夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

桜花(さくらばな)舞い散る中、散策して・・♪

2009-04-10 23:06:59 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
昨日、朝のひととき地元の天気情報を視聴していたら、
昼下がりは22度前後と予報され、
5月下旬のような陽気かしら、と少し戸惑ったりした。

家内は美容院に行く為に準備していたのであるが、
いつもの美容師の方が休みと知り、
家内はせっかく準備が終えたのに、と予定が外れ、少し落胆していた。

そして私は家内が外出の容姿であったので、
久々に桜を誉(ほ)めに出かけよう、と誘ったのである。

近くにある野川の川沿いの遊歩道を40分ばかり歩き、深大寺に参拝した後、
神代植物園でお花見をしょう、
と提案したのである。

10時過ぎに外出したのであるが、
川沿いの桜は満開の中、早くも花びらが空中を舞いながら、周辺に散乱していた。
そして川辺には、菜の花が黄色い色合いを散りばめたように群生し咲き、
川面は桜花が薄っすらと花筏(はないかだ)となり、白と淡き桃色に染められ、
ゆっくりと流れていた。

このような情景の中を私達夫婦は歩いたのである。

私は調布市に生を受けて、結婚前後の5年を除き、この地に住み、
家内と結婚して3年目に実家の近くに家を建てて、30年は過ぎている。
私は初めの10年頃までは、この遊歩道を含めて、
家内を伴い、自宅から周辺を私の休日のときなど歩いたりしていた。

そして、私の幼年期を含めた青年期までの思い出の地を歩き、
家内には私の屈折していた時代のことまで話したりしていた。


桜花が舞う中、私達は遊歩道を歩き、
花びらが私の身体にもまといついたり、思わず微笑みながら、
手でやさしく払ったりした。

小学校の脇を通り過ぎると、桜の樹の下の周辺で、
低学年の児童たちが歓声をあげながら、走り廻ったりしていた。

神代植物園のそれぞれの桜は満開であり、
遊歩道の情景と同じように、早くも花びらが空中を舞いながら、周辺に散乱していた。
そして歩道の外れには、吹き寄せのように花びらが重ね合い、
わずかながら積もっていた。


私達は日中のひととき、5時間ばかりであったが、
桜花(さくらばな)舞い散る中、遊歩道、植物園を散策したり、
食事処で昼食を頂いたり、
過ぎ去った日々をとりとめなく思い出し、そのときの心情を語り合ったり、
ときには笑ったりしたのである。



a href="http://www.blogmura.com/">ブログランキング・にほんブログ村へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする