夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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今年の“新語”大賞の流行語「ぴえん」、なぜ女子中高生の心を捉えたのか、高齢者の私は初めて学び・・。

2020-12-01 07:47:48 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
昨夜、ヤフーより発信されているニュースを見ている中、

『 今年の“新語”大賞は「ぴえん」
    新型コロナ関連のワードも続々トップ10入り 
と見出しを見たりした。


我が家は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


もとより息子、娘もいなく、まして孫もいないので、
何かしら世の中の風潮とか流行に取り残されることもあり、
ときおり私は微苦笑する時もある。

そして今回、《・・今年の“新語”大賞・・トップ10・・》って、

どのようなことなの・・と知的好奇心に負けて読んだりした・・。

この記事は、音楽ランキング専門雑誌として名高い『オリコン』の公式サイト【ORICON NEWS 】で、
11月30日に配信され、無断であるが転載させて頂く。




《・・『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2020」』の大賞は「ぴえん」                 

2020年を代表する言葉(日本語)で、
今後の辞書に掲載されてもおかしくないものを発表する
『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2020」』選考発表会が、
11月30日、都内で行われ、大賞には「ぴえん」が選出された。

「今年の新語」は、一般公募などで寄せられた候補の中から、
辞書編纂(さん)のエキスパートたちが選定。

選ばれるのは、あくまで「今年広まったと感じられる新語」で、
必ずしも「今年生まれた言葉」とは限らないため、
その年話題となった新語・流行語を決める『ユーキャン新語・流行語大賞』とは一線を画する。

トップ10には「リモート」、「密」などといった新型コロナウイルスにまつわる語も、
ランクインしていたが、「選外」にも“コロナ枠”を設けて、
「ソーシャルディスタンス」、「ステイホーム」、「クラスター」、
 「アマビエ」、「ロックダウン」、「手指(しゅし)」が選ばれた。



■『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2020」』トップ10

大賞:ぴえん
2位:〇〇警察
3位:密
4位:リモート
5位:マンスプレイニング
6位:優勝
7位:ごりごり
8位:まである
9位:グランピング
10位:チバニアン
選外(コロナ枠):ソーシャルディスタンス、ステイホーム、クラスター、アマビエ、ロックダウン、手指(しゅし)



このようにベストテンが発表されていたが、
無念ながら『“コロナ枠”』系を半分ぐらい知っている程度であり、
世の中を隔てられている人々に属していると苦笑したりした。

しかしながら大賞を得た『ぴえん』ぐらいの意味合いを知らないと、
今年の大晦日(おおみそか)が訪れてこないように思い、

そして新年も迎えられないように思いながら、
こっそりとネットで調べたりした・・。




やがて日本経済新聞の系列の公式サイトのひとつ【日経クロステック】に於いて、
ITライターとして著名な鈴木 朋子(すずき ・ともこ)さんの寄稿文で、
『 SNSの流行語「ぴえん」、なぜ女子中高生の心を捉えたのか 』と題され、

2020年10月2日で配信されていた。

そして私は、鈴木 朋子さんの教えを乞うように記事を精読した。

《・・ SNSの流行語「ぴえん」、なぜ女子中高生の心を捉えたのか



「ぴえん」という言葉が10代の子どもたちを中心にSNS(交流サイト)で流行し、
今や定着した感さえある。

マイナビティーンズの「2019年ティーンが選ぶトレンドランキング」、
マーケティング会社AMFの「JC・JK流行語大賞2019(言葉部門)」で共に1位に輝いた、
女子中高生に大人気の流行語だ。

2020年上半期には、ぴえんが進化した「ぴえんこえてぱおん」が、
流行語にランクイン、人気の衰えを見せない。

ぴえんは、悲しいときやうれしいときに、泣いていることを表す言葉だ。
泣いているといっても、号泣ではなく、目を潤ませる程度である。

使用法としては「指を蚊に刺された。ぴえん」のように、
ちょっと情けなくて泣いてしまうようなときや、
「優衣がスタバおごってくれた。ぴえん」のようにうれしいときに語尾に付ける。

「ぴえんこえてぱおん」は、ぴえんよりも感極まっているときに使う。


SNSなどでは投稿やメッセージに
「#ぴえん」というハッシュタグにして付けることも多い。

2020年9月24日時点で写真共有SNSの「Instagram」における
#ぴえんの投稿は、11万件に達する。

ぴえんの意味を表す絵文字も人気だ。
目を潤ませて、眉毛が下がっている表情の絵文字で、
英語では「Pleading Face(訴えかける顔)」と呼ばれる。

米Apple(アップル)のiOSでは、2018年10月のバージョン12.1で追加された。

「ぴえん」に使われるiOSの絵文字
(出所:米Apple)
[画像のクリックで拡大表示]



☆広がりを見せる「ぴえん」の流行

「ぴえん」の流行は、言葉だけにとどまらない。

女子中高生は、絵文字をモチーフにしたクッキーを焼き、
「Instagram」に投稿している。

執筆段階で「#ぴえんクッキー」の投稿は、1000件以上だ。
コロナ禍で流行した「#おうちカフェ」とも相性がよかったのだろう。

ぴえんを題材にした歌もある。
アーティストの針スピ子による『「ぴえん」のうた』は、
童謡のような楽曲で、サビで繰り返される「ぴえん」のメロディーが耳に残る。

ショートムービー共有アプリ「TikTok(ティックトック)」では、「ぴえん」のうたを使った動画投稿が、
2020年9月24日時点で7万6000件を超える。

何かが壊れたなど悲しい事象を写した動画のBGMに、
使われることが多いようだ。



「ぴえん」のうたのショートバージョンは、
著作権フリーで公開されているため、ゲームにも使われた。

ゲーム開発を手掛ける、ただすめんが制作した「PIEN-ぴえん-」は
無料の3Dホラーゲームだ。

ぴえんの絵文字に黄色いカラダが付いている不気味なキャラクターに、
追いかけられつつ、ミッションをクリアする。

このキャラクターが出現すると、「ぴえん」のうたが流れるためか、
 2020年7月には音楽配信サービス「Spotify」の「バイラルトップ50(日本)」で
4位にランクインした。

ぴえんの流行に乗り、企業もぴえんをデザインしたTシャツ、缶バッジ、
有料スタンプなどを販売している。

例えばLINEの有料スタンプでは、言葉、絵文字とも、
ぴえんをモチーフとするスタンプが数多い。

女子中高生に人気の自撮りアプリ「SNOW」でも、
目がぴえんの絵文字と同様になり、
上からぴえんの絵文字が降ってくるスタンプを提供している。

メーク法にも「ぴえん」が取り入れられた。
アイドルグループ「NMB48」の吉田朱里さんが、
涙袋にキラキラしたラメを施す「ぴえんアイ」を提唱。

吉田さんは、若い女性に人気のコスメブランド「B IDOL(ビーアイドル)」のプロデューサーでもあり、
ぴえんアイに使えるメーク用品としてB IDOLの商品を動画配信サービス「YouTube」で紹介している。

ラメが黒目に反射することで、潤んだ瞳に見えるという。




☆SNSで使いやすい要素を含む

ぴえんは、なぜここまで流行しているのだろうか。
まず、半濁音を使っていることが挙げられる。

女子中高生は「彼氏」を「かれぴ」と紹介するなど、
半濁音でかわいらしく表現することが好きだ。

さらに、「ぴえーん」よりも短く、
押しつけがましくなりすぎないこともよかったのだろう。

次に、ハッシュタグにしやすいことがある。
女子中高生は、Instagramの投稿にハッシュタグを使って、
文章を付ける。

一般的にハッシュタグは、画像を撮影した場所や料理の名前など、
情報を付加するために使用する。

しかし女子中高生は、「#寝不足でむくんでる」、
「#雨で毛量終わってる」など、
自撮り写真への言い訳をハッシュタグにして書くことが多い。

そのときに「#ぴえん」と足すことで、自虐的な笑いを呼ぶことができる。

さらに、ぴえんの絵文字がアレンジしやすいことも人気の理由だ。
眉毛と目の特徴さえ捉えれば、スイーツや料理にも生かせる。

絵文字自体も人気があり、SNSに投稿する画像にも
絵文字をたくさんデコレーションする文化がある。

少し気持ち悪いけれどかわいい表情が、女子中高生の心を捉えたのだろう。

ぴえんは、半濁音を使った短い言葉、ハッシュタグ、絵文字と、
SNSで使いやすい要素を含んでいる。

女子中高生をターゲットにするのなら、こうした仕掛けが重要になるだろう。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、ITライターとして著名な鈴木 朋子さんの寄稿文に導かれて、
『ぴえん』の女子中高生の多彩な活用を学び、ただ驚かされたりした・・。

私としては、孫世代のような女子中高生が、スマホを中核に、
LINEの有料スタンプ、写真共有SNSの「Instagram」、
ショートムービー共有アプリ「TikTok(ティックトック)」、
女子中高生に人気の自撮りアプリ「SNOW」など活用している時代に、
ただ驚き、溜息ばかりしている。

今回、せめて《・・女子中高生は「彼氏」を「かれぴ」と紹介するなど、
半濁音でかわいらしく表現することが好きだ。・・》、

初めて知り、「彼氏」のことを「かれぴ」かょ・・と微苦笑したりしている。
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2 コメント

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さすがに敏感な… (田舎おじさん)
2020-12-01 16:29:52
 さすがに敏感な夢愛人さんですね。
 私はこの記事を目にしたとき、てっきり「びえん」と読んでしまいました。「びえん(鼻炎)」が何故新語大賞?と訝ってしまったのですが、どうしても理解できませんでした。
 そして再度目を凝らしてみると「び」ではなく「ぴ」だということをようやく発見したのです。「ぴえん」とは参りましたなぁ。まったくその存在を知らずにおりました。まあ、世の動き全てをカバーすることは難しいのでしょうが、考えさせられた一件でした。
 ところで流行語大賞は、無難(?)に「三密」が選ばれたようですね。
返信する
何かと時代遅れの私としては・・。 (夢逢人)
2020-12-01 20:31:18
田舎おじさん様。

>「ぴえん」とは参りましたなぁ。まったくその存在を知らずにおりました。
>まあ、世の動き全てをカバーすることは難しいのでしょうが、
>考えさせられた一件でした。

私も『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2020」』に於いて、
「今年広まったと感じられる新語」で、の大賞は「ぴえん」 と読み、
何かと時代遅れの私としては、好奇心で学んだ次第です。

私としては、女子中高生の『ぴえん』の多彩な活用を学び、
ただ驚かされたりした次第です。



>ところで流行語大賞は、無難(?)に「三密」が選ばれたようですね。

『ユーキャン新語・流行語大賞』は、その年話題となった新語・流行語を決める風物詩のように、
今年の新春より新コロナウィルスの烈風が、殆どの国民の困惑してきましたので、
『三密』に瞬時に納得させられました。

しかしながら、
2018年 「そだねー」(ロコ・ソラーレ 平昌オリンピックカーリング女子日本代表)
2019年 ONE TEAM(ラグビー日本代表チーム)
選定されたように、多くの人が共有できる明るい希望が持てる話題で、
来年の2021年は期待したりしています。
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