夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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<コンビニ>進化するイートイン、時代遅れの老ボーイの私は学び、やがて時代の変貌に溜息を重ねて・・。

2017-06-29 16:06:42 | ささやかな古稀からの思い

 

 昨夜、ネットでニュースを見ようとパソコンを立ち上げ、
私はトップページとしては【YAHOO! JAPAN】に設定しているので、
トピックス・ニュースが表示される中のひとつには、
【 <コンビニ>進化するイートイン 】と見出しがあった。

私の住む家の近くにコンビニの『セブン・イレブン』と『ファミリーマート』があるが、
少し歩いた先の食品スーパー、或いは10分ばかり歩いた食品スーパーに行くことが圧倒的に多い。

或いは駅前にあるスーパー、専門店に、15分ばかり歩いて買物に行ったりしている。

もとより働いて下さる方は多忙で、身近なコンビニ活用は理解できるが、
私は年金生活の身であるので、時間は自由となり、少し遠いスーパーでも苦にならず、歩いたりしている。

こうした中、平素の我が家の買物は、家内から依頼された品をスーパー、専門店で求め、
買物メール老ボーイとなっている私でも、ときおりコンビニに行ったりする。
             

私は18歳の大学一年生の山歩きのワンダー・フォーゲル部に加入して、
夏季合宿以来、タバコを喫う愛煙家のひとりとなっている。

定年後の年金生活を始めると、自主的に室内禁煙と家内に宣言して、蛍族となり、
私は少しボケた脳の活性化と思い、一階のテラスとか玄関の軒下で、
携帯灰皿を持ちながらタバコを喫ったりしている。

日々の外出先では、所定の喫煙所とか人影のないベンチで喫ったりしているが、
街中とか住宅街でタバコをポイ捨てする恥知らずの御方は、
タバコを喫う資格はない、と憂いたりしている。

こうした中、タバコ臭さ、そして老人特有の口臭を老ボーイの私は気になり。
コンビニで見かけた『スピードブレスケア』を秘かに愛用している。

プチッとはじける液体ミントで、可愛らしいケースに小粒が30粒ほど入って、
特に心清らかなご婦人とお話しする時、私は事前に3粒ほど口に含み、やがて談笑したりしている。
             

こうした関係で、私はコンビニでは定期的にタバコと共に口臭剤の『スピードブレスケア』、
そして総合月刊雑誌『文藝春秋』を買い求めたり、散策の時に煎茶のペットボトルを買い求めている。

或いは私はスーパーで買物を終えて、帰宅する途中で、コンビニに寄り、
家内から依頼されたスィーツなどを買い求めたりしている。

これくらいしかコンビニを利用していない私は、今回の見出し『<コンビニ>進化するイートイン 』と表示され、
イートインって・・なんなょ・・、と買物メール老ボーイの私は気になり、こっそりと読んでしまった。

 
この記事は、毎日新聞がネツトに配信された記事のひとつで、
『<コンビニ>進化するイートイン 「自宅以上外食未満」の今』と題された記事で、
統合デジタル取材センターの小国綾子・記者が綴られ、6月28日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・<コンビニ>進化するイートイン 「自宅以上外食未満」の今

街のコンビニに、店内で買った物を飲食できるイートインスペースが増えている。

商談、昼寝、受験勉強、デートの待ち合わせから「ちょい飲み」まで、使われ方はいろいろ。
しかも都会と地方、ビジネス街と住宅地でまったく違う進化を遂げつつある。
「自宅以上外食未満」のイートインを歩いてみると・・・。


◇「ちょい飲み」OK

「これ全部で、2人で2600円。他で飲む気にならない安さでしょ」。
常連の男性会社員(64歳)のテーブルには、焼き鳥、チキン南蛮、野菜サラダに
白菜の一夜漬けのつまみ4品と赤ワイン1本、ビール2缶が並ぶ。

つまみは、店のスタッフが温め、食べやすく切り、皿にきれいに盛りつけてくれる。
グラスは冷えている。生ビールもある。


飲酒を禁じるイートインが多い中、
ここ、ミニストップの新業態「cisca(シスカ)」は、あえて「ちょい飲みコンビニ」をうたう。

営業は午後10時まで。現在、東京都内に5店舗ある。
1号店の日本橋本町店はカウンターとテーブルの17席。

安さと手軽さが好評で、午後7時を待たずもう満席だ。
数人のグループでワインを何本も空ける客もいれば、生ビール1杯で帰っていく1人客もいる。


ミニストップは1980年創業。業界では後発だったため、
当初から全店舗に、イートインを設置し差別化を計った。

2014年開業のシスカは、他社がイートインに力を入れ始める中、
あえて「ちょい飲みOK」を掲げ、さらなる差別化を狙った形だ。


前出の男性は「スーパーやディスカウントショップで酒を買い、
家で飲む方が安いけれど、居酒屋よりは、ここが安い。
家と居酒屋の『中間地点』かな」。つまり「自宅以上居酒屋未満」ってわけ。


せっかくなので、私も飲んでいくことにした。
クラフトビール1缶と、肉売り場でソーセージ3本。
ソーセージは温め、切り、盛ってもらって、ビールは冷えたグラスに。
これで500円でおつりが。なんかうれしい。


「今夜は満席かあ。次は予約してきまーす」。
店をのぞきこんだ5人グループが、そう言うと帰っていく。
予約できるコンビニ、って初めてかも。



◇都心では商談も


今、コンビニ各社がイートイン拡充に、力を入れている。

ファミリーマートとローソンは、事情が許す限り、新規出店の全店舗に導入する方針。
セブンイレブンは「最初にイートインありきではない」と前置きながらも、
「お客様のニーズがあれば導入していく」。

大手3社の全国約5万店舗中、既に3割近い店にイートインがある計算だ。


ところでコンビニのイートイン、立地によって使われ方や雰囲気が全然違う。

まずは都心。東京・赤坂のファミリーマート日枝神社前店は、
2階建ての2階フロア全部が、イートインスペースだ。
2人席を中心に席は37人分。見た目は、もはやカフェである。


平日午後に訪ねれば、一人でランチ、一人で昼寝、一人で仕事、一人でスマホ・・・
客のほとんどが「お一人様」。

半分は女性。無料の電源コンセントや無線LANが使えるので、仕事をする人も多い。
会社員風の男性2人がやって来るなり、名刺交換を始めた。
100円コーヒー片手に商談か。

スーツ姿の男性が現れ、ノートパソコンを開いて、
一人で仕事中の女性に「◯◯さんですか?」。
こちらもコンビニで仕事の打ち合わせらしい。


商談の隣では、若い女性がテーブルにカバンを置き、その陰に隠れるように寝息を立てている。

商談と昼寝が隣り合わせる昼下がり。
お互いのことに構わないのがルールみたいだ。



◇寝やすいですか?


都会では、昼下がりのカウンター席には、たいてい昼寝客がいる。
女性が3人並んで寝ていたり、求人雑誌を枕に男性が3時間寝ていたりするのを見たこともある。


コンビニって、そんなに寝やすいですか?
勇気を出して聞いてみた。

20代の女性は「だって男性は、職場や喫茶店でも寝られるけど、女性には無理。
でも、コンビニでは、なぜか周囲の目が気にならないんです。
知り合いがいないし、1人でいても変じゃない場所だからかな」


イートインのカウンター席の間隔は、せいぜい70センチ。
男性トイレの小便器の快適な間隔は、ひじを広げられる75~90センチというから、
それより狭いくらいだ。

それなのに人々は、まるで個室にいるかのように、周囲を気にせずくつろいでいる。


繁華街の別の店では、デートの待ち合わせに使うカップルや、
「予備校の自習室より落ち着く」と勉強する浪人生も見た。


たいていの店は、飲酒や喫煙のほか、飲食品の持ち込みを禁じているが、
持ち込み禁止の表示のない店舗では、小さな紙パックの野菜ジュースを一つだけ買って、
堂々と持参した大きな保温式弁当箱を広げる若い男性を見たこともある。

のんびりスマートホンをながめながら弁当を食べる男性の隣で、
思わずそっと弁当箱をのぞき込んだら、おいしそうな卵焼きや唐揚げが並んでいたのだった。



◇小学生からお年寄りまで


東京から電車とバスで2時間近く。埼玉県日高市の広大な団地の中に、
ファミリーマート飯能日高団地店はある。

2014年開店の店には、ソファなど4人掛け中心に22席のイートインがあり、
一見ファミリーレストラン風。

平日午後2時前、30代の女性3人が、アイスコーヒーで談笑中。
幼稚園バスのお迎え前の井戸端会議だという。


「ほかにも近所の自治会の会合でも、よく利用します。
誰かの家を訪ねるより気楽ですから」。
まるで公民館かコミュニティーセンターのようだ。


午後3時ごろ、小学6年生の女の子が2人がやってきて、ソファ席でおにぎりをむしゃむしゃ。
「コンビニに行く、と言ってママからお金をもらった」という。

「4年の時に、この店ができて以来ずーっと来てる。週2回ぐらい。
友だちとおしゃべりするの。宿題することもあるよ」。

物騒な世の中だから、母親だって我が子が公園で遊ぶより、
コンビニ店内にいてくれた方が、ずっと安心なのかも。


夕方は、散歩帰りのリタイア組男性が、ちらほら。
1人客だが、近所の知り合いを見つけると、話しかけたりもするみたい。

近所に暮らす従業員女性(66歳)が、1日の風景を教えてくれた。
「朝は、夫婦や親子がここで食事し、出勤・通学する姿を見ます。
お昼は近所のお母さんたちが待ち合わせて、思い思いのコンビニ弁当を買ってランチ。
夜になるとペットボトルの飲み物1本で黙々と受験勉強している高校生も」。

ここで食べれば、ゴミも出ないし、食器洗いもいらない、と老夫婦が夕飯を食べていくこともある。


昼寝する人を見かけませんねえ、と尋ねたら、女性従業員に大笑いされた。
「そりゃ、ご近所の目がありますからね」



◇雑誌売り場→イートイン


なぜ都心と地方で、こんなにも違うのか。

ファミリーマート広報室の津瀬暁子さんは
「地方では都心と違うサービスをしないと、シニア層や女性客を引きつけられない」という。

「ソファ席を増やしたり、キッズスペースを設けたり、コミュニティーの拠点になる場所を目指しています」とも。


各社が貴重な売り場面積を削ってまで、イートインを導入するのは、
集客率アップや「ついで買い」効果が期待されるから。
「女性・シニア層の来店動機にも結びつくようです」と津瀬さんは説明する。


コンビニの、道路に面したガラス張りのスペースは、
かつて、立ち読み客のにぎわいを外に見せるための雑誌置き場だった。

今は次々にこのスペースが、イートインのカウンター席に変わりつつある。
食事を取る女性客が外から見えることが、女性客やより幅広い年齢層の客の入りやすさにつながるからという。



◇糖質制限ダイエットにも


健康志向のイメージで、女性にも人気の「ナチュラルローソン」のとある店舗では、
週5回、平日は毎日そこで昼食を食べる、という女性(25歳)にも会った。


「普通の飲食店で外食すると、炭水化物中心のメニューが多いし、1人で入りにくい。
コンビニは入りやすく、しかも、総菜だけ食べれば、炭水化物を抑えた食事ができるから。
毎日ここでも飽きません」


わかる。かくいう私自身、仕事でバタバタしていて、昼食を食べ損なった昼下がりは、
会社1階のコンビニのイートインに向かう。
たいてい、野菜ジュースと海草サラダと野菜の煮付け・・・。


コンビニのイートインは、「糖質制限ダイエット」にも格好の場所なのだ。

コンビニが素材になる小説や漫画が増えている。
昨年はコンビニでアルバイトをしている女性を主人公にした小説「コンビニ人間」(著・村田沙耶香さん)が芥川賞を受賞した。


月刊少年マガジンに連載されている「コンビニお嬢さま」は、
京都市の漫画家、松本明澄(あすむ)さんの初連載作品だ。
主人公は深窓のお嬢様。しつけが厳しくコンビニでの買い食いを許してもらえないが、本人はコンビニが大好き。

それでこっそり買い物しては、家に持ち帰り、自宅でアレンジ料理を試みる、というコンビニグルメ漫画。
例えば、コンビニで買った茶わん蒸しとサケおにぎりを土鍋で煮れば、絶妙な味の雑炊のできあがり・・・という具合だ。


松本さん自身、「イートインはよく利用します。
外で1人で食べ歩きするのは、人目を気にしてしまうタイプなので、
店内でゆっくり食べられるスペースはありがたい。電源完備の所が多くて便利ですね」。

同作品にイートインの場面は登場しないが
「買い食いを禁じられている主人公の夢の一つは、買ったものをすぐにイートインで食べること」(松本さん)だとか。
少年誌の連載ながら、女性読者の方が多いという。



◇「ながら食べ」の受け皿に?


20年間、食卓と家族の研究を続けてきた岩村暢子・日本能率協会総合研究所客員研究員は
「コンビニが一般家庭の食卓の一端をすでに担っているとまでは、言えないと思います」と前置きしつつも、
「ここ数年は、レストランでも自宅でもない場所で、食事をする人が増えている」と指摘する。


「会社の自席でパソコンを見ながら、移動の車中で、時には歩きながら。
忙しかったり、家庭で食事が用意されなかったりして、移動の途中で、食べる人々が増えているんです」。


家族が違うものを、違う時間に違う場所で、食べる傾向も進む。
しかも、日によって家族の予定もばらばらだ。

「夕飯に皆で、つつく卓上料理や出来たての料理を用意する家庭が減っている。
朝ご飯はもはや『家で食べるもの』ではない。家庭で用意するには、効率が悪いからです。
しかも、食事だけのために時間を使わない『ながら食べ』も増えている」と岩村さん。

コンビニのイートインの増加について、
「移動途中で食べる層や『ながら』食べの受け皿になっている可能性が十分にあります」と語る。


そういえば、コンビニで食事する人々のほとんどが、スマートホンをいじっていたっけ。

コンビニのイートインをのぞき見れば、その街と人々の暮らしが見えてくる。・・》
 
私は民間会社中小業で、1970年(昭和45年)の春より、
定年退職した2004年(平成16年)の秋まで、サラリーマン生活をした身である。

今回の記事を読みながら、幾たびも時代の変貌に溜息をさせられたりした。
 
私たち夫婦は、無念ながら子供に恵まれなかったが、
我が家で食事は、私が深夜まで奮戦したり、ときには徹夜になった時もあったが、
平常時の時は、朝食、夕食を家内と共に頂いていた。

そして勤務中の昼食時は、付近にある食事処、
或いは会社に配達して下さる日替わり弁当などを私は職場の友と食べたりしていた。
やがて昼食後は、職場の友と、付近にある喫茶店でコーヒーなどを飲みながら、
談笑したりしていた。
 
私たちが過ごしてきた昭和の時代は、日本の多くの人たちは一生懸命に働けば、年収も毎年増え、
そして家族で明日に希望が持て、実感できた総中流社会であった。

こうした中で、私たち年代を含め多くの先輩、後輩の男性は、
一家の主(あるじ)、或いは夫として、もとより家計の責務で奮闘して働いていた。

そして妻の多くは後方支援となり、育児、料理、掃除、洗濯、交際など専業主婦として奮戦し、
昭和妻の責務を果たしてきた。
            
やがてバブルが終息し、そして平成元年(1989年)11月10日からベルリン市民に寄る『ベルリンの壁崩壊』した後、
まもなくソ連が崩壊し、世界の諸国の政治はもとより、外交・軍事・経済、やがて社会が一変した。

そして世界の経済が自由主義経済の一色となり、やがて日本は失われた15年で、
主要各国や躍進してきた中国などに国際競争力に敗退し、かっての高度成長の総中流社会の再現は、
見果てぬ夢となった。
          
そして殆どの民間会社は、社員が一家を養(やしな)うだけの給与を支払う余裕もなく、低下してきた。
やがて私は確か5年前の頃、働いて下さる現役世代の男性の民間会社に勤めている正社員の人たちが、
平成9年( 1997年〉の時点から、年収が横ばいと知り、無力な私は悲嘆した・・。

私は何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。
 
周知の通り、失われた15年での中、政治は混迷、経済は低迷、そして社会も劣化した後、
ここ10年は特に、たえず短期に成果を問われる勤務となっている。

そして大企業の正社員であっても、常時リストラ時代と称せられ、
多くの会社は正社員は6割、契約社員、アルバイトなどは4割、と知り、深く憂いたりしてきた。

或いは国税庁による「民間給与実態統計調査」に寄れば、
1人あたりの年間平均給与は、継続的に下がり続け、
平成16年には438.8万円だったのが、やがて10年過ぎた平成26年には415.0万円と知ったりした。
                   
こうした過酷の中で働いて下さる現役世代の諸兄諸姉の人たちは、このように熾烈な状況の中で奮戦する中、
「世代間扶養」の原則に基づいて、保険料のひとつ『厚生年金』を支払って下さり、
数多くの私たちの年金生活は支えられている現実がある。

更に私は、昨今学んだことは、《・・年収700万円世帯の手取り収入は、15年前に比べて50万円も減った。・・》
こうした現実に、無力な私は、瞼(まぶた)が熱くなってしてしまった。

このような社会の変貌により、殆どの家庭は、夫、妻と共に働く時代となり、
《・・家族が違うものを、違う時間に違う場所で、食べる傾向も進む・・》時代到来に、
私は溜息を重ねて、無力な私でも憂いたりしている。
 
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