夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私の住む調布市は、夕方になるとメロディーが流れ・・。

2010-09-29 18:15:25 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の66歳の身であるが、
結婚前後の5年間を除いて、かれこれ60年を少し過ぎている。

私達夫婦は子供に恵まれず、たった2人だけの家庭で、
古惚けた一軒屋に住んでいる。

先ほど、4時半過ぎに昼寝から目覚めた私は、洗面し、着替えたりし、
ぼんやりと玄関の軒下で煙草を喫ったりしていた時、
市の公報を知らせる丘の高台にあるスピーカーから、音楽が流れてきて、
何かしら懐かしいメロディーが流れてきたのである・・。

この後、私は居間にもどり、
『XXちゃん・・今・・鳴っているメロディー・・何の曲だったっけ?・・
題名が思いだせないょ・・』
と私は家内に訊(たず)ねたりした。

『このメロディーは・・「夕焼小焼」ですょ・・いつも夕方5時に鳴っているわょ』
と家内は微笑みながら、私に教えてくれた。

『そうだったょねぇ・・「夕焼小焼」に間違いがないねぇ・・』
と私は照れながら、家内に云ったりした。

そして私は思いだすように、心の中で唄いだした・・。

♪夕焼小焼(ゆうやけこやけ)で 日が暮(く)れて
 山のお寺の 鐘(かね)がなる
 お手々つないで 皆(みな)かえろ
 烏(からす)と一緒(いっしょ)に 帰りましょう

 子供(こども)が帰った 後からは
 円(まる)い大きな お月さま
 小鳥が夢(ゆめ)を 見る頃は
 空にはきらきら 金の星

【『夕焼小焼』 作詞・中村雨紅、作曲・草川信】

http://www.youtube.com/watch?v=WZjSwrR0UBo&feature=related
☆【『夕焼小焼』 作詞・中村雨紅、作曲・草川信】☆



この後、私の小学生の時は、確かドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の一部のメロディーが流れていた、
と思いうかべたのである・・。

私は調布市で農家の三男坊として、1944(昭和19)年に生を受けた。
そして、1951(昭和26)年の春に地元の京王線の金子駅(現在・つつじヶ丘駅)の近くにある小学校に入学した。

この当時の情景は、駅周辺は商店街があったが、この街を過ぎると、田畑が広がり、
雑木林などで緑豊かな地域であった。

私の生家は金子駅より15分ばかり歩いた処で、
程ほど広い田畑、竹林、雑木林があり、祖父と父が中心となって農業をしていた。
田畑の中に1メートルぐらいの川幅のある小川が流れ、長兄、次兄たちに竹に針を付けたりして、
ときおり鰻(ウナギ)を釣り上げたりしていた。

私は小学校を下校する時、ときおり遠回りして帰宅した。
校門を出て新宿駅方面のひと駅は仙川駅であり、この間の周辺を歩いた。
校門から少し歩くと畑道があり、その先は田んぼのあぜ道であった。
そして前方に丘のように少し切立った国分寺崖があり、この高台に仙川地域となっていた。

この間の田んぼのあぜ道の近くに流れる小川を眺めたり、
或いは崖下の小道を歩き、湧き水を見つめたりしていた。
そして授業の図画の写生の時などで、先生に連れられて、
崖の周辺の丘陵にあった高射砲台の跡地の見晴らしの良い場所で、クレヨンで描いていた。

こうした時代に調味料のひとつのマヨネーズ・メーカーのキューピーの工場ができたのであるが、
仙川、金子の駅の周辺から15分前後の地域が、次第に都心のベットタウンに変貌するのは、数年後であった。

いつの頃か確かでないが、夕暮れになる頃、
何かもの悲しいが何か先が明るいような不思議なメロディーが、私の家の畑からも聞こえたのである・・。

学校の小学3年の級達とお互いに何だろうなぁ、噂をしていた時、
音楽の女の先生が、
『あの丘陵に建った工場から夕方に流れるメロディのことねぇ・・
あなた達には・・少し難しいけれど・・ ドヴォルザークという作曲家の『新世界』なのょ・・』
と先生は私達に教えてくれた。

『先生・・ドヴォル・・何とか云う人・・難しくて・・解かねぇけれど・・
何となく悲しいようで・・でも、明るいような・・』
と私は先生がかっこいいので、無理に言葉を重ねていた。

その後、周辺は都心のベットタウンと急速に変貌し、田畑が消えうせたのである。


http://www.youtube.com/watch?v=ZI-d96nZ-NI
☆ ドヴォルザークの交響曲第9番 「新世界より」 第2楽章 ☆

このように私なりのささやかな思いであり、
今でもドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の第2楽章を聴いたりすると、
私の小学生の頃の情景を思い浮かべるのである。


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『思い出話に花咲かす…シニア限定居酒屋が人気』、私は思わず微笑んで・・。

2010-09-29 14:17:13 | 時事【社会】
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の66歳の身であるが、
先ほど、ぼんやりと読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に於いて、

《 思い出話に花咲かす…シニア限定居酒屋が人気 》

と題されたタイトルを見た後、右サイドに掲載された写真を微笑みながら見た。
そして記事の内容を知りたく、私はクリックしたのである。

無断ながら、転載させて頂く。

《・・
    思い出話に花咲かす…シニア限定居酒屋が人気

アットホームな雰囲気の「井戸端会議」の店内 
会社も子育ても卒業した「おじさん」「おばさん」たちが、
思い出話やうわさ話に花を咲かせる居酒屋が、仙台駅東口から徒歩5分ほどのビルにある。

全国的にも珍しい、客を50歳以上のシニア世代に絞った会員制の店だ。
5月の開店以来、アットホームな雰囲気や素朴な家庭料理が口コミで広がり、
会員が200人を超える人気となっている。

店の名前は「井戸端会議」。
平日の午後5時になると、ぞくぞくとおじさんたちが集まって来る。

会員の一人が慣れた手つきで、はしやおしぼりを並べる。
枝豆やサバの竜田揚げなど、素朴な料理をつつきながらビールで乾杯。


「無職のおじいさんの夜は、早く始まるんだよ」と、
同市青葉区に住む塚田昭彦さん(74)。

IT(情報技術)関連の仕事を引退したばかりという男性(60)は、
「初対面の人にも気軽に声をかけられる雰囲気が好き。
いろんな経験を持った人たちと交流できるのが楽しい」
と声を弾ませた。

店はNPO法人のビジネス創造研究所(仙台市青葉区)が企画、運営している。
店長の高橋義信さん(67)は
「会社も子育ても卒業した50歳代以上が、ゆっくりと気軽に話せるたまり場を作りたかった」という。


座席は38席。
料理は多くないが、それでも県内各地から230人以上が会員となり、
月に延べ400~500人ほどが来店する。
売り上げは月100万円ほど、営利目的でないので利益はほとんど残らないという。

会費は1人2万円、夫婦なら3万円、有効期間は5年間。
会員制にしたのは、会員の積極的な意見を運営に生かし、
ともに店を作っていこうと考えたから。

仲間意識が生まれ、野菜や魚、山菜を持ち寄る会員もいる。
仲間同士でビジネスを始めようという話もわいた。
うわさを聞いた東北の他県や首都圏の同業者から問い合わせも来る。
「来年には2号店を出したいし、会員同士で何かおもしろいことをやってみたいね」
と高橋さんは意気込んでいる。

午後4時~同10時の営業。日曜祝日は休み。
問い合わせは同店(022・299・7580)へ。

(2010年9月29日08時53分 読売新聞)
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100929-OYT1T00068.htm
☆【YOMIURI ONLINE】《思い出話に花咲かす…シニア限定居酒屋が人気》☆


私の現役時代は数多くのサラリーマンと同様に、
多忙な業務実態であったが、先輩、同僚、少し後輩たちと、
居酒屋に通ったひとりである。

たとえば私が業務が立て込んで夜の9時過ぎに会社にいると、
『忙しいのは判るけれど・・あした一番じゃ駄目なの?・・
ともかく・・いつものメンバーで待っているょ・・』
と気のおけない友人が電話を掛けたりしてきたので、
私は仕事を切り上げて、その場所に駆けつけたりした・・。

そして料理を頂きながら、お酒を呑み、
最近の出来事を公私含めて他愛なく、話し合ったりし、
職場上の交流として、憩(いこ)いのひとときを過ごしたのである。

20年前の1990(平成2)年の頃、
業務の話題になったりすることがあり、ときには気まずくなる時もあったりした。
『俺の家・・まだ黒電話なんだ・・』
と私は云ったら、
『嘘だろう・・本当かょ・・』
と悪友の数人が私の顔を改めて見ながら、云われたりしたのである。

1970年代が終る頃は、職場などではプシュホンの電話機であり、
一般の家庭に於いては1980年代の半(なか)ば頃まで殆どプシュホンの電話機に変貌した。

この後、お互いに和気合い合いとなり、談笑となったのである。

私達の呑み仲間は、やはり私と五歳前後以内で、
その時代を過ごして、あの歌が流行った頃、或いはキューバ危機にハラハラしたとか、
このような話題に共通に認識が出来るのである。

やはり一世代の25歳以上の差になると、
もとより学生時代、社会人になった頃も違うので、お互いに気をつかいながらも、
時代の感覚も違うので、戸惑いながら、互いに疲れるのである。


こうした私の思いもあるので、
今回のシニア限定居酒屋のニュースを知り、判るよなぁ、と微笑んだのである。


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『知床五湖立ち入りは、来春から有料化』、私は賛意し・・。

2010-09-29 08:26:31 | 時事【社会】
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
先ほど、ぼんやりと読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に於いて、
《 知床五湖立ち入り、来春から有料化 》

と題された記事を見て、私は思わずクリックしたのである。

無断ながら、転載させて頂く。

《・・
       知床五湖立ち入り、来春から有料化

世界自然遺産・知床の代表的な観光地・知床五湖(北海道斜里町)周辺の地上遊歩道への立ち入りが、
来春から有料化される。

28日、斜里町で開かれた「知床五湖の利用のあり方協議会」の会合で、
環境省と地元観光関係者らがほぼ合意した。

同会合では、来春から利用者に課す手数料として、
ヒグマ活動期(5~7月)には大人500円、子ども250円、
植生保護期(8~10月)には大人250円、子ども100円とする案が示され、
地元観光関係団体は基本的に受け入れる考えを示した。

地上2~5メートルに設置された高架木道は、引き続き無料とされる。

知床五湖では、ヒグマに遭遇した際の危機を避けたり、
植物の踏み荒らしを抑えたりするため、
湖沿いの地上歩道(全長約3キロ)で、5~10月に、立ち入り人数に上限を設定、
立ち入りに際してマナーやルールの説明を受けなければならない新制度を導入する。

同協議会では、スタッフの人件費などの経費をまかなうための手数料の導入を検討。
観光客が減ることを懸念する観光関係者らは、
手数料をできるだけ無料に近くするよう求めていた。

(2010年9月28日21時52分 読売新聞)
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100928-OYT1T01046.htm
☆【YOMIURI ONLINE】《知床五湖立ち入り、来春から有料化》☆


私達夫婦は国内旅行が共通の趣味であり、
知床五湖は確か20年前の10月下旬、その後は5月中旬、10月中旬と三回ばかり訪れている。
そして、知床半島が世界自然遺産に認知された後、私達も観光客であるが、
多くの方が知床五湖を美景を観ながら散策している、と実感している。

私は国の環境省の管理下で、地元の有志の方たちのご好意の基で、
知床五湖の遊歩道などの手入れ、周辺の保護、安全などの総合維持が保たれている、
と確信している。

もとより地元の有志の方たちのご好意で、私達観光客は享受しているのが現状であるが、
残念ながら観光客の一部には、マナーやルールを逸脱している方もいる。

私は地元の有志の方たちのご好意にすがるのは限りがあるので、
今回の有料化については大いに賛意したのである。

私は尾瀬、上高地、白神山地、未知の屋久島などは、
有料化にすべきと日頃から感じている。
保全と維持、そして安全管理は、たぬまぬ労苦ではじめて保たれるのである。
私は地元の有志の方たちのご好意には、甘えることなく、
せめてささやかな有料を支払い、圧倒的な美景を拝観するのが観光客の義務、
と感じたりしている。

三年前、私達が上高地を再訪した時、私は遊歩道の外れにあるトイレを借用したのであるが、
出入口の処に、維持管理の為に百円をお願い致します、このような意味合いが明記されていた。
私はオシッコをしたので、当然であると思いながら百円玉を投入した。
この時、私と同じような60代の男性は、無視して出て行かれたのである。

家内とトイレから30メートルの処で待ち合わせしていたのであるが、
この話を私は家内に話すと、女性の一部の方も同じようだった、と微苦笑していた。

私は維持管理の労苦に単にすがり、ささやな義務を忘れた人は、
恥じを知りなさい、と心の中で呟(つぶや)いたりしていた。


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