中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

着物でさようなら原発10万人集会のデモに参加して

2012年07月17日 | 自然環境・脱原発
赤字のところ7/21追記しました。You Tubeもご覧ください。笹山さんのブログもご覧ください。



グループの先頭を歩く着物の方は強い意志を感じます。



昨日の大変な暑さの中、前回お知らせした、さようなら原発10万人集会のデモに着物で参加しました。暑かったですが、風があったことで救われました。
腰の痛みもあり時間を遅らせ3時ごろ原宿駅近くの表参道の欅並木でまずパレードをする方々を見守りました。
すごい人でしたが、一般市民のみなさんは穏やかに手製のプラカードを掲げ、淡々とコールしながら歩いていました。
感動的でした。


この手拭いを首にかけた着姿は何かカッコいいと思いました。



信号待ちの間も団扇をかかげてアピールする若い女性。




この3枚の写真の方は靴を履き、一人で参加している様子でした。
しきりに沿道の人にアピールしていました。

「原発はいらない~」「福島返せ~」「農地を返せ~」「海を返せ~」「野菜が食べたい!」「魚が食べたい!」「牛乳がのみたい!」「電気は足りてる!」「子供を守れ~」「自然を守れ~」

私も道の際で写真を撮らせてもらいながら一人一人の表情を観ていました。
着物を着ていると目立つのでしょうか、ずいぶんたくさんの方が会釈をして手を振ってくださいました。
見ず知らずの方と手を振りあう――連帯の表明ですね。

30分ほどして木漏れ日が顔に当たってまぶしかったので沿道の少し陰になるところへ移動したとき、なんとわざわざ京都から集会に参加した知り合いが、行進の列の中から飛び出して握手を求めてきました。
びっくりしました。が、とても嬉しかったです。よくぞ気付いてくださいました!


沿道で30~40分見ているときに浴衣や夏着物で行進している人を6~7人見かけました。嬉しかったです。
女性が着物で声を上げてくれるのは特別嬉しいですね。一人での参加の方が多いように思いました。


現地へ着いてすぐに撮った写真でしたが、あとから気が付きました!着物の方は集会で司会役をされていた講談師の神田香織さんですね。奥は広瀬隆さん。僧衣の方は福井県小浜市の明通寺の住職中嶌哲演さんでした。集会の様子はYou Tubeでご覧ください。

下の写真の方はご高齢の方でしたが、毅然とした表情でした。


そしてその後には思いがけずに別の知り合いと合流でき行進に加わりコールをしながら歩きました。
途中離脱か?とも思いましたが、なんとか終着点の明治公園まで歩くことができました。



私は母の小千谷縮に自作の半巾帯です。
日傘は用意していたのですが、アスファルトの照り返しが強く、結局手拭いでほおかぶりの姿になりました。

千駄ヶ谷駅近くの緑に囲まれたカフェのデッキで美味しいビールの小瓶を1本だけ飲んで一休みして、みんなで帰りました。

それから昨日のデモでもらったチラシで知ったのですが、パブコメというのがひそやかに行われているのです。ご存知でしたか?
昨日も問題になっていた、仙台と名古屋の原発に関する一般市民からの聴取会に電力会社の人が入って発言したニュースはご存知の方も多いと思いますが、シナリオが3択になっていて真ん中を誘導して選ばせるための常とう手段とも。。
7月31日締切だったのが8月12日の締め切りに延びたということです。ぜひ参加したいと思います。
こちらもご参考まで。

私はもちろんパブコメ①0%を選びます。
心地よく暮らせる、省エネルギー、自然エネルギーに転換してほしいです。


コメント
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