先日の個展の会場へ私の着物や帯で来場くださった方がかなりいらしたのですが、写真は一部の方しか撮れませんでした。ギャラリートークの日は全く撮れませんでした。
またせっかく撮らせて頂いたものの、色があまりうまく出なかったりでした。
ゆっくり場所を設定するところから決めないといい写真は撮れませんので、残念ながら掲載できないものもありましたが、少しご紹介します。
まずは個展のギャラリートークで聞き手を務めてくださった「美しいキモノ」副編集長の吉川明子さんです。
この日は私の桜染めの紬に沖縄の紅型染めを合わせてくださってました。辛子色の帯締めも、本来紬にあまり使わない絞りの帯揚も吉川さんの明るいパワーが溢れて力強かったです。紬は自由に取り合わせられますのでそこが楽しいです。
着物は少し前(!?)の40代半ばの作品で、いい無地系はどうすればいいのかを追求していたころのです。濃淡のある色、色相の違う糸、糸質の違うもの、真綿の糸、玉糸、節糸をブレンドし立体感を出した作品です。
一色の無地は織ったこともないし、これからも織る気もしないのです。
静かそうで中は複雑な無地が好きです。
まずは個展のギャラリートークで聞き手を務めてくださった「美しいキモノ」副編集長の吉川明子さんです。
この日は私の桜染めの紬に沖縄の紅型染めを合わせてくださってました。辛子色の帯締めも、本来紬にあまり使わない絞りの帯揚も吉川さんの明るいパワーが溢れて力強かったです。紬は自由に取り合わせられますのでそこが楽しいです。
着物は少し前(!?)の40代半ばの作品で、いい無地系はどうすればいいのかを追求していたころのです。濃淡のある色、色相の違う糸、糸質の違うもの、真綿の糸、玉糸、節糸をブレンドし立体感を出した作品です。
一色の無地は織ったこともないし、これからも織る気もしないのです。
静かそうで中は複雑な無地が好きです。
この着物の背中には桜の小枝の洒落紋があります。私が織りで使う草木染の経糸を職人さんにお願いして刺してもらいました。桜の葉が持つ複雑な色相にしてもらいました。
こちらの着物「秋麗」も遠目に無地のようでかなり複雑です。この方も紅型のざんぐりとした帯と合わせてくださいました、いつも型にはまらない自由な少し調子を破るような取り合わせをされている方です。前のアップは撮り忘れましたが、帯締めが柔らかなココア色の茶で抑え、かなり高度な選び方と思いました。とても素敵でした!帯揚げはクリーム色。作品集「樹の滴」にも掲載されています。
こちらの方は着物と帯と帯揚と帯締めも私のセレクトで一式揃えてお出掛け頂きました。オリーブグリーンのような茶にピンクが入ってとても凝った組紐です。
帯締めも草木染の帯に馴染むように1本ずつ慎重に選んできますが、私の帯をお使いの方には随分ご利用いただいてきました。
白地も単純な白ではなくもちろん数色を混ぜています。「真珠の彩」と銘を付けましたが、光線でピンク系にもブルーグレー系にも、本当に真珠を感じさせる紬です。この着物は実作でないと良さがわかりにくいと思います。
白地の着物は秋は寂しいかと思いましたが、ビワで染めた赤味の茶で、真綿糸の帯が暖か味を添えていました。この帯も無地のようで無地にあらず、、です。
帯を使ってくださっている方もご紹介します。
以前にご紹介したモッコク染めの薄ピンクの「御身衣」の姉妹で「御身衣II」です。花織の模様の出方が少し違います。
染めの着物と合わせてくださって、アイボリーの帯揚も私の染を使ってくださっています。帯も色々な着物に合いますとおっしゃってくださってました。
安心の一本になってお役に立てればと思います。
こちらは半巾プロジェクトのシリーズを名古屋帯になさった方です。
型染めの紬と合せて下さいました。帯揚も紫味の梅染のグレーです。濃い紫の帯留めは小川郁子さんです。半衿も刺繍が入ってますが、それぞれの色や素材が異なりながら、静かに調和しています。
こちらは半巾プロジェクトのシリーズを名古屋帯になさった方です。
型染めの紬と合せて下さいました。帯揚も紫味の梅染のグレーです。濃い紫の帯留めは小川郁子さんです。半衿も刺繍が入ってますが、それぞれの色や素材が異なりながら、静かに調和しています。
この日は前を関東柄を前に出されていますが関西巻きではピンクベージュの縞が出るようになっています。着物で使い分けて頂ければと思います。
この方も半巾帯プロジェクトに参加して下さった方です。
「山笑う」をお手持ちの大島に合せてくださいました。
大島の濃厚さに程よく添う感じです。
着物をたくさんお持ちですので、色々な結びで合わせて頂ければと思います。
かるた結びにされています。
よこ吉野を配していますので、半巾でも重みがあります。貫禄あります!
私はあまりかるた結びはしてきませんでしたが、いいですね。私も練習します。
ここでご紹介できない方の分もHP着姿集に順次上げていきますのでご覧ください。
私自身も毎日違った取り合わせで出ていたのですが、1枚しか撮ってもらう余裕なく終わってしまいました。。
それにしてもコロナで外出も控え、気持ちも塞がっていた方が多いでしょうに、個展でお会いした女性たちの着ることへの意欲はすごいものがあります。
それは着飾るだけではない、まずものを観るということ、そして着るということへの真摯な眼差しであり、着ることは善く生きることなのだという意思、自律した女性の根源的強さを感じました。
私も個展の残務が済んだら自分の着ることを真剣に考えたいと思っています。(;'∀')/
工房では現在個展にご都合のつかなかった方や、取り合わせを改めてお考えの方などにお越しいただいております。12月中頃までお受けできますのでHPお知らせからお問合せ下さい。
帯揚、帯締めも色数が少なくなってまいりましたので、工房での販売に関して帯締めは20%offで販売いたします。帯揚げは10%お引きできます。もし合うものがあればご利用ください。
上の写真は、個展初日からお問合せを頂き、遠方の方に通販で対応させて頂きました。
何度も確認しながら一式お選びになりましたが、画像のやり取りとはいえ、すでに私の帯を2本お持ちの方ですので大体の色のイメージがお分かりになるのだと思います。
こちらである程度合うものを選び、その中から最終決定をしていただきました。
ビデオ通話でお話ししたりしましたので、メールだけではないお人柄もある程度分かりますので、私の目から見てもベストなチョイスだったと思います。