夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

されどラーメン・・♪

2006-08-25 11:20:00 | 定年後の思い
私が街中の中華そば屋でラーメンを食べたのは、
映画館に独りに観に行きはじめた小学4年であったので、昭和29年の頃である。

よく通った映画館の帰り、胡椒と香(かぐわ)しいスープの香り、
そして中華麺に魅せられて、良く食べたりした。
確か値段は35円であった。

日常、家で食べる麺は、お蕎麦、素麺、冷麦、うどん等であったので、
異国情緒的な食べ物として、私は魅せられた。

その後、サラリーマンとなった25歳過ぎでも、晩秋から春先にときたま食べたりしている。

私が食べるラーメンは、醤油ベースのチャーシューメンである。
味噌味、塩味等は、家内は食べられるが、私は醤油味にこだわる。

家でインスタント・ラーメンを食べる時は、
家内が事前に豚肉を買い、ゆで豚にした後、大蒜(ニンニク)漬けにチャーシューを作ってくれる。

スーパーで売っている極く普通のインスタント・ラーメンと添付しているタレで作っているが、
私の場合はプラスこのチャーシューを5切れのせて、胡椒を多めにかけて、頂いている。

冬の寒い時、チャーシューに沁みた大蒜の濃厚な味がスープに溶け込み、
私なりの絶妙な味となる。

雪が降っている時、ときには昼食として最適と思っている。
食べ終わった時、身体が温かくなる不思議な食べ物である。


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早朝からの村雨(むらさめ)・・♪

2006-08-25 07:43:00 | 定年後の思い
朝5時過ぎに雨の音で目覚めた・・。

《今日は・・雨の日だったかなぁ・・》と思いながら、ぼんやりとしていた。

6時に起きだし、冷やした煎茶を飲んだ後、
玄関庭で煙草を喫てながら、小雨の降る空を見詰め、樹木を眺めたりしていた・・。

しばらくすると、大粒の雨が加わり、豪雨となった。

周囲は白いベェールに包まれたかのように白い状景に変わった。

居間に戻り主庭を眺めていると、空から樹木まで白っぽく染まっている。

30分ぐらい過ぎると、小雨になり、そして雨は止(や)んだ。

空はどんよりとして、何時降りだしてもおかしくない空模様となっている。

樹木の枝葉は、微風を受け、雨粒をしきりに地上に落としている。

東京の郊外は、こうした村雨で朝を迎えている。

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夢幻の『おわら風の盆』・・♪

2006-08-24 20:02:00 | 定年後の思い
初秋の風が吹き、夜の7時過ぎになると、家並みに沿ってぼんぼりの淡い灯りの中、
胡弓と三味線の物悲しく哀愁帯びた音色が聴こえて来た。

涼しげな少し華やかな浴衣の女人の30数名が音色に合わせ、踊りながら近づいてきた。

女人達は編笠の間から少し顔を覗かし、目元は見えないが、
時折、うなじを見えて、僅(わず)かに裾が乱れながら、私の前を通り過ぎていく・・。

私は妖艶な容姿にときめきを感じて、デジカメのシャツターを押し忘れていた・・。


『夢か・・色ぽいかったよなぁ・・』
と私は昼寝から目覚め、少しぼんやりとしている。

午前中、9月の初め『おわら風の盆』を観に行くので、下調べをしていた。

昼寝をしていたら、このような幻想が拙(つたな)い脳裏で思い浮かべていたらしかった・・。

私は情緒ある女性のしぐさに、日頃から日本の美のひとつと確信しているので、
このような夢を見るのかしら、と思ったりしている。

冷やした煎茶を飲んだ後、
『だけど、あの女性・・色ぽいよなぁ・・』
と呟(つぶや)いた。









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淡紅色の秋海棠の想い・・♪

2006-08-24 11:09:00 | 定年後の思い
ベゴニアの花や葉に少し似ている秋海棠(シュウカイドウ)の草花があるが、
家内が師事していたお茶の先生から頂いたのは昭和53年の春だった。

私達は主庭の紅梅、もみじの樹木の下草がわりに植え込んだ。

晩夏を過ぎた頃、淡紅色した花が彩(いろど)った・・。

ハート型した葉は、大小不揃いであったが、
茎まで恥らうように淡い紅色に染められていて、風情があった。

私は少女が大人になりかけたしぐさ、表情に似ていると思ったりした・・。

この頃、私は岩崎宏美が唄っていた『思秋期』(作詞・阿久 悠・氏)を聴いて、
この花への想いを重ねたりした。

古人の松尾芭蕉が、
【秋海棠 西瓜(すいか)の色に 咲きにけり】
と爽やかな色合いを詠んだが、
私として芭蕉が数多く残された中では駄作と思っている。

ここ10年、我が家の庭には、道路に面した垣根の根元付近、
そして僅(わず)かな家の裏の路地に於いては群生し咲いている。

半日陰を好むこの花は、壁の花のように恥らうように咲いているのが好きである。

花の愛好達は、片思い、と花言葉に命名して折、
なるほどと納得したりしている。





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白雨(はくう)のひととき・・♪

2006-08-24 08:03:00 | 定年後の思い
10時過ぎに歯科医院で歯の治療を受けた後、買い物をして帰宅した。
曇り空で風は秋めいてきたが、晩夏のこの時節は蒸し暑かった。

昼食をすませ、読書をしていたら眠くなり、簡易ベットに横たわり眠りに付いた・・。

3時過ぎに目覚め、冷やした煎茶を飲んでいる時、
空が急速に暗くなり、大粒の雨が降り出してきた・・。
5分後、本降りから豪雨になり、樹木の枝葉を揺らしながら、
主庭の地面やベランダのコンクリートは水しぶきとなり、周囲はうっすらと白くなった・・。

30分も過ぎると、小雨となり、そして止んだ。

蒸し暑かった状景も押し流したかのように、秋めいた香りを感じさせた。

その後、遠くで蝉(セミ)の鳴いたいる声が聴こえ、
空は青い空となった。





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晩夏の紫木蓮(シモクレン)・・♪

2006-08-23 08:59:00 | 定年後の思い
主庭の居間に近い処に紫木蓮の樹木があるが、
花を4月の上旬に咲き終わり、枝葉が急速に伸ばす。

私は入梅時期の前後の2回、剪定をしている。
剪定後、一週間を過ぎた頃、初夏の中で、花が咲き、主庭の一面を彩(いろど)ってくれる。

昨日、気づいたことであるが、緑色の数多くの葉の中で、
枝先に3輪ばかり花が咲いて折、晩夏の庭を彩っていた。

よく見詰めていると、緑色の葉の中には、早くも黄葉した葉が10数枚あった。
時のうつろいに機敏なこの樹木は、初秋の装(よそお)いを見せている。

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曇り空の朝を迎えて・・♪

2006-08-23 07:44:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、薄日の射す曇り空の朝を迎えている。

日中は30度前後の曇の日と予報されているので、
残暑も幾分和らいだ過ごしやすい日となる。

昨夜、玄関庭に下り立った時、風が吹いていたが、
暑さを感じることなく、日一日と初秋に向かっている思えた。
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倉嶋 厚の『花の季節ノート』に触れて・・♪

2006-08-22 18:05:00 | 定年後の思い
家内の歯科医院の治療に伴い、駅前に私達夫婦は出かけた。

駅前で家内と別れ、私は本屋に寄った。
あれこれと探しあぐねた末、倉嶋 厚・氏の『花の季節のノート』(幻冬舎)を購入した。

この著作者は昭和60年頃、NHKのお天気情報の番組で気象キャスターとして出演されて折、
テレビで拝見した限り、穏やかなお人柄に私達夫婦はファンとなった。

平成14年に『やまない雨はない』がテレビで紹介されたのを家内が観て、
珍しく私にこの本を買ってきて、と云ったりしていた。

私は会社の帰りに本屋に立ち寄った後、
読みはじめた・・。
奥様の急逝により、心が不安定になり、回復されるまでを描かれていた。

今回、手にした本は、家内との待ち合わせ場所の『ドトール』で開いた・・。

右ページに著作者のその花に対する想いが綴られて折、
左ページには写真家・平野隆久・氏の心のある一葉が掲載された構成である。

著者の今までに過ごされ日々に於いて、感じ取った心の行方を淡々と認めている。

私はその花を思い、まぎれなくこのお方の心の発露に深く心を揺さぶられ、
煙草を手に取ったりした。

10数ページを読みはじめたばかりであるが、
政治、経済、社会の喧騒の昨今、こうしたひたむきでしなやかな心に根ざした心情に、
私は限りない美を感じる。

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日中は、読書に・・♪

2006-08-22 08:37:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、熱を帯びた朝の陽射しが差し込んでいる。

日中は30度前後で、晴れ時々曇り、と報じている折、
ここ数日、残暑厳しい日が続いている。

昨日の場合は、家内は早朝から洗濯をし、この合間に、掃除、料理をしている。

私は新聞を読んだ後、このブログに綴り、本を読んだりした。
この後、11時過ぎに買い物に出かけたりした。
炎天下の遊歩道は、お盆が過ぎ夏休みを終えた方達が大半と思われ、人影が少なかった。
社会も再び動くといった感じである。

帰宅後、昼食としてお蕎麦を頂いた後、
このブログに少し綴った後、本を読んだりした。

2時過ぎに、高校野球の決勝の再戦を思い出し、テレビで実況を観た。
私は東京の郊外で生を受け、神奈川県、千葉県と一時的に住んだ事があるが、
実家の近くに家を構えたので、大半は調布市の外れで過ごしている。
高校野球に郷土愛と言われても、東京都にお住まいの方達は、
地方の方達より熱情が薄い。

現在、都民と云っても、多くの人々は明治以降、
他県から異動されたお方で占められているからである。

東京オリンピックの前年、南九州を夏の時節、私は独りで周遊していた。
熊本城の広場にある樹木の下で、30数人がテレビを囲み、
高校野球を観戦していたのには、少し驚かせられた。
地元、郷土愛の熱意に羨望しながら、遠ざかった想いもある。

私は西東京代表のチームが決勝戦で応援をと云われても、
ピンとこない心境であり、良い試合を観せて頂きたい、一言である。

試合が終わった後、再び本を開いた。
私が今読んでいる本は、藤原正彦・氏の『祖国とは国語』を読み耽(ふけ)っている。


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旅先のお茶・・♪

2006-08-21 13:17:00 | 定年後の思い
私達夫婦は、国内旅行が共通の趣味なので、
四季折々、旅行に若い頃から行っている。

旅行先の和菓子店で、和菓子を頂き、煎茶、濃茶を飲むと、
地酒と同様にその地の風土を考えさせられ、味わい深いものとなる。

昨今、旅先でJR、バス、、船、飛行機などの乗り物の時は、
煎茶のペットボトルで頂いている。

私の独断と偏見で専業メーカーが好きなので、
伊藤園の『お~い お茶』が飲んでいたが、
最近は『濃い味』が好みとなっている。

この伊藤園の場合、俳句が掲載されているので、
ときたまこの句を読んで、人生の微笑を感じたりしている。



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小雨が降りだして・・♪

2006-08-20 08:19:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、先程から降りだしてきた・・。

天気予報によれば、昼前に関東南部では処により一時的な雨、と報じていた。

玄関庭で煙草を喫っていたら、突然雨粒が舞い降りてきた。
『XXちゃん、降ってきた・・』
と家内に大声で私は叫んだ。

家内は6時より洗濯をした後、干し終わっていた。

私共は洗濯物を取り込んだ後、
『気象庁の予報より、少し早いじゃないの・・』
と私は言いながら、笑ってしまった。

昨日の今頃は、夏の陽射しで照り付けていたのに比べ、
雲の空で雨が降る、といった状況である。

朝から水撒(ま)きをしなくても、と空を見詰めた。

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静寂な朝を迎えて・・♪

2006-08-20 06:25:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、昨日は早朝から暑い陽射しであったが、
本日は幾分穏やかな朝を迎えている。

早起きの蝉(セミ)が遠くで鳴いているのが、聴こえる程度である。

日中は31度前後の暑さとなるが、昨日のような猛暑より、
多少過ごしやすいかしら、と思ったりしている。

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残暑、厳しく・・♪

2006-08-19 19:34:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、暑い一日となった。

10時過ぎに駅前に出かけたが、歩くにはなれず、バスを往復利用した。

用件、買い物を短時間で済ませ、帰宅した。
33度前後の暑さで、外出時間は1時間程度であった。

その後、居間のエアコンの冷風で過ごしていた。

先程、玄関庭に下りたが、30度前後の暑さで、
救いは微風が吹いてきた程度である。
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玉簾(タマスダレ)の白い花・・♪

2006-08-19 14:21:00 | 定年後の思い
真夏の昼下がり、群生した玉簾の白い花が咲いている。
夕闇が迫(せま)る頃、白い花が浮き立つように観える。

そして夜遅くなると、恥らうように閉じるが、ここ2週間前から咲いて折、
初秋の頃まで彩ってくれる。

多年草で晩秋には枯れるが、春になると葉が付けてくるので、
手間のかからない花のひとつである。

古人達は、葉の様子が簾(すだれ)と観て、花の白さを玉に見立てた、と綴っていた。

この時節、心を慰めてくれる夏の花のひとつである。


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初めて北海道観光は・・♪

2006-08-19 08:32:00 | 定年後の思い
家内が実家に5泊6日で行っていたが、一昨日の夕方、帰宅した。

家内の母が、北海道に行ったことが無いので観てみたいわ、と言ったらしい・・。

私共は国内旅行が共通の趣味なので、日本の各地をお訪れている。

特に東北地方は、心のふるさとのようであり、
北海道は大陸性の風土、文化に魅了させられて、
それぞれ四季に於いて、十数回お訪れ、心に深く残っている。

家内の母は、私より14歳年上の身を案じて、
初めての北海度は、と家内と昨日お互いに思案した。

旭山動物園、温泉地滞在、そして程ほどの観光地めぐり、
と家内の母の思いを配慮すると意外と旅行プランは難しい。

インターネットで色々と検索したが、旅行会社の営業所にあるパンフレットを叩き台にし、
改めて原案を作ろう、と家内と話し合ったりしている。

この結果、私は駅前の旅行会社の営業所に日中出かけてくる。



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