夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

認知症が進行しても「施設に入らず、自分の家で過ごせる人」に共通する資質、真摯に私は学び・・。

2022-07-15 11:48:31 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【幻冬舎ゴールドオンライン】の『健康』を見ている中で、
『 認知症が進行しても「施設に入らず、自分の家で過ごせる人」に共通する資質 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住んでいる。


こうした中、私たち夫婦にとって難題は、

やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
介護施設にお世話になる時と思われる。


                    

こうした中、要介護認定されている場合は、
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などを学んだりしてきた。              

そして私たち夫婦は、いつの日にか『要支援』までであったら、何とか自宅で過ごせると思われるが、
やはり『要介護』になってしまったら、やむなく介護施設に入居すると思案したりしてきた。

しかしながら介護施設の多くは、共同生活に伴い、

何かと制約が多いと思われ、できる限り《・・自分の家で過したい・・》、
と思ったりしている。

こうした真情を秘めている私は、今回の表題の記事を読んでしまった・・。



この記事は、高齢者医療に精通されている近藤 靖子さんの寄稿文であり、
【幻冬舎ゴールドオンライン】の『健康』に於いて、7月12日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。


《・・「まだ大丈夫と思いたい。でも、知っておけば準備できる。」
  高齢者認知症外来・訪問診療を長年行ってきた専門医・近藤靖子氏は、
書籍『認知症のリアル 時をかけるおばあさんたち』のなかで、
「自分の家でできるだけ長く過ごすための秘訣」について解説しています。



☆独居で介護サービスを受け入れた暮らし

認知症高齢者が増えているということは、よく話題になりますが、
多くの人は、自分は大丈夫だろうと思っています。

ところが、実は誰でも認知症になる可能性があります。
ある研究では、85歳以上の高齢者の3人に1人、
そして90歳以上の2人に1人は認知症であるということが報告されました。

認知症になる最大のリスク要因は、高齢であるということ、
すなわち長生きすればするほど、
認知症になる確率が高くなるということです。

高齢化していく日本社会においては、
認知症は、例えば癌のようにありふれた病気なのです。

 癌の場合も、2人に1人の割合で、
生涯の間に癌になる可能性があると言われています。 

認知症とは、脳の働きが衰えて、日常生活に支障をきたしている状態を言います。
年を取ると誰でも脳の働きが落ちてきますが、
自力で身の回りのことができていれば、何とか生活できます。

 高齢で、仕事もとっくに退職していれば、
高度な脳の働きや、正確さまでは必要ありません。

扉に鍵をかけたかどうか忘れてしまったらもう一度確認すればよいし、
財布をどこに置いたかわからなくなったら片っ端から探せばよいわけです。



でも、人間らしく生きるために、基本的なことがうまくできなくなってきたら、
ほかの人からの介護サービスが必要になります。

基本的なこととは、次の3つです。
食べること、
排泄すること、
そして清潔を保つことです。

 認知症が進んでくると、まず、計画的な買い物や
調理などの複雑な家事ができなくなります。

庭の手入れや掃除などもできなくなり、
また、汚くても平気になってきます。 

さらに認知症が、中等度から高度に進行してくると、
入浴をしなくなり、尿失禁や便失禁をきたし、その後始末もできなくなってきます。

この段階では、日常的な介護が必要になります。
 ところが特に独居している高齢者では、
介護を拒否して受け入れられない人が多く、家族も対応に苦慮します。



☆「認知症のかなり進行したAさん」に医師が驚いたワケ


私たちは、以前、進行した認知症があるのに、
とても上手にヘルパーによる介護を受けて、
暮らしているAさんの訪問診療を行っていました。 

Aさんは、独居高齢者ですが、
1日に2回ヘルパーさんに来てケアをしてもらっています。

親戚の人が隣の家に住んでいますが、
日中は仕事があり、帰宅してから訪ねてくれます。 

Aさんの認知症はかなり進行していて、
他人との意思の疎通は、困難なレベルです。

 起きている時は、ニコニコと笑顔でよくしゃべりますが、
意味は、お互いに通じません。

トイレは、伝い歩きでほぼ自分で行きますが、時々失禁します。


 
Aさんは、自分がデイサービスに出かけるのは嫌がるので、
家にサービスを導入するようになりました。

何人かのヘルパーさんが毎日順番に来ては、
食事を作ったり、部屋を掃除したり、身体保清のケアをし、
Aさんは、相手が誰でも比較的スムーズにケアを受け入れます。 

介護サービスがとてもうまく遂行できていて、
私たちがいつ訪ねても部屋は綺麗に掃除されており、
Aさんも清潔な服を着て、テーブルにちょこんと座っていました。 

家族に直接介護されず、施設にも入らず、
こんなに快適に自分の家で暮らせるなんて、と私には驚きでした。

 穏やかで時間が止まったような日々が、数ヵ月続きました。

ところがある日、Aさんは部屋で倒れているところをヘルパーさんに発見されました。

すぐさま病院に救急搬送され入院治療を受けましたが、
3日後に死亡しました。
ピンピンコロリの見本のような最期でした。 

こういう最期は、希望してもなかなか実現しませんが、
自分の家でできるだけ長く過ごすためには、
「他人からのケアをスムーズに受け入れる」という資質が大切なようです。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
 



今回、高齢者認知症外来・訪問診療を精通している近藤靖子さんの寄稿文に導かれて、
《・・認知症が進行しても「施設に入らず、自分の家で過ごせる人」に共通する資質・・》、
多々教示させられたりした。

これまでの私は、介護施設にお世話になる決断する時として、
恥ずかしながらトイレに間に合うづに、オシッコなどを漏らしてしまった時・・
と思い馳せてきた。

もとより認知症に遭遇してしまった時は、家族とか近所の御方に、
ご迷惑かけると思われるので、認知症が進んだと自覚した時は、
無念ながら介護施設にお世話になる時と、思案してきた・・。

今回、《・・自分の家で、できるだけ長く過ごすためには、
「他人からのケアをスムーズに受け入れる」という資質が大切なようです。・・ 》、

と学び、もしかしたら私は少し範疇に入るかしら、と微笑んでしまった・・。



私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら歓談したりしている。

こうした中、新コロナウィルスの烈風の以前は、
私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、 女性グループの御方たちと、
話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしていた。

いずれも新コロナウィルスの烈風で、世の中は様変わりとなり、
私も閉塞感を感じながら、人気の少ない処、時間を配慮して、
独りで散策したりしてきた・・。

こうした中でも、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。 




このような私は、見知らぬ御方にも人見知りもなく、
私に対して温かな言動をされると、
素直に、感謝致しますょ・・と呟(つぶや)いたりしてきたので、
今回の課題に、大丈夫かしら、と微笑んだりしている。

しかしながら男の癖におしゃべりが好きな私は、
うるさいわょ・・静粛にして下さい、と周囲から苦言されると思われるので、
やはりダメかしら、と微苦笑したりしている。
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