『 医師が教える"絶対に風邪をひかない方法"
乗り物や教室の「後ろの席」に座れ 』と見出し記事を見たりした。
私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の74歳の身であるが、
過ぎし6年前の11月の下旬から12月初旬には、年末年始に風邪をひくのは困るし、
その上に、やはり高齢者は、風邪は健康の源(みなもと)の天敵だ、と思いながら、
近くの内科専門医院で、インフルエンザ予防接種をしたりしてきた・・。
そしてインフルエンザ予防接種の為か、おかげさまで風邪をひくことなく、
年末年始を安楽に過ごし、このようなささやかな成功体験をしてきた。
しかしながら風邪は油断大敵であり、高齢者は風邪をこじらして肺炎などになった時は、
命にかかわる場合もある、と近所の年配者から学んだりしてきた。
このような心情を秘めてきた私は、今回《・・医師が教える"絶対に風邪をひかない方法"・・》と読み、
具体的にどのようにすればよろしんですか、と思いながら記事を精読してしまった。
この記事の原文は、『プレジデントFamily2019冬号』の掲載された記事を再編集され、
【プレジデントオンライン】の『ライフ』に2018年12月9日に配信されていたが、
遅ればせながら高齢者の私は多々学び、やがて微笑んだりした。
無断ながら前半部を転載させて頂く。
《・・気温が下がり、風邪やインフルエンザで体調を崩す人が増えている。
予防にはなにが有効なのか。
医師の裴英洙(はい・えいしゅ)氏は、
「マスクの着用、こまめな手洗いのほか、新幹線や教室などの密閉空間では、後ろの席に座るといい」という。
この冬、「絶対に風邪をひかない方法」をお教えしよう――。
Q1 風邪をひきやすい人の特徴って?
風邪をひきやすい人は、どういう人なのだろうか。
『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?』(ダイヤモンド社)の著者の裴英洙(はい・えいしゅ)氏はこう語る。
「風邪は、体力の低下と風邪ウイルスとの接触の二つによって、引き起こされます。
不規則な生活リズムや栄養バランスの悪い食生活、継続的なストレスや睡眠不足は、
風邪への抵抗力を低下させます。
そんなときに風邪ウイルスの感染経路に接触すると、風邪をひくリスクは増大します」
年末年始で忙しく生活が乱れがちな受験生は、要注意である。
「薬で症状を抑えることはできますが、だるさや熱っぽさなどがなくなって、
元の状態に回復するには、最低でも1週間はかかります」
風邪やインフルエンザのウイルスに感染する経路は「接触感染」と「飛沫感染」に大別される。
「『接触感染』は、ウイルスが付着しているものを触ることで、感染する経路です。
風邪をひいている人との消しゴムの貸し借りや、
電車のつり革などの間接的な接触でもウイルスはうつります。
一方の『飛沫感染』は、感染者のせきやくしゃみを吸い込み感染するものです。
学校で集団生活を送り、塾で集団授業を受けている受験生たちは、
リスクの高い環境にいるといえるかもしれません」
Q2 うつらないために気をつけるべきことは?
「接触感染」を防ぐには、
ドアノブやエレベーターのボタン、水道の蛇口、電車のつり革など、
「不特定多数の人が触れる出っ張ったモノ」に触れないことが、重要だと裴氏は言う。
「人が触るところには、ウイルスがうつる可能性が高いです。
手で触るだけでは、体内に入りませんが、
その手で目をこすったり、口元を触ったりすると、ウイルスは体内に侵入します」
多くの人は無意識のうちに、自分の目元、口元、鼻など顔のあちこちを触っているため、
「自分の顔を触らないように意識する」ことも、風邪予防に効果があるそうだ。
マスクをすると、顔を触る癖を防ぐことができる。
「地味な方法ですが、こまめに手洗いをするとよいでしょう。
1日に10回程度洗うことをおすすめしています。
トイレや外出の後だけでなく、“学校や塾の授業が1コマ終わるたびに洗う”という頻度が目安です。
ジェル状のアルコール消毒液を持ち歩くのもよいと思います」(裴氏)
トイレなどにある、手を乾燥させるためのエアータオルは
避けたほうがよいと裴氏は言う。
「ウイルスが手についた人が使った場合、空気でトイレ中にウイルスを拡散させてしまいます。
見かけたら近寄らないほうが無難です」
感染リスクを下げるには「後ろの席」を選べ
次に「飛沫感染」を防ぐには、感染者と物理的に距離を取ることが第一。
他人との距離が近い場所や、密閉空間は感染リスクが高まるため、
満員電車の中や閉め切った教室、駅間が長く、空気の入れ替わりの少ない新幹線の車内はリスクが高い。
「せきやくしゃみは、人の前に向かって飛びますから、教室の席が前になるほど、
後ろから浴びる、せきやくしゃみの量が増えることになります。
感染リスクを下げるには、後ろのほうの席を選んでください」(裴氏)
地方受験で注意してほしいのが、新幹線やバス、ホテル内の湿度だ。
「ウイルスは湿度が高いと、動きが鈍くなります。
ホテルでは、加湿器を使うのが効果的ですが、
湯船にお湯を張って風呂場のドアを開けっ放しにしたり、ぬれタオルを部屋に干すだけでもよいでしょう。
新幹線やバスでは、ガムやのどあめで口の中を潤しておくと、口の中の湿度が上がり、効果的です」(裴氏)
東北大学医学部で漢方医学を研究してきた医師の関隆志氏は、
勉強部屋の湿度の重要性を指摘する。
「室内に湿度計を置き、湿度を50~60%に保ってください。
室内の湿度を高めながらバランス良く栄養を取れるので、冬場は鍋物を食べるのもよいでしょう。
牛乳や豆乳、はちみつには喉を潤す効果があり、
乾燥による風邪を防ぐ食材のひとつとしておすすめです」・(略)・》