夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

老ボーイの私、家内のボディガード、お供そして荷物持ちをして、初めてギブアップし・・。

2015-10-04 18:38:07 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅みに住む年金生活の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後37年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

昨夜、夕食を頂いた後、いつものように茶坊主の私は家内用のコーヒーを淹れて、
居間の食卓テーブルの前の椅子に座っている家内の片隅に置いた。

『明日、簡易ベットを買う日ですから、朝の9時には家を出ましょうね・・』
と家内は私に微笑みながら言ったりした。

『XXちゃんさぁ・・了解していますょ・・』
と私は笑いながら応(おう)じたりした。

家内が駅前のスーパー、ホームセンター、専門店など、
或いは年に4回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急などのデパートに買物、
そして人影も少ない遊歩道を歩いた後に歯科医院で治療を受けたりする時は、
71歳の老ボーイの私は、家内のボディガード、お供そして荷物持ちをしている。
          

今回、簡易ベットを買い求めるのは、家内の母の年末年始用である。
私たち夫婦の両親は家内の母だけとなり、
家内の母は千葉県の八千代市で一軒屋に独り住まいとなっている。

そして私たち夫婦は、年末年始の期間は我が家で共に新年を迎えようと誘い、
この11年は恒例のようになっている。

ほぼ毎年28日の夕方に来宅して貰い、年末を過ごし、新年を迎え、3日の午前中に帰宅することが多い。

我が家の年末年始の情景は、居間の17畳ばかりの一角に6人用の炬燵(こたつ)を設置し、
家内の母には、奥の6畳の和室で休んで頂く。

こうした中で、居間の炬燵で、それぞれの好みの御節(おせち)料理の単品の数々を頂いたりし、
談笑するか、テレビを視聴したりして過ごすことが多くなっている。

家内は高齢者の家内の母を案じて、布団はマットレスを敷いた上に、敷布団を2枚敷たりしてきたが、
確か4年前から膝(ひざ)を悪化してきたで、ベットの代わりに敷布団を8枚ぐらい敷き、
この間にホームセンターで買い求めた堅牢な戸板を入れて安定させて、休んで頂ただいてきた。

昨年、家内は二階に干した敷布団を一階に降ろす時、
階段を踏み外して一階まで転落し、お互いに動顛した苦い体験もあり、
再発防止、そして体力の疲労も配慮し、簡易ベットにしょう、と私たちは話し合ったりしてきた。

そして新聞の折込チラシに、我が家では初めて知る『ニトリ』で、廉(やす)いベットが掲載され、
これで充分ですわ、と家内が私に断言したりした。
          

このような事情で、京王線の東府中駅の『ニトリ』府中店に向い、
私たちは開店時間10時と思い改めて、本日9時半過ぎに自宅を出かけた。

やがて初めて訪れる『ニトリ』府中店に到着し、
私はビジネスニュースで『ニトリ』の躍進と好評は学んできたので、
店内を少し見ると、実感させられたりした。

肝要の簡易ベットは、10分で私たちは決断して、やがて配達依頼をした。
          

この後、家内から数日前に晩秋用セーターが欲しいわ、と私は言われたりしてきたので、
近くに『伊勢丹』府中店があるので、10年ぶりに私たちは立ち寄ったりした。

そして家内は婦人フロアーで晩秋用セーターを買い求める間、
愛煙家の私は、9階の喫煙場で待機しているからね、と家内に言ったりした。

私は家内はセーターを探し買い求めるのは、30分ぐらいあれば充分と安易に判断したが、
希望と現実は違っていた・・。

一時間過ぎた時、喫煙場は椅子もなく、やはり喫茶店でゆっくりと本を読みながら待機すべきだった、
と私は後悔した。

そして時代遅れの私たち夫婦は、携帯電話は家内が一台保有しているが、
今回は家に置いてあるので、お互いに連絡する手立てがなく、
私は喫煙場の近くをあてどもなく歩いたりした。

やがて1時間45分過ぎた時、私は結婚以来初めて、ギブアップした・・。
そして8階の落ち着いたフロアーに降りて、ある売り場の女性に、店内放送を依頼した。

まもなく店内に、『XXXXさま・・XXXXさま・・ご主人様が2階正面入口でお待ちしています』
と家内の氏名が報じられた。

そして私は指定した2階正面入口に行ったら、家内の方が先に到着し、合流できた。
          

家内は各婦人のメーカーが婦人服が多い中、片隅にセーターなどを装飾しているので、
各メーカー別に見たりしていると、時間が要するょ、
と私に詫びながら言ったりした。

そして探し廻ったけれど、魅了された品がなく、戸惑っていた時、
店内放送を聴いて、結局は一枚も買えなかったわ、と家内は私に苦笑しながら言ったりした。

やがて私たちは、我が家の最寄駅に移動した後、
駅前のスーパーで買物をして帰宅した。

そして私も家内も疲れた表情で、お互いに微苦笑したりしている。

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