夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

サバ缶は健康にいい? 、80歳の私は改めて学び、多々教示されて・・。

2024-09-29 16:24:49 | 喜寿の頃からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活の80歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、食事に関しては、私は牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉などの肉類が大好きで、
その日の夕食に応じて、愛食している。

魚類に関しては、50代の頃までは、ときおりイワシ、アジなどの青魚を食べたりしてきたが、
定年退職後の年金生活を始めた頃、私は幼年期に農家の児として育った為か、魚特有の生臭さを敬遠し、
せめて外食の時には、焼き魚を食べたりしてきた。

或いは近所のお寿司屋さんより、一カ月に一度ぐらい配達してもらい、
私は家内と共に食べたりしてきた。

こうした中、私は友人と居酒屋で談笑する中、
青魚を食べないと、何かしら身体によくない、と私は教えられたりした。


過ぎし13年前の頃、家内が日頃愛用しているある味噌メーカーに味噌を通販で注文し、
やがて予定通り配達された中に、ひとつのサバ缶が添付されていた。
ご賞味頂ければ・・と添え書きが明記されていた。

そして私は、このサバ缶を食べた瞬間、サバ特有の匂いが、味噌煮に消されて、
何かと味噌味が大好きな私は、この味噌メーカーのサバ缶に魅了されて、
これ以来、私の朝食の友のひとつとなっていた・・。

この後、少し中断した後、7年前の頃より、
最寄りのスーパーで
サバ缶の味噌煮を買い求めて、週に4日前後、愛食している



このような心情のある私は、今回の《・・サバ缶は健康にいい?
脳の活性化や血管の若返りなどと言われるが・・》、
記事を学びたく、読んでしまった・・。 

この記事は、
順天堂大学医学部名誉教授の新井平伊さんが、第一人者が教える 認知症のすべて
と題された連載寄稿文のひとつである。

無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・公開日: 更新日:

今から6~7年前、「かつてないほどのサバ缶ブーム」が起こりました。

全国のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアを対象に行った調査では、
サバ缶は2017年で前年比35%増、
2018年には、さらに伸びが加速し、前年比53%増。

この年は、これまで魚介の缶詰売り上げで、
不動の1位だったツナ缶を抜き、サバ缶の市場規模が最大になりました。


料理レシピの検索・投稿サイト「クックパッド」による2018年の「食トレンド大賞」はサバ缶。
食に関する調査・研究を行う「ぐるなび総研」も、
2018年の「今年の一皿」としてサバを選定しています。


これほど大ブームになった理由の一つが、
サバ缶の健康効果が、テレビ番組をはじめとする多くのメディアで、
取り上げられるようになったこと。



「サバ缶第1次ブーム」と呼ばれる2013年、
テレビ番組で「サバ缶がダイエットによい」と紹介され、
「サバ缶第2次ブーム」の2016~18年には「脳の活性化」、「血管の若返り」、
「生活習慣病予防」、「ストレス軽減」、「美肌」などなど。

サバには、必須脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)と、
DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれていますが、
これらが健康にいいと周知されるようになったのです。


しかも缶詰ですから、骨や血合いも丸ごと食べられ、
生で食べるより、サバの栄養素を多く摂取できる。
使い勝手が良く、値段はお手頃で、長期保存可能。

この連載の担当者の周辺でも、サバ缶ブーム時、
「体にいいからサバ缶を常時ストック」とする人が続出。

担当者自身は、大阪に住む両親へ
認知症対策に毎日食べてね」とサバ缶48缶を送ったそうです。


 

☆ブームに乗っかるならそのまま継続を

EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、
健康にいいとされるオメガ3系不飽和脂肪酸という栄養素で、
サバに限らず、イワシ、サケ、マグロといった脂肪が多い魚に含まれています。


EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、
血中の中性脂肪を下げる効果があることから、脂質異常症の治療薬として使用されており、
またオメガ3系不飽和脂肪酸が心筋梗塞
狭心症などの予防に有益との研究結果も発表されています。


2008年発表の日本の大規模臨床試験「JELIS試験」では、
脂質異常症治療薬のスタチンを服用している患者さんへ、
高純度のEPA製剤を追加投与したグループは、
そうでないグループに対して、虚血性心疾患の発症リスクが53%減少するとの結果が示されています。


ただ、健康のためにEPA、DHAを積極的に取ったらいいかとなると、別問題。



その理由は、ブームとは関係なしにEPAやDHAが多い魚を日常的に食べている人は、
もともと健康意識が強く意欲的で、積極的に体にいいことを取り入れている人でしょう。

サバ缶を食べるだけでは、ダメなんです。
EPAやDHAに中性脂肪を下げる効果があっても、
運動もせず、高脂肪食品を好きなように食べていれば、
中性脂肪が下がるどころか、上がります。

そもそも薬で摂取できるほどの量を、食品で取るのは不可能です。



サバ缶48缶を娘(連載担当者)から受け取った大阪のご両親。
「子供たちには頼れないから」と、サバ缶はブームで終わらせず、
あれから6年経った今も、毎日無塩で水煮のサバ缶を食べているそうです。
缶詰は塩分強めですから、無塩というのもポイントです。


そんなご両親が、ほかに毎日食べているものは、
雑穀入りご飯、手作りの減塩味噌、納豆、豆腐、すりおろしたタマネギ、
ちりめんじゃこ、手作りのシソジュース、豆乳、煮干し、カツオ節、畑で育てた旬の野菜。


料理の味付けは、ごくごく薄く、野菜多めで、
野菜は、通常は捨てる部分(根っこなど)も細かく刻んだりして活用。ご飯は少なめ。
朝昼晩とほぼ決まった時間に食事を取る。
お酒は、常温の発泡酒1缶を時々夫婦で分けて飲む程度。


甘いものが好きで、牛乳たっぷりのコーヒーと和菓子をおやつに食べるのが習慣。
ただ、2人そろって朝6時起床、朝食前にラジオ体操を一緒にし、
午後にプールか山歩きに出かけ、夕方には2人でウオーキングという活動的な生活だからか、
肥満とは無縁とのこと。


79歳と76歳のご両親、そろって持病なし、服用している薬なし、だそうです。
そして、健康食品やサプリメントの類いは一度も使った経験なし。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


順天堂大学医学部名誉教授の新井平伊さんより、
コメント (2)
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