夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

小庭の手入れ、早朝型の家内に私は鼓舞されても、やがて儚(はかな)くも・・。

2020-05-18 13:04:21 | ささやかな古稀からの思い

私は民間会社に35年近く勤め、2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
その後は多々の理由で年金生活を始めた75歳の身である。

そして東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住み、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭で、
雑木の多い小庭に囲まれて古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

我が家の小庭の常緑樹、落葉樹の雑木は、体力の衰えた私は、さぼったりしてきて、
枝葉は伸び、剪定をしなければ、と思うばかり、何とか4月30日に少しばかり手入れをしたが
全般として30%ぐらいで、何とか剪定をしたりした。

            

もとより小庭の手入れは私の責務の範疇であったが、
私の体力の衰えで、年に数回は私より5歳若い家内の手助けを借りているのが実態である。

このような関係で5月3日に私たち夫婦は、樹木の剪定をしたりした・・。
そして当日の朝、私は5時半過ぎに目覚めて、ぼんやりと小庭を眺めたりした。

こうした中、家内はトレーナー姿の容姿でタオルを姉さん被(かぶ)り、
ウォーキング・シューズの万全な容姿で、滑り止めの軍手をして、
鋸(のこぎり)右手に持ちながら、伸びた枝葉を切り落としていた・・。

『少し早いじゃないの・・あと45分過ぎたら、駆け付けるょ』
と私は家内に言ったりした。

そして私は洗面して、朝食を食べた後、トイレに寄って、
ストレッチパンズの長ズボン、着古したスポーツシャツ、
ウォーキング・シューズ、帽子、滑り止めの軍手をし、剪定鋏(ハサミ)を腰の周りにして、
庭先に降り立った・・。

そして剪定された枝葉が散乱している小庭の中にいる家内に、
『何時から・・試合開始にしたの・・』
と遅れてしまった私は、家内に微苦笑しながら言ったりした。

『5時少し前からょ・・陽射しが燦燦と照らす前にしたいのょ・・』
と家内は私に言ったりした。

          

この後、私は切れ味抜群の鋸(のこぎり)右手に持ちながら、
適度な台に乗り、枝葉を切り落としはじめた。

家内も鋸(のこぎり)右手に持ちながら、伸びた枝葉を切り落としたり、
或いは剪定鋏(バサミ)を器用に使ったりしていた。

私は75歳となり、家内は誕生日を迎えると70歳となり、高齢者夫婦に該当するが、
それぞれ奮戦すれば2馬力だよなぁ、と私は微苦笑したりした。

                   

やがて小庭にあるアカネモチ、ツバキ、モミジ、キンモクセイなどを剪定したりした。
            
しかしながら私は無念ながら体力の衰え、30分毎に簡易椅子に座り、用意した煎茶を飲み、
5分ぐらい休息としたりした。

こうした時、一昨年まではタバコを喫ったりしたが、
昨年の新年早々、断腸の思いで、タバコにさよならをしてきたが、
何かしら手持ち無沙汰で、やむなくガムをかんだりした。

そして40代の頃は、55分ぐらい剪定したり、草むしりをして、
5分ぐらい休憩で奮戦していたよなぁ、と思い浮かべて、
あの当時は体力があったなぁ・・と私は微苦笑をしたりした。

やがて私たちは3時間ぐらい樹木の剪定をした後、剪定は中断して、
散乱している枝葉を大きなビニール袋に入れ、
袋に破れないように入れる為、私たちは枝葉を適度に剪定鋏(バサミ)で切ったりした。

確か昨年の4月頃までは、市から指定されている『燃えるゴミ袋』のLLサイズ
(45リットル入り、有料・10袋入り、840円)に入れる条例であったが、
ごく普通のビニール袋に改定され、無料で回収されることとなったりしている。

この後、家内は剪定が終わっていない樹に、枝葉を切り落とし始めたが、
『XXちゃんさぁ・・疲れたから・・やめない?・・』
と私の方から家内に提案したりしたのは、午前10時過ぎであった。

           
       

そして昨日の夕食の中、明日は曇り空の一日みたいですから、
小庭の手入れをしませんか、と私は誘われたりした・

家内は陽射しが燦燦と照らすのは、樹木の剪定には眩(まぶ)しすぎて苦手であり、
曇り空は最良であったりした。

本日、予定通り私は5時に目覚めたりした。
そして家内が横で寝ていないので、何かと早朝型の家内は、
早くも手入れを始めたのかしら、と思いながら玄関の軒下に家内は居た・・。

そして剪定された枝葉が付近に散乱している近くにいる家内に、
『何時から・・試合開始にしたの・・』
と遅れてしまった私は、家内に微苦笑しながら言ったりした。

『5時少し前からょ・・』
と家内は私に微笑みながら私に言ったりした。

そして私は洗面して、朝食を食べながら、テレビで地元の天気情報を視聴したりした・・。
朝6時は19度前後、昼下がり20度前後、夕方の6時は20度前後で、
曇りで所により一時霧雨、と報じられていた。

私は気温は殆ど変わらなく、横一線の曇り日かょ・・と心の中で呟(つぶや)いたりした・・。。

          

やがて私は6時少し前、庭先に降り立ち、
タオルを姉さん被(かぶ)りをしている家内と合流して、
お互いに鋸(のこぎり)右手に持ちながら、伸びた枝葉を切り落としていた・・。

やがて2時間が過ぎた頃、霧雨が降り出して、
『ところにより一時・・霧雨・・と報じていたが・・
少し早いじゃないの・・』と私は家内に言ったりして苦笑したりした。

そして霧雨を降ったり、やんだりする中、一時間か過ぎた頃、
『XXちゃんさぁ・・疲れたから・・やめない?・・』
と私の方から家内に提案したりしたのは、午前10時半過ぎであった。

今回も早朝型の家内に私は鼓舞されても、私は疲れを感じ、霧雨にしっとりと触れ、
儚(はかな)くも断念してしまった・・。

          

そして家内は朝5時少し前より、私は家内の奮闘に鼓舞されて、6時少し前より奮戦したが、
今こうして投稿文を綴っているが、けだるさを感じて、やはり齢だよなぁ・・
と心の中で呟(つぶや)いたりしている。


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4 コメント

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Unknown (tomy)
2020-05-18 21:35:23
日々奥様との和やかな生活…それは素敵な事だと思います。
衰える事はあるかもしれませんが、その分気づける事が増える…そんな気がします。
これからも仲良くお過ごし下さいませ(^^)
驚きながらも、照れたりして・・。 (夢逢人)
2020-05-18 22:41:21
tomyさま。

初めまして・・。

>日々奥様との和やかな生活…それは素敵な事だと思います。
>衰える事はあるかもしれませんが、その分気づける事が増える…そんな気がします。
>これからも仲良くお過ごし下さいませ(^^)

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、2人だけで第二人生の歳月を過ごすので、
結果としては定年後の長い人生は、お互いの趣味を尊重して、堅実な生活を過ごせば、
年金生活でも何とかなると、定年後に多々の理由で年金生活を始めたりした次第です・・。

そして定年前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買い物、料理、掃除などで、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきました。

そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
平素の買物専任者を自主宣言したりした次第です。

或いは昼食だけは、お互いに制約することなく、自由な時間で、
お互いに殆ど我が家で、きままに食べたりしているのが実態です。

そして午後から夜の大半は、私は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、 或いは音楽も聴いたりしています。

こうした中で、家内は料理、掃除、洗濯などを従来通りしてくれるので、
せめて家内が煎茶、コーヒーを飲みたい時を、私は素早く察知して、
日に6回ぐらい茶坊主の真似事もしています。

そして人だれしも長所、短所はあるが、 私は短所の方が多いので、
家内の短所には目をつぶり、長所を伸ばそうと心がけてきた次第です・・。              

家内は料理、洗濯、掃除などを積極果敢にする専業主婦の優等生であるが、 血液型A型で、
我が家では一年に数回、私はB型、家内はA型の為か、 ボタンの掛け違いのように差異が発生し、
険悪になることもある。

やがて私は、映画、文學、音楽に関しての粗雑なコメント以外は、
私たちの人生に大勢に影響がないと判断して、 いつまでも心のわだかまりを残すことは、夫婦としてよくないと思い、
15分以内に妥協して、 『ボクが悪かった・・XXちゃんのおしゃる通りです!!』 と家内の前で、
私は床に伏して詫びたりしている時もあります。

このように我が家は家内安全となり、離婚などは無縁である、と私は微苦笑したりしている。             

こうした中、私たち夫婦の年金生活を、ご近所の方の奥様たちが見かけて、
あなたたちは仲良し恋しねぇ、と社交辞令のお世辞を頂くこともあります。

しかしながら日常生活の実情は、私は家内のことを、婚約する前の頃から、『XXちゃん・・』と呼んでいるが
家内は日頃の多くは、私のことを『あなた・・』と呼ぶことが多いが、
ときには、たわむれで、『XXクン・・』と苗字で呼ぶこともあります。

過ぎし2004年(平成16年)の秋、年金生活を始めてまもない頃、
私は家内から依頼された買物の購入品などで間違えたりすると、
『ボケチィンねぇ・・』 と家内は笑いながら、私に言ったりしたこともあります。

この日以降、私が何かで日常生活で失敗した時、
『ボケチィンねぇ・・』とか、 ある時は『ダメオ(駄目夫)クンねぇ・・』
と家内は微苦笑しながら、私に言ったりしているのが実態です。
              
私たち夫婦は年金生活を過ごして、早や17年目になっているが、
40数年寝食を共にしてきた結婚生活の中で、幾重かの人生の荒波を乗り越えてきたが、
ここ16年過ぎた年金生活は、定年退職するまで何かと悪銭苦闘が多かった為か、
予測した以上に安楽の日々を過ごしている。

今回、若き女性の貴女様よりコメントを頂き、驚きながらも、照れたりして、
嬉しく感じています。

コメントありがとうございます。
Unknown (tomy)
2020-05-20 12:52:28
返信ありがとうございます!とても、軽快な文章に想像しながら笑いながら読ませて頂きました。
なんだか…素敵なご夫婦なのだなと羨ましく思いました^^
私の親は60代なのですが、喧嘩しながら毎日過ごしており、「なぜこんな人と?」と思う事が傍目ではあります(笑)
理想の夫婦とは…その人達にしか分からない事ですけど、一番大切なのは相手を尊重し合えることなんでしょうね。
失礼かもしれませんが、私には最高の褒め言葉ですが…夢逢人様は可愛らしいご夫婦なのだと思いました。

深い話もしたいところですが…またの機会にでも!!
家内を思いやれば・・。 (夢逢人)
2020-05-20 21:09:25

tomyさま。

先程、若き貴女様よりコメントを頂いたことに気付き、
失礼致しました・・。

>返信ありがとうございます!
>とても、軽快な文章に想像しながら笑いながら読ませて頂きました。
>なんだか…素敵なご夫婦なのだなと羨ましく思いました^^


私は東京オリンピックが開催された1964年の秋に、大学を中退して、
映画青年、そして文学青年の真似事をしましたが、やがて敗退して、
やむえなくサラリーマンに転身しました。

やがてあるレコード会社に中途入社しましたのが1970年でして、
35年近く奮戦してきましたが、定年退職を迎えたのは2004年の秋でした。

しかしながら最後の5年はリストラ烈風の中、私は出向となったのは55歳の時であり、
やがて私は出向先で2004年(平成16年)の秋に、何とか定年退職を迎えることができた次第です。


この当時は、大企業も盛んにリストラが実施されている中、
たとえ私が定年後に新たな職場を探しても、これといった突出した技術もない私は、
自身の力量のなさを悟(さと)ったりした次第です・・。

そして何よりも遠い勤務先の出向先で、私なりに奮闘して体力も気力も使い果たしてしまったので、
やむなくサラリーマン生活を卒業し、敗残者のような深情で年金生活を始めた次第です・・。     

やがて年金生活を過ごすと、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受しています。

>私の親は60代なのですが、喧嘩しながら毎日過ごしており、「なぜこんな人と?」と思う事が傍目ではあります(笑)
>理想の夫婦とは…その人達にしか分からない事ですけど、一番大切なのは相手を尊重し合えることなんでしょうね。
>失礼かもしれませんが、私には最高の褒め言葉ですが…夢逢人様は可愛らしいご夫婦なのだと思いました。

私は長年サラリーマンで色々と体験してきましたので、
定年後のたまたま年金生活は、家内を思いやれば、安楽な生活が出来ますので、
これもひとつの人生かしら、と思っている次第です。

>深い話もしたいところですが…またの機会にでも!!

コメントありがとうございました。

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