夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『セカンドライフの落とし穴』を学び、年金生活12年生の私は、微苦笑を重ねて・・。

2016-05-27 14:57:08 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の71歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後38年の古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

私は民間会社の中小業に35年近く奮戦して、2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
多々の理由で、セカンドライフと称される年金生活を始めて、早や12年生となっている。
            

昨夜、ネットでニュースを彷徨(さまよ)っている中、
【 セカンドライフの落とし穴 】と見出しを見て、どういうことなのょ、好奇心に負けて、クリックしてしまった。

何かしら『NTTiF』に於いて、【セカンドライフの落とし穴】コーナーの連載があり、
第40回のご相談として、『高齢期の格差拡大 ~お金・健康・品性・理解力・満足度~ 』と題して、
ファイナンシャルプランナーの音川敏枝さんが、アドバイスされている内容であった。
http://secondlife-column.net/14/07.html
☆【NTTiF】公式サイト==>【セカンドライフの落とし穴】==>『第40回高齢期の格差拡大 ~お金・健康・品性・理解力・満足度~ 』☆
            

私は昨年の2015年(平成27年)8月下旬に、購読している読売新聞を読み、
何かと苦手な高齢者の経済格差を少し学んだりした。

そして高齢者の所得や資産が過去と比べどう変わってきたか検証し、
バブル崩壊後の低成長などで、生活の苦しい高齢者が増え、世代内で経済格差が広がっている実態を学び、
年金への所得税優遇を縮小すべきだとの声もあるが、高齢者をひとくくりにした税制改正は難しい、と知ったりした。

そして財務省の提出資料によると、一人暮らしの高齢者の33%が、1500万円以上の貯蓄を持つのに対し、
300万円未満の人も26%を占め、高齢者の内実は多様であり、
同じ高齢者といっても恵まれている人と恵まれていない人の両方がいることが゛、改めて学んだりしてきた。
            

今回の記事を読み終わった後、特に私は《・・<健康> 日々の生活習慣がカタチ(身体)にでるのが健康・・》であった。

《・・使わないと体の一部が錆びる、使いすぎると壊れるのが、健康のような気がします。
無理せず 丁寧に体を使ってあげる習慣づくりが、ベストかも知れません。

特に歯の手入れは、高齢者必須です。
と言うより若い時から歯の手入れなどの習慣づくりが歯の寿命、しいては健康寿命を長くさせるコツかも知れません。

食べることは、生きること。
生きることは歯を大切にすることから始まります。

特に判断能力がなくなったと周りが気づくまでの空白期間に、歯の痛みや喪失が相当進んでいる高齢者をよくみかけます。
高齢者の多くは、歯周病にかかっていると言われています。

歯周病は、糖尿病にも影響を与えます。
高齢期に起こりがちな大腿骨骨折ですが、糖尿病が重いと、手術さえできないこともあるそうです。
仮に何とか手術ができても、術後に経過がよくないこともあります。
まさに歯は健康の源なのですね。

健康づくりは「生活のリズムづくり」から始まる。
毎食きちんと食べることは、生活のリズムつくりに欠かせない習慣。
丈夫な自分の歯があればこそ、食事もおいしく食べられるね。・・》

私は定年後の年金生活で、歯科医院で幾たびか治療を受けているので、
そうですよねぇ、と微苦笑しながら同意したりした。
            

そして苦笑させられたは、《・・品性・・》の一節であった。
《・・ある日のバス停の出来事。
激しく降る雨の中、長い間並んで待っていた人を無視し、バス到着と共に
どこからか列に割り込んでバスに乗ろうとした70代の女性たちに、後列の男性が「並びなさい!」と咎めました。

バツが悪そうに薄ら笑いを浮かべた女性たちは、乗車後も大きな声で、はしゃいでいました。・・》

私も稀に路線バスを利用して、同じような状景にあった。
そして貴女方、お孫さんにどのようなしつけをされているんですか、
と何かと気弱な私は、声を上げることができず、心の中で呟(つぶや)いたりした。
            

或いは、《・・品性・・》の一節で、私は怒り心頭で、非国民と感じた一節があった。
《・・「自分は介護の御世話にならないから、65歳からの介護保険料は払いたくない」と言う高齢者。
年金から自動的に天引きされ手取りが減るのが、気に入りません。

厚生年金の保険料を払うと、手取りが減るから厚生年金に加入したくない人。

これまで国民年金の保険料は、ほとんど納付しておらず、
今更厚生年金に加入しても、年金は受給できないことを知っており、
高齢期困れば、生活保護が受けられることを視野にいれた発言です。・・》

国が定めた規約も守らず、責務を逃亡される御方は、
国民として享受する資格はなく、パスポート、運転免許証などは剥奪すべき、と感じ深めている。
            

こうした中で、何よりも深く思案させられたは、《・・<満足度>・・》であった。
《・・貴方は自分の人生を振り返って、自分に満足していますか?
あの時こうしていれば、もっと違った人生だったかも知れないなんて、誰にでもあるでしょう。

でもあのときの選択も、やはり貴方自身がしているのです。
いろいろあったでしょうが、自分の生きてきたこれまでを飲み込んで、未来に進むしかありませんね。

とは言いながら、満足度一つとっても、高齢者で格差が広がっており、生きにくい時代になりました。
たかが相談業務ですが、長く相談を受けているといろんな人に会え、
その人の人生に向きあえ、しらない内に相談者から、素晴らしい贈り物をいただいています。

最近より強く感じるのは、自分の生き様に満足している人は、穏やかに会話ができる人が多いということ。・・》
            

私が年金生活の当初から、平素の買物を自主的に専任者となり、
独りで殆ど毎日のように家内から依頼された品を求めて、買物老ボーイとなっている。

こうした中、最寄のスーパーに買物に行ったり、
或いは駅前までの片道徒歩20分ぐらいのスーパー、専門店に行ったりしているが、
根がケチなせいか利便性のよい路線バスに乗るのことなく、歩いて往還している。

その後、独りで自宅から数キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。

午後からの大半は、随筆、ノンフィクション、小説、近現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

この間、私は年金生活を過ごしている中で、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
          
そして私は愛読しているブログの数多くの御方の投稿文を読ませて頂いたり、
コメントを頂戴したり、返信をしたりしている。
或いは数多くの御方の投稿文を読ませて頂く中で、ときおりコメントをしたりしている。

こうして私はブログに関しては、ほぼ毎日3時間前後は要して、過ごしている。

こうして年金生活を過ごしたりし、ときおり小庭の手入れをしたり、
家内と共通趣味のひとつである国内旅行を遊学している。
            

私は午前中のひととき、独りで自宅から数キロ以内の遊歩道、小公園などを歩き廻ったりしているのは、
職業も地位も世情に関係することもなく、しがらみから解放されたように、
巡礼のように歩いたりしてきた。

そして季節のうつろう情景を眺めたりし、過ぎ去った日々に愛惜を感じたり、
この日にめぐり逢えた情景に心を寄せたりしている。

過ぎし或る時、イギリスを代表するロマン派詩人ウィリアム・ワーズワースの真似事かしら、
と微苦笑したことがあったりした。

ワーズワースは、イングランド北西部にある湖水地方は、氷河時代に形成された湖沼郡が点在し、
その景色はイギリスで最も美しいともいわれている湖水地方の近くに生まれ育ち、
生涯にわたってこの地を散策し続けた、と伝えられている。

私は詩にも素養がなく、ワーズワースも波乱に満ちた人生航路を歩んだと学んだが、
もとより詩に託した才能で、後世にも多くの方に敬愛されている人である。

そして私は《・・ワーズワースは、生まれ育った地で、生涯にわたってこの地を散策し続けた・・》に、
つたない私でも、瞬時に琴線(きんせん)が静かに奏(かな)で始めたのであった・・。

私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に、今住んでいる近くに生家(実家)があり、
都心の高校に通学して、都心の底知れぬ魅力に圧倒的に魅了され、通勤を含めて45年ばかり彷徨(さまよ)ったが、
定年後に年金生活を始めて、私の住む3キロ範囲を歩き廻るのが、何よりも心身安らぎを得ている。
            
このような心情を秘めた私は、たとえ時代、住む国と地域、才能も天と地の差があるが、
ワーズワースさんのお気持ち・・少しは理解できますょ、と私は微苦笑を重ねたりしている。
            

そして私のセカンドライフは、『生きがい』が最優先であり、そして『健康』であり、程ほどの『お金』と深く感じている。

ときおり60代の10年間の年金生活を振り返る時は、
ここ7年前の頃から、世の中の数多く60代の諸兄諸姉は、人生の苦楽を重ねた後、何かと安堵しながら、
セカンド・ライフに於いて、身も心も溌剌と過ごせる人生の黄金時代と称せられるゴールデン・イヤーズの中、
数多くの知人、友人から何かと嬉しい、楽しげな便りを数多く受けたりしてきた・・。
           
そして私も過ぎ去った60代の年金生活の10年間の日々は、
つたない定年まで半生から比べれば、私の人生の中で何より安楽な時代、
と思い重ねたりして享受し、大病に遭遇せず、70代も継続している・・。

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