夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

猛暑の中、駅前に・・♪   《初出2007.8.22.》

2008-05-30 10:57:27 | 読書、小説・随筆
東京の郊外は、8時過ぎには早くも30度を越えて、
相変わらず暑い日中を迎えようとしていた。

私はここ10日前後は、最寄のスーパーで買物を済ませたり、
少し遠回りして散策をしている程度であった。

本日は駅前の歯科医院に10時半に予約しているので、
9時半過ぎに家を出て、川沿いの遊歩道を歩いた。

途中で私の好きな底紅で純白の花びらの宗旦木槿(ソウタン・ムクゲ)が数多く咲いていたが、
炎天下の中、心に余裕がなく、少し観ただけで先を急いだ。

駅前のスーパーのトイレで、顔を洗った後、本屋に寄った。

これといって欲しい本がなかったが、
新刊本コーナーで、一冊の本の題名に惹(ひ)かれて、購入した。

今年の春に敬愛した作家の城山三郎の追悼して一冊であり、
『城山三郎 命の旅』(講談社)であり、内橋克人、佐高 信の両氏が編集された本である。

私は城山三郎・氏に関しての思いは、少なくとも2篇綴っているので省略する。


『慈父のような存在だった城山三郎・氏・・!!』 投稿日:2007年3月23日

『慈父のような方、死の淵(ふち)に・・。』 投稿日:2007年6月11日


この後、歯科医院の待合室で読みはじめ時、
私の名前が呼ばれたので中断した、

治療後、コーヒーショップの『ドトール』で、
アイスコーヒーを飲みながら、編集された内橋克人、佐高 信の両氏に寄る対談のタイトルが、

”慈母”としての城山三郎

と掲げられていたので、私は微苦笑をしたりした。

そして、座談の名手の特集の中で、
城山三郎、宮澤喜一の両氏に寄る対談を精読した。

この両氏の賢人の発言に教示されたことは当然であるが、
発言された時代に思いを馳(は)せると、
より一層目頭が熱くなる・・。

両氏は今年に他界された方であるが、
こうした人こそ日本の貴重な人であり、稀な人だった、
と改めて私は教示を受けている。

この後、スーパーで買物を済ませ、家内の好みのパン屋に寄った後、
帰宅した。

昼過ぎのニュースで、東京は37度の猛暑と報じて折、
私は洗面所で顔を洗い、クーラーの冷気に身を寄せたりした。



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