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「血管」は、何歳からでも鍛えられる、若さと健康を保つ「血管のほぐし方」、私は学び、微苦笑して・・。

2024-01-31 14:09:27 | 喜寿の頃からの思い

先程、愛読している講談社の公式サイトのひとつの【 現代ビジネス 】を見ている中で、
『 「血管」は、何歳からでも鍛えられる・・・
    若さと健康を保つ「血管のほぐし方」、そのスゴい方法をお教えします 
』、
と題された見出しを見たりした。

「血管」は、何歳からでも鍛えられる…若さと健康を保つ「血管のほぐし方」、そのスゴい方法をお教えします(週刊現代) @gendai_biz

「血管」は、何歳からでも鍛えられる…若さと健康を保つ「血管のほぐし方」、そのスゴい方法をお教えします(週刊現代) @gendai_biz

『別冊 おとなの週刊現代 「血圧」と「血管」の新しい知識』では、多くの人が悩みを抱える「血圧」や「血管」にまつわるさまざまな情報を紹介している。同書より、「血管寿...

現代ビジネス

 

別冊 おとなの週刊現代 「血圧」と「血管」の新しい知識』では、
多くの人が悩みを抱える「血圧」や「血管」にまつわるさまざまな情報を紹介している


同書より、「血管寿命」にまつわる記事をおとどけする。


☆日本人は「血管で死ぬ」

人の体内では、およそ5リットルもの血液がつねに循環している(体重が65kgの場合)。
その血液を体のすみずみまで届けるための「水道管」が血管だ。

仮に、ひとりの体内に張りめぐらされた血管をまっすぐにつなげると、
その長さは10万kmに達し、地球を2周半してもまだ余る。

歳を重ねるにつれ衰えるのは、心臓や肺、胃腸といった大きな臓器だけではない。

壁の中を通る水道管の傷みが見えづらいのと同じように、
ふだんは意識しづらい、血管という「隠れた臓器」もまた、加齢によって大きな影響を受ける。


「まず知っておいていただきたいのは、血管も実は『筋肉』でできているということです。

人の血管は3つの層からなっていて、
外側から外膜、中膜、内膜と大まかに分けることができます。

そのうちの中膜は、血管平滑筋という筋肉からなっている。
これは歳をとるにつれて石灰化(カルシウムが沈着すること)して硬くなっていきます。

さらには、『線維芽細胞』とよばれる繊維質のものが増えてゆき、
血管の壁は柔軟性を失い、伸びづらく、広がりづらくなっていくのです」
(立命館大学スポーツ健康科学部教授の家光素行氏)


経年劣化でもろくなった水道管は、
中を通る水の負荷ですり減って、水圧に耐えきれずいつか破れる。
同じく血管も、血液が流れれば流れるほど、劣化し消耗してゆく。

家光素行氏が続ける。

「血管が硬くなり、さらに損傷すると、
炎症が生じたところにLDL(悪玉)コレステロールなどが入りこみ、血管の内側にたまります。
それが肥大化すると『プラーク』という塊ができて血栓をつくり、
脳や心臓の血管を詰まらせるわけです」

日本人の死因のトップ5には、つねに脳血管疾患と心疾患がランクインしているが、
これらはいずれも血管が破れたり、詰まったりすることで起こる病気だ。

また、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の背後にも、動脈硬化が隠れている。
日本人の多くが「血管寿命が尽きて死んでいる」と言っても言いすぎではないのだ。

 

☆こり固まった血管をストレッチ

それでも、あきらめる必要はない。
血管が「筋肉」からできているということは、血管も体のほかの部分と同じく、
ストレッチしたり、鍛えたりできるということにほかならない。

メンテナンスさえ怠らなければ、衰えた血管は、ふたたび元気になる。
つまりは、血管寿命を伸ばすことができるのである。

ただしそのためには、正しい手順をふむ必要がある。
まずやるべきは、硬くこり固まった血管を「ほぐす」ことだ。

体内の血管は、まわりを筋肉でびっしり取り囲まれている。
その筋肉が固まった状態では、血管を自由に動かし、伸ばしたり広げたりすることはままならない。

Photo by gettyimages


「私が参画した研究では、60歳以上の男女132人を対象に行った実験において、
体が硬い人は、柔らかい人よりも動脈硬化が進行していることがわかりました。

靴下をはくのがつらい、前屈ができないといった人は、
血管が、かなり硬くなっている可能性が高いのです。

固まった血管をほぐすうえで効率的なのは、
体の中でいちばん筋肉の量が多く、太い血管も通っている脚をねらったストレッチです。

血流が悪い人は、下半身に血液が溜まりがちになりますが、
脚をストレッチすれば、溜まった血をしっかり心臓へ押し戻す効果も期待できます」(家光氏)

とりわけ、脚についている血管と筋肉で重要なのが、この4ヵ所だ。

(1) 太ももにある大腿動脈と大腿四頭筋

(2) ふくらはぎにある後脛骨動脈とヒラメ筋・腓腹筋

(3) 膝の裏を通る膝窩動脈

(4) 足の甲を通る足背動脈と足先の毛細血管

これらをストレッチするための4つの方法を下図に示したので、順に解説していこう。

いずれも、イスに座ったまま15秒ずつキープして、片脚につき合計1分やるだけで、十分に効果がある。

☆「伸ばして、休む」が肝心

1の「前もも伸ばし」では、
イスに横向きに座り、お尻の片側だけを座面に乗せる。

背もたれを持って、座面に乗っていないほうの脚を後ろへ伸ばそう。
このとき上半身が前に倒れないように、できるだけ背筋をまっすぐ立てるのがコツだ。

2の「ふくらはぎ伸ばし」は、
イスに浅く腰かけ、片脚をかかとが浮かない程度に、少し後ろへ引く。

その状態で、引いた脚の膝に両手をつき、前傾するようにして押し込もう。
ふくらはぎが伸びるのがわかるはずだ。


ここで、ストレッチをするとき、全般的に気をつけるべきポイントをふたつお伝えしたい。
呼吸を止めないようにすること、そしてきちんとストレッチ後に休息をとることだ。

「ストレッチに一生懸命で、呼吸が止まってしまう人が多いのですが、
息を止めると血圧が上がり、かえって血管に負担をかけてしまいます。
どうしても呼吸が止まる人は、声に出して15秒数えるのがいいでしょう。

また、いちばん血流が増えるのは、実はストレッチの最中ではなく直後です。
焦ってすぐに次の動作へ移らず、10~20秒ほど休みながら、
ゆっくりとストレッチしましょう」(前出・家光氏)

3の「膝裏伸ばし」でも、2と同様にイスに浅く腰かける。
片脚を前へ伸ばしたら、膝に手をあてて下へ押し込むようにする。
このとき、膝と肘が曲がらないように気をつけよう。

ここまでで、脚の主な血管と筋肉がほぐれたら4の「足の甲伸ばし」で総仕上げだ。
片脚をもう片方の膝に乗せたら、足先を持って背もたれにもたれかかる。

足先には毛細血管が集中していて、血液が流れづらい。
足の冷えが気になる人は、とくに動脈硬化のリスクが高いので、入念にやろう。

最初のうちは、こうしたストレッチは、なかなかつらいかもしれない。

それでも、続けることでだんだんと血流がよくなって体温が上がり、血管はしなやかになっていく。
姿勢をキープする時間は、それぞれのポーズにつき5
秒や10秒でもいいので、毎日やるのが肝心だ。

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


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