夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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《冬の1月の旅路》序章 十勝幕別温泉に初めて訪れ。 《1》【2013.1.20.~1.25】

2014-01-14 08:36:21 | 旅のあれこれ
     序 章  帯広市の郊外にある十勝幕別温泉に初めて訪れ


私たち夫婦は、国内旅行が共通の趣味のひとつであり、特に雪の舞い降る情景に魅せられて、
この時節になると、雪恋し、心情となり、
過ぎし20日より北海道の帯広市の郊外にある十勝幕別温泉の中のひとつのリゾートホテルに、
5泊6日で滞在し、周辺を周遊してきた。

私たち夫婦は何故かしら北海道の風土に魅せられて、幾たびか訪れてきたが、
無念ながら十勝地方の帯広の地域は、3度ばかりしかなかった。

最初は周遊観光で晩秋の時に、道東めぐりの2泊3日の最終で十勝地方を観たりし、
その後は、5月の知床半島のクルーズに魅了された後、旅の終わりとして十勝川の筒井温泉に宿泊したが、
いずれも雪のない時節であった。

私の心の奥底には、この十勝地方の帯広の冬のイメージは、
郊外の果てしなく拡がる大雪原の中、蒼穹(そうきゅう)の情景である。
厳冬の晴れ間の中、雪の大地は凛とし、果てしなく青空が高く観えるのが、蒼穹(そうきゅう)の言葉に何よりも相応しい、
と思ったりしている。


私が今でも敬愛している亡き作家・立原正秋〈たちはら・まさあき〉氏の随筆から、
私が30代のなかばの昭和55年(1980年)10月の初旬に遅ればせながら
蒼穹(そうきゅう)という言葉を学んだ。

この中の随筆のひとつとして、知人が古美術店を開き、命名を頼まれ『蒼穹』と氏は名付けられた。
氏の発想の根源は、もとより氏は朝鮮半島で生を受けられたので、
大陸性の気候の中、冬の晴れ間の凛とした情景を思い浮かべて、
蒼穹(そうきゅう)という言葉を思い重ねただろう、と私なりに解釈した。

そして帯広市は、シンガーソングライターの中島みゆきさんが、
小学時代の後半の頃から、帯広市の学校に学び、高校まで過ごされた、と私は25年前に学んだりした。
私は中島みゆきさんを秘かに女神のように信愛し、
このお方の幾つかの歌に支えられて、この人生の難局を乗り切ってきたひとりである。

このような蒼穹(そうきゅう)の情景、そして中島みゆきさんが一時時期過ごされた地域を
私なりに少しでも学びたい心情があった。


こうした思いを秘めて一昨年の2011〈平成23〉年の12月20日より、
帯広市の郊外にある十勝川の筒井温泉にに2泊した後、
いつに日か訪れることを夢にみていた山奥の糠平〈ぬかぴら〉温泉の厳冬地の旅路をしてきて、
私たち夫婦は魅了された。

こうした体験があったので、今回はある旅行会社が企画したフリー滞在プランを利用して、
帯広の郊外の十勝幕別温泉の中のひとつのリゾートホテルに、
5泊ばかり滞在し、周辺を散策したりした。

この地域は、この厳冬期はマイナス10度前後、烈風か寒気団が襲来すればマイナス25度前後と予測して、
防寒着で身を固めて、周辺を歩き廻ったりした。


20日の冬晴れの中、東京の羽田空港で、11時30分発のとかち帯広空港行きを待合所で待機していると、
たまたま冬富士の情景が観えて、
          
『羽田空港から、富士山を見たのは初めてだょ・・』
と私は微笑みながら家内に言ったりして、これからの旅路は何かしら幸運があるのかしら、
と余計なことを思ったりした。


とかち帯広空港に予定通り午後一時に着陸した後、私たち夫婦は帯広市の駅前をめざして、
40分ばかり空港連絡バスに乗車した。
そして指定された『ルートイン帯広駅前』で待機していると、宿泊する送迎車のマイクロバスに乗り込み、
帯広市内の街中を通り、隣接した札内町の街中を走行し、やがて小高い丘を登りきった所に、
私たち夫婦が滞在するホテルが観えた。
          

そして館内に入り、チエックインする前に、私は思わず微笑んだりした。
          

私たちが5泊ばかり滞在するレゾートホテルは、『十勝幕別温泉 グランヴィリオホテル』である。
http://www.route-inn.co.jp/gv/tokachi/
☆【十勝幕別温泉 グランヴィリオホテル 公式サイト】☆

そして私たち夫婦は、指定された10階の一室に入り、宅配便で送付した大きめの旅行ケースを確認したり、
室内を見たりした後、ベランダからの情景を観たりした。
          

                                        《つづく》
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