夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

三寒四温の時節、陽射しの中で散策、ときには布団の中で読書を甘受し・・。

2015-01-29 13:43:10 | ささやかな古稀からの思い
私は東京郊外の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の70歳の身であり、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後35年を迎えた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

私は平素の買物専任者で、殆ど毎日のように家内から委託された買物で、
最寄りのスーパーか駅前のスーパー、専門店にメール老ボーイのような責務を果たした後は、
独りで自宅の周辺3キロ範囲の遊歩道、小公園などを歩いたりしている。
       

もとよりこの時節は、過ぎしの5日に『小寒(しょうかん)』を迎え、寒さの始まりの『寒の入り』と伝えられ、
この頃から寒さは厳しくなり、その後の1月20日には『大寒(だいかん)』を迎えて、
一年で最も寒い時期と古来から伝えられている。

そして『小寒』から『大寒』までの15日間、
その後の『大寒』から2月4日の『立春(りっしゅん)』までの15日間の合計30日間を『寒の内』と
古人から長らく伝えられてきている。

『寒の内』と称せられる『小寒』、『大寒』そして『立春』までの時節は、
旧暦であるので、今の暦(こよみ)に於いては2月中旬頃から始まると思われるが、
私の住む地域でも寒い時節となる。
       

こうした中で、3月中旬のような暖かい日もあれば、平年より寒い日もあり、
この時節は三寒四温の時節、と遥か千年前の頃から名言されている・・。

私は暖かな陽射しに恵まれた中、遊歩道、小公園などを歩いたりしていると、
この世の最良のひとときを甘受している、と実感したりしている・・。

落葉樹の冬木立を眺めたり、水仙などの花にめぐり逢うと、陶然としながら、
お酒を少し呑んだように心が華(はな)やいでしまう。

世の中の喧騒も遠のいで、時が止まったかのような心情に、なったりする。
そして富も名声にも無縁な私でも、この世に『幸(しあわ)せ』という言葉があったならば、
こうした時かしら、と微笑んだりした。
              

やがて自宅に向かう帰路、ときには♪春は名のみの 風の寒さや・・と心の中で唄ったり、
人影のいない処では、かぼそい声で、この『早春賦」(そうしゅんふ)』の歌を唄ったりする時もある。


ときおりこの時節、小雨の降る寒い日もある。
こうした時の私は、買物お休みの日だ、と家内と微苦笑しながら決めて、
私は居間のガスファンヒーターの暖房に甘えたりしている。

そして私は本を読んだり、音楽を聴いたり、テレビでニュース、ドキュメンタリー番組を視聴したり、
ネットでニュースを見たり、或いはブログ投稿文を綴ったり、
愛読している数多く方の投稿文を読んだりして、人生の微笑みを感じたりしている。

やがて昼食を家内と共に頂いた後、ソファーで本を読んだりすることが多いが、
何かしら布団にもぐった方が専念できると思い、
2階の寝室に向かってしまう。

そして布団にもぐりと、電気敷き毛布で暖かいのである。

寒い時節になると、家内はときおり、暖かさが何よりのご馳走です、と私に言ったりしてきたが、
確かにポカポカした布団の中にいると、この世の最上の恵(めぐみ)である、と実感させられている。
                 

こうした中で私は本を開き、読んだりしている。
たまたま昨日のひとときは、鎌倉文士の亡き里見とん氏の随筆を読んだりしている中、
《・・喧嘩をすれば弁護士の食いもの。病気をすれば医者の食いもの。死ねば坊主の食いもの・・》
と名言を読んだりして、人生の達人のお方だった、と微苦笑したりした。

この後、少し眠ってしまい、いつでも昼寝ができるのは年金生活の特権だ、
と思いながら甘受したりしている。

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