夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

本当は恐くない国民病「認知症」の正体を学び、いつの日にか「認知症」に遭遇しても、光明が・・。

2016-05-23 14:42:20 | ささやかな古稀からの思い
私はゴールデン・イヤーズと称される60代を一昨年の9月に卒業して、
私としてのこれまでの10年は、我が人生として最も安楽な期間を享受できたりしてきた。

そして70代入門の初心者して、心身共に自立し健康的に生活できる健康寿命を意識して、
確かな『生きがい』と『健康』、そして『気力』を持続できるように、ときおり願いながら歩いたりしている。
       
こうした中で、私は母の遺伝を素直に受けたらしく男の癖に、おしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

或いは、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

こうした中で、何よりも怖いのは認知症であり、『要支援』やがて『要介護』になることである。

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
独りで自宅から数キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。
            

こうした心情を秘めた私は、ネットで偶然に【 本当は恐くない国民病「認知症」の正体 】と題された記事を読み、
前半は認知症の発見、予防、そして認知症の進行を抑える療法、後半は重度の認知症に対処する療法など、
多々具体的に教示されて、いつの日にか遭遇しても、光明の陽射しを受けたように、大いに激励されたりした・・。

この記事の元は、ビジネス総合情報誌として名高い『プレジデント』であり、
私も特集記事に魅了された時に買い求めることもあるので、信頼できる内容が多く、
『プレジデントオンライン 』に於いて5月22日に配信された記事であり、無断ながら転載して頂く。

そしてジャナーリストの相沢光一さんが、下記の御方にインタビューして、綴られた記事である。

鳥取大学 教授 浦上克哉
1988年鳥取大学大学院博士課程修了。2001年より現職。日本認知症予防学会理事長、日本老年精神医学会理事。

東京都健康長寿医療センター研究員 伊東美緒
2008年東京医科歯科大学大学院博士後期課程修了。1999年より現職。

《・・これから高齢者の5人に1人が、認知症になると見込まれている。
徘徊、失禁、暴力。
施設不足のなか、「介護うつ」となるケースもある。
しかし正しい知識で備えておけば、決して恐れることはない――。
            

■「アルツハイマー」は必ず早期発見できる

認知症対策は、国の最重要課題のひとつだ。
2012年時点で約462万人、65歳以上の約7人に1人が認知症と推計されており、
さらに2025年には、約700万人と高齢者の約5人に1人が、認知症になると見込まれている。
政府は「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」を策定し、対策を進めている。

認知症のイメージは悪い。
徘徊、失禁や排泄の失敗、暴力行為、妄想などを引き起こすと思われがちだ。
しかし、そうした症状は、必ず起きるものではない。

認知症研究の第一人者で、鳥取大学医学部の浦上克哉教授は
「本来は穏やかな病気です。早く発見して治療すれば、何も怖れることはありません」と話す。

認知症の原因になる疾患は大きく4つに分類され、そのうち6割以上をアルツハイマー型が占める。
アルツハイマー型認知症は脳が萎縮していく病気だ。

主な原因は「アミロイドβベータタンパク」の蓄積と「タウタンパク」の凝集と考えられている。
            

アミロイドβタンパクは、いわば脳の老廃物だが、加齢によって脳から排出されず、蓄積するようになる。
こうした蓄積は、発症の数十年前からゆっくりと進む。

さらに進行すると、神経細胞の骨格を担うタウタンパクが、
糸くず状に集まり(神経原線維変化)、脳の神経細胞が死滅するようになる。

「症状としては、まず数分前のことが思い出せない『近時記憶障害』が現れ、
さらに月日や時間を把握する『時間の見当識』が失われていきます。
症状の進行は緩やかですが、その分、発見も後れやすい」(浦上教授)

アルツハイマー型認知症の原因であるアミロイドβタンパクの蓄積を調べるには、
脳脊髄液を腰から抜き取る必要がある。

またMRIやCTなどで、脳の状態を診断することもあるが、いずれも負担は小さくない。

そこで浦上教授が提案しているのが、1分間でできる「簡易スクリーニングテスト」(表を参照)だ。
専門知識がなくても、認知機能を簡単にチェックすることができる。
また早期発見のために「物忘れ健診」を行う自治体も増えている。

「アルツハイマー型認知症には、現在4つの薬があります。
服用することで症状が改善したり、進行が緩やかになったりします。

近い将来にはアミロイドβタンパクに直接作用する『根本治療薬』の登場も期待されています。
しかし開発が進んでいる根本治療薬も、あくまで初期の蓄積を解消するものであり、早期発見の必要性は変わりません。

『認知症を認めるのは、恥ずかしい』と思って検査を避ける人もいる。
『心の病』や『不治の病』ではなく、専門医にかかれば十分に対処できることを、より多くの方に知ってほしい」(浦上教授)
            

浦上教授は10年以上前から、鳥取県琴浦町で認知症予防活動を展開している。
65歳以上の町民を対象に、「TDAS」というタッチパネル式の機器を使い、認知機能を点数で判定。
認知症の疑いのある人には、専門医療機関を紹介し、診断と治療を促す。

正常ではあるが、認知症の兆候がある「予備群」には、
生活習慣を指導する予防教室へ通うことを勧め、発症予防に取り組んでいる。

発症予防とはなにか。
浦上教授は「認知症の患者さんに多いのは、テレビを見ながら、うたた寝をする生活。
脳に刺激のない生活は、よくない。
こうした生活習慣をあらためることで認知症を予防できます」と話す。

「調査の結果、認知症になりやすい人と、なりにくい人の傾向がわかるようになってきました。

たとえば知的好奇心の強さ。いろいろなことに関心を持って、常に頭を働かせていると神経細胞が活性化される。
アミロイドβタンパクの蓄積で、脳の神経細胞が壊れたとしても、それを元気な神経細胞が補ってくれる。

頭を使う創造的な行為は、認知症予防に効果がある。
俳句や短歌をつくる、絵を描く、囲碁や将棋もいいでしょう」
            

■「アロマセラピー」で認知機能が改善した

社交的でコミュニケーションが、上手な人も認知症になりにくいという。
外に出て多くの人と語り合うことで、神経細胞が活性化されるのだ。
また、適度な運動も神経細胞への刺激効果がある。

つまりアクティブなタイプほど、認知症になりにくい。
「ただ、ここで気をつけたいのは、こうした行動を楽しんで、自発的にするということ。
楽しくないことを無理にするのでは、ストレスになり、逆効果になりかねません」

生活習慣では、質のよい睡眠も重要になる。
アミロイドβタンパクは、昼間起きているときにつくられ、夜眠っているときに、分解されるからだ。

このほか、認知症の進行を抑える療法には、自分の人生を振り返り再評価する「回想法」、
音楽に親しむ「音楽療法」、動物と触れ合う「アニマルセラピー」などがある。
            

浦上教授が推奨するのは、香りによって心身を癒す療法「アロマセラピー」だ。
「アルツハイマー型認知症では、脳の萎縮が、順を追って進行します。

初期には記憶を司る『海馬』が萎縮して記憶障害が起きるのですが、
それより前に『嗅神経(きゅうしんけい)』の機能が低下することがわかっています。

アミロイドβタンパクの蓄積も、必ずここから始まるのです。
つまりアロマの香りで、嗅神経を活性化させることで、最初の防御ができるわけです」

浦上教授が検証したところ、嗅神経を刺激する効果が最も高かったのが、
ローズマリーカンファー、次がレモンだった。

浦上教授がアルツハイマー型認知症の患者にアロマセラピーを実施したところ、
1カ月後には認知機能が改善した。
一方、アルツハイマー型認知症ではない認知症の患者では、効果は見られなかった。

生活習慣を見直しながら、早期発見に取り組めば、認知症は怖い病気ではない。
正しい知識を身につけ、「国民病」に備えたい。
            

☆----------------------------------------------------------------------------------------------☆

暴言を吐き、周囲に当たり散らし、介護も拒否する――。
重度の認知症では、様々な苦労がつきまとう。

だがそんな認知症患者のケアを“魔法”のように変える技法に、注目が集まっている。
フランスで生まれた「ユマニチュード」である。

元体育教師で長年介護教育に携わるイヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏が
30年以上をかけてつくり上げたもので、150を超えるケアの技術からなる。

すでにフランスでは、400以上の病院やケアホームで使われている。
もともとは「相手の人間らしさを尊重する」というフランス語の造語で、英語読みでは「ヒューマニチュード」となる。
            

■魔法のような新技法「ユマニチュード」

日本に持ち込まれたのは、4年前。
国立病院機構東京医療センターの本田美和子医師が、渡仏して学び、日本に持ち込んだ。

本田医師を通じてユマニチュードの存在を知り、
2014年6月に発刊された『ユマニチュード入門』の編集にも携わった東京都健康長寿医療センター研究員の伊東美緒さんは、
「当初は、半信半疑でした」と振り返る。

「ユマニチュードの考え方自体は、特別に目新しいものではありません。

この目で見るまで、どれだけ効果があるのか、疑問でした。
でも、実際にジネストさんたちのケアを見て驚きました。

これまでケアを拒絶していた人と、笑顔で会話が交わせるようになる。
さらには、呼びかけに応えず、寝たきり状態だった患者さんが、自分の足で立ち上がるようになる。
本当に“魔法”のようでした」
            

ユマニチュードの基本は、
(1)見つめる
(2)話しかける
(3)触れる
(4)立つことをサポートする
という4つだ。

些細なことに思うかもしれないが、それぞれの方法について、
具体的なやり方が決められているのが、ユマニチュードの特徴だ。

たとえば「見つめる」。
認知症の人は、注意を向けられる範囲が狭くなりやすい。

目を同じ高さに合わせて、正面から笑顔で近付くことで、相手の視点をつかみにいく。
相手が認識するまで、最短で20センチ程度まで、距離を縮める。
チラッと見るのではなく、0.4秒以上じっと見つめる。

これはお互いの関係が、平等であることを伝える意味がある。
認知機能が低下していても、感情記憶は維持されている。

上から見下ろされれば、否定されていると感じ、ケアを拒否するようになる。
            

ケアに入るときには「話しかける」。
やさしく、穏やかな声を使い、前向きな言葉を選んで、会話を楽しんでいることを伝える。
相手が黙っていても話しかけ、「いまから体を拭きますよ」などと、
自分の行為を実況中継することで、相手を安心させる。

相手の体を「触れる」ときには、ゆっくりと広い面積で、一定の重さをかける。
上からは、つかまない。
下から支えるようにサポートして、相手をいたわっていることを伝える。

そして寝かせたままにせず、「立つことをサポートする」。
自分の2本の足で立つことは、人間の尊厳を取り戻すことになる。

相手の動こうとする意思を最大限に活かし、両ひじを下から支える。
体を持ち上げたり、両わきに手を入れたりしてはいけない。

あくまで自分の力で、立つことを助ける。
日本の介護現場では転倒事故を怖れて、車椅子に頼る傾向がある。

伊東さんも「長年寝たきり状態の方に、立ってもらう必要があるのだろうか」と思ったという。
「ところが、寝たきり状態だった人でも、立つ支援をする、と生き生きとした表情を見せますし、自分で歩き始めることさえある。

行動が自発的になり、症状も改善しやすいのです。
自立という言葉がありますが、立つことが人間の精神を支えるうえで、
どれだけ重要な意味を持つのか、あらためて感じました」
            

■最初は面倒でも結果的に効率よく

ユマニチュードのユニークな点はこれだけではない。
ケアの技術だけでなく、ケアのアプローチとフォローアップについても、具体的な心得がある。
これは大きく5つのステップに分けられている。

まずは「出会いの準備」。
部屋に入る前に、3回ノックをして3秒待つ。
反応がなければ、再び3回ノックをして、また3秒待つ。

それでも返事がない場合には、1回ノックをして、そこではじめて入室する。

入室してからも、ベッドボードや壁をノックして、返事をうながす。
こちらの都合でケアを始めるのではなく、相手の同意を得たうえでケアに入る。

次の「ケアの準備」では、ケアについての同意を得る。
所要時間は20秒~3分。
3分以内に同意が得られなければ、諦める。
            

同意のない「強制ケア」は絶対に避ける。

その際、いきなりケアの話はしない。
「オムツを替えましょう」と作業を伝えるのではなく、「お話に来ました」とかかわりを求めていることを強調する。

了解が得られれば、ケアに入るが、そこで心がけるのは「知覚の連結」。

笑顔、穏やかな声、やさしい触れ方。
この3つを同時に用いて、ケアを受ける人が、心地よく感じられる状態をつくる。

特に「触れる」では、無意識のうちに、効率を重視した動きになりがち。
やさしく触れる技術を体に覚え込ませるのは、時間がかかる。

「ノックをするのも、やさしく触れるのも、最初は面倒だと思われるかもしれません。
介護現場では、『そんな余裕はない』という反応もあります。

でも嫌がる相手に、無理矢理ケアを行うのも大変です。
ユマニチュードをしばらく続ければ、患者さんと信頼関係が構築でき、それからのケアは、グッと楽になります」(伊東さん)
            

ケアの後は「感情の固定」を行う。
すこし大げさに「楽しかったですね」と伝え、いい時間を共に過ごしたことを振り返る。

認知症が進んでも、感情記憶は保たれている。
「名前はわからないけど、いい感情を残してくれる人」という形で覚えてもらえる。

そばを離れる前には「再会の約束」をする。
記憶ができない人だとしても、「この人は、また来てくれるんだ」という感覚を感情記憶に、とどめてもらえる。
その場で具体的な日時をカレンダーに書き込むといい。
            

いま介護現場では、高い離職率が問題になっている。
背景には待遇の悪さや人手不足だけでなく、効率を重視した強制的なケアへの後ろめたさも、あるのではないか。

日本ではまだ始まったばかりだが、フランスではユマニチュードの導入が進んだ結果、
介護職員の離職率も低下したという。

伊東さんは「患者だけでなく、介護者のためにもなる」と話す。
「これまで介護現場では『相手の立場に立つことが重要だ』と言われてきましたが、具体的な方法がわからなかった。
一方、ユマニチュードは、誰にでも習得できる技術。
患者さんからの拒絶に悩んでいる介護者にとって、助けになるはずです」
            

▼「ユマニチュード」4つの柱

(1)見つめる――同じ目の高さで、正面から。認知症の人は視野が狭いため、様子を見ながら20センチまで近付く。0.4秒以上の長さが重要。

(2)話しかける――やさしく、穏やかな声を使う。前向きな言葉で、会話を楽しんでいることを伝える。相手が黙っていても声をかけ続ける。

(3)触れる――広い面積で。ゆっくりと、やさしく、一定の重さをかけて、手の平全体で触る。上からつかんだり、つまんだりはしない。

(4)立つことをサポート――体は持ち上げず、腕もつかまない。自分の力で立つことを助ける。40秒立てれば、清拭など立位でのケアができる。

▼心をつかむ5つのステップ

(1)出会いの準備――まず3回ノック。3秒待ち、再び3回ノック。3秒待ち、1回ノックしてから部屋に入る。返事があれば次のノックは不要。

(2)ケアの準備――目が合ったら2秒以内に話しかける。同意が得られるまでケアの話はしない。3分以内に同意がとれなければ一旦諦める。

(3)知覚の連結――「見る」(笑顔)、「話す」(穏やかな声)、「触れる」(やさしい触れ方)のうちの2つを同時に行う。効率より相手の心地よさ。

(4)感情の固定――「たくさんお話できて楽しかったです」と、すこし大げさによい時間を共に過ごしたことを振り返る。前向きな感情記憶を残す。

(5)再会の約束――「また来ますね」と握手をして別れる。具体的な日時をカレンダーに書き込む。「約束してくれた」という感覚が重要。・・》
            

私は長々とあえて転載させて頂だいたのは、誰しも老後になれば、認知症に遭遇することも多いと思われ、
もとより私も不安を秘めている。

今回の記事を偶然に私は読み、多々具体的に教示されて、
いつの日にか遭遇しても、こうした療法が到来すれば、光明の陽射しを受けたように、大いに激励されたりした・・。

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2 コメント

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Unknown (私には私の生き方がある)
2016-05-23 17:03:20
勉強になりました。認知症は脳の病気でもあり、心の病気でもあるのですね。

記憶力は確かにかなり衰えてきているのかな、と最近思います。とにかく何でもメモしておかないと、覚えていられません。

あちこちにメモしないで、手帳に何でも書いてます。そうでないとメモそのものを忘れてしまいます。

それから、「保存の概念」。いくら使ったら、いくら手元に残るというようなことが、瞬時に分かる能力も弱くなってきているのかもしれません。

おかげさまで、予防対策も分かりました。ありがとうございました。
返信する
脳の劣化対策は、誰しもセカンドライフ期、命題と思います。 (夢逢人)
2016-05-23 19:13:53
私には私の生き方がある様。

>認知症は脳の病気でもあり、心の病気でもあるのですね。
>記憶力は確かにかなり衰えてきているのかな、と最近思います。とにかく何でもメモしておかないと、覚えていられません。
>あちこちにメモしないで、手帳に何でも書いてます。そうでないとメモそのものを忘れてしまいます。

私もメモ書きしたのを3種類のクリアホルダーに保管し、不要となったら破棄するタイプです。

>それから、「保存の概念」。いくら使ったら、いくら手元に残るというようなことが、瞬時に分かる能力も弱くなってきているのかもしれません。

私は昨年の一月頃、『東洋経済オンライン』に於いて、「脳の学校」代表の加藤俊徳・医学博士が上梓された、
『ゆがみをなおせば、毎日のワクワクが取り戻せる! 脳コンディショニング』(かんき出版)が紹介されて、
一部を読んだりしました。

この時の記事を転載いたします。
         
《・・左脳と右脳の「ゆがみ」は放っておくと悪影響を与えます。

☆現代人の脳が「ゆがむ」原因とは?

現代人の多くは脳に「ゆがみ」があります。これがかねてからの私の持論です。

多くの方が小学校から大学までの約15年間、頭に知識を入れ、考えるという作業をひたすら繰り返します。
その間、言語処理をおもな役割とする左脳を活発に使いますが、
その反面、映像系の処理を担当する右脳をあまり使わずに過ごします。

また、就職して社会人になってからも、日々文字や数字と向き合い、左脳をフル回転させる生活をする人が多いでしょう。
このような「左脳化生活」を続けていくこと、「左脳グセ」が脳にしみついてしまいます。

このように、左脳だけが活発になっている状態は、左脳と右脳のバランスが崩れているため、脳にとってよくありません。

それに加えて、現代人の脳のゆがみを“促進”しているのは、
スマートフォンやパソコンといった外部ディスクへの過剰な依存です。

それに頼ることによって、「視覚系」「記憶系」「理解系」の脳番地をあまり使わない人が増えています。

脳には、適応力があります。
悪いことに対してもいいことに対しても適応してしまいますから、多くの現代人がこの3つの脳番地を使わないように適応しています。
スマートフォンやパソコンが手もとにないと、すごく不安になるのは、3つの脳番地が弱ってしまったからなのです。
             
☆脳の劣化を示す6つの症状

次にあげる6つの「自覚」や「症状」を感じたことがある方は、脳番地の働きが衰えている可能性があります。
また、全部当てはまった方は、次にお話する「不健康脳」の可能性の高い方です。

①年の差がある人と話ができなくなった
②立ち上がった瞬間に何をしようとしたのか忘れる
③会話中すぐに言葉が出てこない
④一度にいくつかのことを並行してできない
⑤新鮮な気持ちで朝が迎えられない
⑥怒りやすくなってしまった・・》

このような記事でして、私はこっそりと《脳の劣化を示す6つの症状》テストをしまして、
殆ど問題はないですが、何かと単細胞の性格の為か《④一度にいくつかのことを並行してできない》ことが、
昨今は実感を増していることがありましたが、やむえないかなぁ、と微苦笑している次第です。
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