を経て、養われるが、
やがて引き取り手が無ければ殺される運命の犬、猫がたくさんいるのだ。

動物愛護議連として視察して
「保護する期間を長くしたい、里子に多く出したい」
という願いから新しい施設を作った。
新たにこの4月から稼働している。
また、各保健所のホームページで保護犬を照会できるようにもした。
(右は狭山保健所の例)
http://www.saitamahogodoubutu.jp/shuuyou-jyouhou-HC/sayama/html/stray/dog/list.html
おーい!!下安松でラブラドールレッドリバーが保護されているぞう!!
飼い主さん気づいてくれ!!24日にはここに送られてきてしまうぞ!!

新しい施設ができて、成犬、成猫も健康で人にかわいがられる可能性のあるものについて
より多く保護し、里子に紹介できるようになった。
うれしいことである。

しかし、それでもすべての犬猫を飼えるほど施設があるわけではない。
捨てられた犬は、猫は、多くは殺されるのである。
全ては人間のエゴの結果だ。
シベリアンハスキーが流行ればシベリアンハスキーがたくさんここにやってくる、という。
飽きたら捨てるのだ・・・。

この檻の中の犬たちは今日ここに流れてきたものである。


みんな首輪をつけている。

動けない犬もいるが、
多くの場合、元気な犬なら
僕らが来たら必死に懐(なつ)いてくる。

でも、よほど賢く、よほど健康で、よほど懐こい犬でないと
「生き残り組」に選抜されることはない。
飼い主よ、この眼を見よ!!



里子にも出せない犬、猫たちはここから次の間へ送り出される。
右の檻から正面の箱の中に追いやられ、壁が右から左に動いて、写真左端の箱で一酸化炭素中毒で殺処分する。
そのまま処分された犬猫たちは箱に揺られ焼却炉まで送られ焼却される。
灰は一部散骨、一部慰霊碑に納められる。
子猫の場合は注射で殺処分される。
(猫については保健所も権限が無いので捕獲はしないが)飼い主などにこちらに連れてこられるのだ。

殺処分は週2回。
年間4319匹の犬猫がここで処分されるのだ。
【平成22年度 犬1189匹(成犬81%、子犬17%)、猫3130匹(成ねこ22%、子ねこ78%)】
それでも平成18年度は7629匹だった。
県は計画を立て29年度には3800匹を下回るべく努力している。
県としても手は尽くし続けてきた。
職員もできればみんな生かしてやりたいのだ!!
里子に譲渡された実績は22年度870匹(犬636匹、猫234匹)
内訳・・・犬は成犬68%(団体へ52%、個人へ16%)子犬は32%(団体へ4%、個人へ28%)
     猫は成ねこ28%(団体へ21%、個人へ7%)子ねこ72%(団体へ65%、個人へ7%)
平成12年度にはまだ220匹(犬196匹、猫24匹)だったのだ。

これで2回目の視察となる動物指導センター。
犬たちの悲しい目に、
私は揺れ動く。

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発達障害児の医療的支援施設として重度心身障害児施設「中川の郷」 そして 双葉町民避難の騎西高校へ

2011-04-27 21:35:57 | 視察関係

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今日は選挙前から予約していた発達障害児(者)のための医療・療育施設 「中川の郷(さと)」に伺った。

一昨年度、福祉保健医療常任委員会委員長の時、「発達障害に対し施策の推進を」求め、県の委託を受けた施設「まほろば」を訪ね、
11月には先進地といわれる大府市、舞鶴市を訪ね、
12月議会では一般質問で本格的支援を求め、
県もそれらにこたえ、
①中核的な医療・療育施設の充実
②専門部署の設置
③臨床心理士などによる保育園、幼稚園の巡回指導
などを約束してくれ、
この4月から予算化したものである。

2か所の医療・療育中核施設とは毛呂山の「光の家」と、松伏町の「中川の郷」である。
ここに、専門医師と看護師を県費によって1人づつ増やして当たるのである。

詳しくは、後日のホームページで報告したい。(うー、やるべきことがたまってきた…。)

その後、先日の石巻の埼玉県版として
福島県双葉町の町民1200人が避難している騎西高校に行ってきた。
避難所生活は石巻と同じく、床にプライバシーなく寝るというものだった。
ただ、双葉町の町民はいつ故郷に帰れるのか、
それがおぼつかないのである。

県民ボランティアさんが働いていたのと同時に台湾人のボランティアさんがたくさん物資を持ってこられていた。
普段日本に住んでいる台湾人で宗教をやっている方々の団体だ。

こういうとき、宗教を避ける人もいるが、自分はそうは思わない。
思いを行動に移せる人々が尊いのだ。
宗教であろうと、なかろうと関係ない。
また、施す相手が一般人なのか、知り合いなのか、も実は関係ない。
そもそも、何とかしてあげたい、と人が思うとき、普通は相手の顔が思い浮かんでいるのである。
友人を救いに、知人を助けに…それが基本なのだ。
それらの動きが1つ2つ3つと増えて、結果的に全体を助ける動きになるしかないのだ、と
石巻を経験して、僕は今は思うようになった。

これも後日ホームページにて。


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たすけあい佐賀 に原点を見た

2010-12-02 10:37:54 | 視察関係
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さて、日帰りで 佐賀県に行ってきた。
佐賀の「地域共生ステーション」を
昨年度福祉保健医療委員会の副委員長、高橋政雄議員http://www.marchan.co.jp/
とともに
訪ねたのだった。



福祉の原点を見た。
システムができる前の
人間のどうしようもない『必要』。それに応える気持ちと実践。』
である。
システムがあるから動く、のではないのだ。

さて、福祉の原点といえば、我が新所沢地区には「ふくじゅそう」
というボランティアグループがある。
構成員の平均年齢は優に70才を超している。
昔、新所沢地区で民生委員さんをされていた方々がつくられたサークルだ。
歴史も40年になるのだっけ?
ふくじゅそうのみなさんも、
配食、会食、手芸、その他を昔の公設質屋の跡に建物をそのまま使って活動されていた。
建物が古く、襖や障子、畳もあって、さらにふくじゅそうの方々が私の親の世代のおばさん方だったから、よけいに「アットホーム」だった。

12月13日は10時から一般質問である。

これから原稿書きだ。

厳しい状況、である。
ストレスで? 首が動かない。

なお選挙が近くなってきて
新聞社による候補者写真撮影
が昨日行われた。
まじめな顔をしなければいけないそうで、
笑顔はダメ、なんだそうだ。

犯人、みたいであった。
こんな感じ。


コメント (4)
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文教委員会視察について・・・そして、明日は八ッ場ダムへ

2010-11-11 01:37:19 | 視察関係
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本日は、文教委員会の視察だった。
3つの学校に伺ったが、自分らの思いは全ての学校には伝わらなかったようだ。
それが寂しい。
しかし、自分の挨拶の仕方も確かに硬すぎたし、
意を通じるようにもっと工夫のしようがあったと、今になって思う。

学校現場に伺い、議会で何ができるか、伺う会のつもりだったのだが。
大変な現場を見せるのは、やはりいやなものだ。
そういう中でも受け入れてくださった学校に、感謝せねばならない。

議事課の中村氏にも相当の骨折りで準備してもらった。

自分の至らなさをいまさら思う。

いや、前を向いて気を取り直して、善き心で動くしかない。

明日(というより5時間後だが)は
八ッ場ダムにいって考えてくる。
その資料を今やっと作成し終わった。

さあ、家に帰ろう。

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視察報告を書きました。北上市、仙台市国際交流協会、石巻市のNPO、合併について

2010-10-11 00:08:45 | 視察関係
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地方分権・行財政改革特別委員会の視察報告がやっと書きあがりました。
みなさん、ぜひご覧ください。
なお、その考察にはあまり自信がありません。

視察先



1.北上市役所
2.仙台市国際交流センター
3.株式会社 街づくりまんぼう 4.宮城県庁
市場公募債、優秀な指定管理者、同じく優秀な指定管理者と街づくり、合併の功罪
について学びました。
http://www.gutsfujimoto.com/index.htm
をごらんあれ。
そして、視察報告をクリック。





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視察報告ご覧ください!!

2010-09-28 10:59:40 | 視察関係

真面目なホームページにて、
視察報告を更新しました。

1、港区立青山中学校(土曜授業
「公立中学校ですでに土曜日の月2回を正規授業、残り2回を塾の講師派遣で補習。
公立なのになぜ!!」
2、横浜市立いちょう小学校(外国人子女支援
「全校児童のなんと2/3が外国人か、帰化者、帰国者。そういう学校の取り組みは!」
3、八王子共励保育園(子どもの幸せのための保育施策
「0,1,2歳の親子の関係こそ大切。親の代わりはだれにもできない。
国の施策は子育ても合理主義で解決しようとしていないか。そうは神様がおろさない。」

WORDで17ページの大作? です。 ぜひご覧ください。
私の感想部分は読みやすいと思います。
http://www.gutsfujimoto.com/


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小松基地見学

2010-09-27 22:04:01 | 視察関係

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本日は、埼玉県議会防衛議員連盟で、入間基地、小松基地を見学した。


日本には、領空をかすめて飛ぶ飛行機が月に二回くらいはあるそうだ。
スクランブル発進となる。
命令が出たらF15戦闘機で5分以内に発進する。
赤外線を目当てに飛ぶミサイルと、レーダーであくまで追いかけてきてぶつかるミサイルと、そして、機銃を搭載して発信する。
が、ミサイルの性能も、このところロシアや中国に追いつかれてしまい、
先を越された状況のようだ。
領空侵犯になりそうだと、まずは地上からも飛行機からも無線で言う。
それでも、無視して侵犯すると、無線で言う。
それでもだめだと、機銃を当てないように撃つ。
そして、そのあとは・・・・。

国際法では撃ち落としてもかまわない。
が、日本の憲法がそれを許さない。
向こうが撃ってきたら…撃たれてから撃ち返してもよい(=正当防衛)のだそうだ。
どんなに領空を侵犯されても、日本では自衛隊員が死なない限り、撃てないのだ。
(隊員の身になったら、死を覚悟して職務を全うせよ、ということなのだ。)
昭和の50年代?、
沖縄の嘉手納基地上空をソビエトの戦闘機に飛ばれたことがあったとか。
理想と現実。
現実をもっと考えなくては、いけないのではないか。


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