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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

遊歩道で、ひとつの歌を心の中で唄えば・・♪

2008-05-12 17:07:48 | 音 楽
私は曇り空の中、少し遠回りして買物に出かけた。

人影も少ない遊歩道を歩いたりした。

私は立ち止まり、煙草に火を点(つ)けた時、
突然に私の心にひとつの歌が流れた・・。


♪傷つくだけ 傷ついて 解ったはずの答えを
 どうしてまだ 問いかける

【『The Last Song』   作詞・YOSHIKI】


私はどうしてこの歌が思いだされたのか、
自身で驚いたりしていた。

この歌は、ロック・グループのX JAPANの最後の頃の名曲であるが、
どうしてなの・・、と私は思い返したりしていた。

私はこの半月に於いて、別ブログの
【年金青年のたわむれ記~かりそめ草紙~】に
今まで4つのサイトに書き散らかした3000通前後の
投稿文を整理、統合をしたりしている。

定年退職後まもない時から綴っているが、
私の幼年期から年金生活の今日までの半生記のような内容でもある。


私は昭和19年に東京郊外で農家の子として生を受け、
小学2年の時、父に病死され、
大学を中退し、映画・文学青年の真似事をしたりした。

25歳の時に企業に何とか中途入社し、
35年音楽関係の会社に勤め、定年退職した。

私は中学時代の頃からは、表面は明るく振舞っていたが、
心の中で血みどれに自己格闘し、
ときおり確固たる根拠なく自信をもたげて独断・偏見の言動もあり、
ときには卑屈になったりして、屈折した半生でもあった。

このような心の軌跡があるので、
サラリーマンの家で生を受け、それなりの文化に育(はぐく)まれて、
大学を卒業し、大企業で勤めたエリートの人々とは、
最も遠い存在と思ったりしているのである。

このような心情を思い返してか、


♪終らない雨 抱きしめた 夜が朝を向かえる
 心はまだ濡れたまま
 傷つくだけ 傷ついて 解かったはずの答えを
 どうしてまだ 問いかけている

【『The Last Song』   作詞・YOSHIKI】


このような心の中で唄っているのである。

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『ビートルズ』記念の切手・・♪    《初出2007.4.13.》

2008-05-11 23:11:21 | 音 楽
先程、買物に行った時、郵便局に寄った。

私は順番待ちをしていた時、通販などのパンフレットの置いてある棚に、
【結成50年記念 ビートルズ切手10種完】
と明示された一枚のチラシを手に取った。


英国郵便公社が発売され、
10枚の切手は解説と写真多数入りの専用ホルダーに収めてお届けします。
6種は非定形シール式切手で、
積み重ねられたレコード・ジャケットの図案です。
糊つき切手4種入りの小型シートでビートルズ人気に便乗し、
売り出されたギター、弁当箱、お盆等々が描かれています。

そして、価格は2,500円。

私は普通の記念切手として使用できるのかしらと思ったが、
《ビートルズ切手は、日本国内では郵便切手として使用できません》
と付記されていたので、ビートルズ・ファンのコレクション品と理解したのである。

お申し込みは郵便局の窓口で扱い、6月29日まで、
と記載されている。

私の妹のひとりは昭和23年生まれであるが、
ビートルズが日本公演の折、学校の反対を押し切り、観にいった一人であり、
家のステレオでよくレコードを聴いていた。
私はビートルズからは影響を受けなかったが、
『イエスタディ』の曲は、20世紀の代表する名曲のひとつと確信している。

この名曲は世界の数多くのシンガーが唄われているが、
私が10数人の方達の聴いた中で、
ビートルズ以外は、1970年前後、ワーナーから発売されたフランク・シナトラが、
最も感銘を受けている私である。

この名曲を映画の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』に於いて、
回想シーンに使用され、私なりに深く心を寄せたりした。

私はビートルズは苦手であるが、
『イエスタディ』を若き日のビートルズが発表されたのは、
この方達の才能には、ため息をしている・・。


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私が全面降伏する時・・♪    《初出2007.4.10.》

2008-05-11 16:49:14 | 音 楽
今月の『文藝春秋』を購入した後、歯科医院で予約した時間まで、
待合室で読んだりしていた。

この中で、【わが引揚げ体験と昭和の歌】と題されて、
作家の五木寛之、数学者・藤原正彦の両氏の対談されている。


私は異色の対談と感じたが、
引揚げ体験者であった、そして歌謡曲の好きなお二人と直感した上、
五木寛之・著作『わが人生の歌がたり』(角川書店)が発刊されて折、
こうした理由からこの企画が実現された、
と思ったりした。

この中で、私はとてもかなわない、と全面降伏した箇所があり、
歯科医院の待合室を忘れたかのように、思わずうなってしまった・・。


無断であるが、引用させて頂きます。



五木寛之・氏
・・美空ひばりの曲でも好きなのは『リンゴ追分』(詞=小沢不二夫/曲=米山正夫)ではなくて、
『津軽のあるさと』(詞・曲=米山正夫)なんです。

藤原正彦・氏
ああ、「りんごのふるさとは~」で始まる歌ですね。
僕も美空ひばりの曲の中でいちばん好きですよ。

五木寛之・氏
ひばりさんと対談した際に、
「私の歌で何が好きですか」と問われたので、
「『リンゴ追分』も大好きですけど、
同じ米山正夫さんの『津軽のふるさと』のほうがはるかに素晴らしいと思う」
と答えました。

「じゃあ、あす歌います」といって、
翌日、「ミュージックフェア」で歌ったら業界で大評判になった。

藤原正彦・氏
歌詞といい、メロディといい、
あの歌を聴かないで死ぬ人は気の毒だと思います。



以上、無断であるが、引用させて頂きました。
(原文より、勝手ながら改行を多くしました)


私は五木寛之・氏の選曲の感覚には好感し、
美空ひばり・女史との対談の際、明示され、
唄われた歌手の美空ひばり・女史の感性にも絶賛する。

何より私が、降参します、と感じたのは、
藤原正彦・氏の
『・・あの歌を聴かないで死ぬ人は、気の毒だと思います・・』
と言葉にしたことである。

私はときおり独断と偏見の言動をするが、
藤原正彦・氏の断定には、思わず全面降参します、
と感じたのである。


私は唱歌、叙情歌はときおり聴いたりして、思わず涙ぐんだりしている。

こうした思いがあるので、この対談の一部を読んだ後は、
苦笑したり、微笑んだりしていた。

そして、心の中で、


♪りんごのふるさとは
 北国の果て

【『津軽のふるさと』 作詞・作曲 米山正夫】


唄ったりしていた・・。


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朧月夜(おぼろづきよ)に心を寄せて・・♪    《初出2007.3.27.》

2008-05-11 12:52:32 | 音 楽
先程、玄関庭に下り立ち、
少し暗闇の中で群生させた鈴蘭水仙の純白の花が浮んでいるような情景を眺め、
煙草を喫たりしていた。

空を見上げると、月がぼんやりと霞(かす)んでいた・・。


♪菜の花畠(ばたけ)に 入り日薄れ
 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)ふかし

【 『朧月夜』 作詞・高野辰之 】


このような歌が思い浮かべたりしていたが、
現役時代の時、苦楽を共にした友人達が顔が浮んだりした。

私は25歳で中途入社し、入社した時は新卒の人と机を並べ業務に励んだので、
私より数歳若い人達が多く、団塊の世代の人々と称されている。
或いは私と同年配の友人もいる。

ここ数年、年賀状、会社時代のOBと後輩のまもなく定年を迎える現役の人達と懇親会などで、
・・この会合に見えなかったけれど・・あいつ元気かしら・・
と顔を会わせた友と、互いの友人のことを話題にしたりしている。

それぞれ退職後は、日本各地でばらばらに住んで人生を過ごしているが、
ときおり想いだしたりしている。

特に今夜のようなぼんやりと霞んだ月などを眺めていると、
それぞれの友の顔が浮んだりしている。

そして、『友よ・・元気で過ごしているか・・』
と私は呟(つぶや)いたりしている。



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ときには、選曲に迷い・・♪

2008-05-10 16:36:52 | 音 楽
昨夜、11時半過ぎに布団にもぐったが、
今朝の5時に目が覚めてしまった・・。

天気予報の通り、雨が降りしきっている。
止む得ず、布団に戻り、塩野七生・著の『ローマ人の物語』第三巻(新潮文庫)を読み続け、
ハンニバルの思いにつられて、第四巻を読み続けていた・・。

時計を見ると、七時半過ぎであったので、あわてて置きだし、戸を開け始めた。
雨が本降りとなっているが、ときには雨の朝も心が落ち着く。

しばらくした後、新聞を読み始めたが、『新・抒情歌選集』と題した通信販売の広告に目が留まった。

抒情歌ベスト10として、
『赤とんぼ』、『故郷』、『荒城の月』、『早春賦』、『月の砂漠』、『浜辺の歌』、
『川の流れのように』、『花』、『みかんの花咲く丘』、『里の秋』
と列記されている。

【 聴けば涙があふれます・・・懐かしい歌 198曲が大集合! 】

このように副題のように明示されている。

私は抒情歌は好きで、カセット、CDをある程度持っているが、
こうした選集の方が聴く時に楽かしら、と思ったりしている。

私はこの珠玉のような曲のひとつづづ、どなたが唄っているのかしら、
これが私の重点となる。

その時代に流行らせた方こそ、日本人の多くの方達の心に残り、
その時代を甦(よみがえ)るポイントとなる。

こうした思考があるので、幾つかの唄は合致しているが、ある範囲は的外れである。

これは音源元を多岐にわたり、レコード会社など製作協力を仰ぎ、
通信販売会社の編成力とビジネスの発揮どころであるのは云うまでもないことである。

こんな思いがあるので、購入すべきか、或いは見送るか、
唄われている方を吟味した上で、決意しょうと思っている。


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2000年(平成12)、小柳ゆきに熱中・・♪   《初出2007.3.10.》

2008-05-10 16:15:08 | 音 楽
昼過ぎ、何気なしにX JAPANと小柳ゆきが聴きたくて、
先程までCDを取り変えりながら、
ある程度の音量を上げて、聴いていた・・。


私が本社勤務から、出向となり、ある物流情報会社に勤めたのは、
1999年の春で55歳になる年であった。
不馴れな商品センターの現場もさることながら、
何で俺が・・、と言う気持ちがあり、数が月は私なりに失墜感があった・・。

このような時は、親しんできたX JAPANのアルバム5枚前後持ち歩き、
通勤の途中、CDウォークマンで聴いたりしていた。

9月の初旬、休みの日曜日に偶然にテレビを見ていた時、
ひとりの女性歌手の巧さに驚いた。
『あなたのキスを数えましょう』を唄った小柳ゆきであった。

翌年の2000年の4月頃になると『愛情』が街に流れ、
そして5月にアルバムが発売になり、『明日に架ける橋』などのカバー集であった。
7月に『be alive』が盛んに街に流れ、
そして8月にオリジナル・アルバムの『EXPANSION』を新譜予約していたので、
発売日の前日に手にし、よく聴いていた・・。

退社直後の8時過ぎ、暗い夜道でバス停まで歩きながら、


♪壊れそうな 明日に向かい
 信じあう 奇跡を

【『愛情』  作詞・小柳ゆき/樋口 侑】



♪出会った頃と 同じ季節(とき)が来て
 やっと2人で 歩き出したの

【『be alive』  歌詞・小柳ゆき/樋口 侑】


この2曲は好く聴いたり、小声で唄ったりした・・。

小柳ゆき・女史もこのアルバムはミリオンとなり、
各地でライブ公演をして、
私はWOWOWで視聴しながら、ビデオに収録したり、
DVDのライブ盤を購入したりした。

私がこの2000年で熱中したのは小柳ゆきであり、
このお方の曲から私は励まされた・・。

こうした想いでのある歌の数々である。

尚、小柳ゆきは私の勤務した会社と残念ながら他社である。



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ときには、名曲を聴きながら・・♪  《初出2007.3.10.》

2008-05-10 16:04:55 | 音 楽
私は再読したいと思った新聞、雑誌の切り抜きをして、
脇机、茶色の整理箱に入れている。

ときおり、思い立った時に、不必要と思った切抜きを捨てたりしている。

こうした時は、音楽などを聴きながら、整理をする。

たまたま、今朝は『庭の千草』、『ユーモレスク』、『ドナウ河のさざなみ』、『埴生の宿』、
『ツィゴイネルワイゼン』、『ダニー・ボーイ』、『アルハンブラの思い出』、
『時の踊り』、『愛の喜び』、『トロイメライ』、『スケーターズ・ワルツ』、
『君よ知るや南の国』、『ドリゴのセレナード』、『カタリ・カタリ』、『別れの曲』の15曲収録されて、
【想い出がいっぱい】と題された企画商品である。

珠玉のような名曲の数々は、音符も読みない私であるが、
こうした曲を聴くと、過去のさまざまな情景が交差しているから不思議である。

私が現役時代にあるレコード会社に勤めていた時、
社内で新譜の注文書を読んでいた折、
こうした企画商品は好きだし、どなたからも好かれると思いますよ、
とクラシック編成担当者に誉めたことを思い出している。

10年以上の前のことだったが、
ひとつの名曲があの頃を鮮やかに甦(よみがえ)るのである。

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最近の私の音楽の思いは・・♪  《初出2007.3.6.》

2008-05-10 15:18:57 | 音 楽
東京の郊外は、暖かな快晴の朝を迎え、風もなく穏(おだ)やかな日となった。
昼前にスーパーに買物に行った。
この店内は、最新の音楽が流れ、私は学んだりしている。

過日、私の好きな『三日月』が流れると、陳列棚の前に思わず立ずんしまい、
『絢香(あやか)ちゃん・・』
と呟(つぶや)いたりした。

コーヒー棚で選定していると、


♪幾千の出会い別れ全て この地球(ほし)で生まれて
 すれ違うだけの人もいたね わかり合えないままに
 
【『HOWEVER』 作詞・TAKURO】


店内から流れると、
『GLAYかぁ・・懐かしいね・・』
と呟(つぶや)いたりした。

1997年の夏に発売され、新譜としての受注だけでもミリオンとなり、
その後、10月にベストアルバムが発売され400万枚を軽く越えて、
破竹の勢いだったので鮮烈に記憶している。

帰宅後、家内と昼食を頂きながら、他愛もなくおしゃべりをした後、
このサイトに投稿し、本を読み出した・・。

最近、読んでいる塩野七生・著の『ローマ人の物語』の第二巻を読んでいたが、
不規則な生活かしら、眠くなったので寝室に行き、眠ってしまった。

目覚めると空は雨雲になって折、
しばらくすると雨が降りだした・・。
主庭の白梅の残り花が、雨粒と共に落下している。

玄関の軒下で、庭の雨の情景を眺めながら、
煙草を喫ていると、門柱に近い藪椿の朱色の花が見えた・・。

1週間前頃から咲き出して、雨の降る中、数多くの花びらを見せている。


♪椿咲く春なのに あなたは帰らない
 たたずむ釜山港に 涙の雨が降る

 【『釜山港へ帰れ』 作詞・ファンソンウ 訳詞・三佳令二】


この一両日、音楽に関して考えたりしているので、
私の心は自然と鼻歌になったりしている。

この歌は、私は好きだったので、
40歳前後の時にカラオケで良く唄ったひとつの曲であった。

雨は静かに降っている・・
そして、時も過ぎていく・・。


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音楽好きな小父さん、この10年は・・♪ 《初出2007.3.5.》

2008-05-10 13:59:19 | 音 楽
私は定年退職後の3年生の身であり、
昨日、退職後、初めて月刊誌の『日経エンタテイメント』を購入した。

現役時代は、音楽関係の会社に35年間務めていたので、
週刊誌の音楽専門誌の『オリコン』、ビジネス全般として『日経ビジネス』、
月刊誌の『日経トレンディ』、そしてテレビ・CM・音楽・映画界などの『日経エンタテイメント』を購入し、精読していた。
当然として、音楽の業界紙も読んでいた・・。

1965年に大学を中退し、映画青年、文学青年の真似事の生活を送った後、
1969年にコンピューターの専門学校で学び、この多少の技量をステップに、
1970年の春にある企業に中途入社し、2004年の秋に定年退職をしたのであったが、
制作畑でなく裏方の管理畑ながら、
音楽業界はそれなりに波乱に満ちたサラリーマン生活を過ごした。

このような想いがあったので、
新聞の広告に掲載された『日経エンタテインメント』の特別付録として、
【10年間がまるわかり! テレビ・CM・音楽・映画・ゲーム ヒットランキング BOOK】が読みたくなり、
昨日購入した・・。


購入した『日経エンタテインメント』の特別付録を精読したが、
やはり最終ページに於いて、

【エンタ界はこの10年で何が変わったのか?】の命題が題され、

《お茶の間で楽しむ時代から、個人で楽しむ時代に》

という見出しであって、私なりにこの10年を思い浮かべながら、精読した。
執筆されたお方は、麻生香太郎・氏と思われるが、
無断であるが、引用させて頂きます。



10年前の1997年と現代に比べ、
エンタテインメント業界を大きく変えたのは、やはりツールの変化だろう。

音楽を聴くハードは、CD/MDウォークマンからiPodへ。
テレビはブラウン管から液晶テレビへ。
録画はVHSビデオからDVDレコーダーへ。
撮影は銀塩カメラからデジタル・カメラへ。

バソコンは1家に1台から1人1台に近づき、
ケータイも進化して、将来は映像配信までに視野に入っている。
ワンセグ・チューナーも最早珍しくない。
ゲーム機ではDSがヒットし、男の子だけでなく、女の子から大人までが持っている。
つまりは、テレビも音楽も映画もゲームも
『基本的には1人で、いつでもどこでも誰にも邪魔されず楽しみたい』
ということだ。




この事は真摯に考えれば考える程、正鵠である。
最も私は、ゲーム、ケータイを知らない人である上、
iPodは利用したこともなく、第一使えないでいる。
かくして、余りに大きな変貌した時代だった、と実感している。


この音楽業界は、1998年にCD等を中核とした販売額はピークとなり、
その後は違法のダウンロードなどで縮小し、ピーク時の6割前後となっている。
ここ数年は、音楽配信の『着うた』などを中心としたのが、
ビジネスとして軌道に乗って来ている。

この10年は、音楽業界は波乱に満ち、
市場規模が縮小する業界は、会社間の合併、社内の大幅な改革などで、
社員の解雇、早期希望退職、異動、出向など様々な形で行われてきた。

私の先輩のひとりが、
『定年(60歳)まで、この業界に残れるのは数えるばかりよ・・』
と定年退職後の人が私に呟(つぶや)いたりしていた・・。

私の勤めていた会社も早期退職優遇制度、配置転換、出向と、
大幅に実施されて、大幅に社内の改革が行われた。
私もその後、出向者のひとりとなり、
この業界の空気を長年に共にした先輩、同僚、後輩の1部の人達が去っていった。

1997年の全盛期の頃が思い出される。
この頃は、私さえ少なくとも安室奈美恵、ZARD、スピッツ、ドリカム、GLAY、
セリーフ・ディオン、マライア・キャリー、ボン・ジョヴィ等を聴いていた。
満天の星空のように、数多くのミリオン・スターが夜空を飾っていた時代であった・・。

             
そして2年後に私はある物流情報会社に出向になり、
私の所属している会社の商品が保管されているセンターに勤めだした・・。

このセンターは卸店、販売チェーン等の発注に基づいて、
出荷作業等をする処で日々に商品別に変動したので、
私の身としては出荷量が増えれば喜ばしいことであるが、
その日毎に一喜一憂であったりした。

社員が5名前後で管轄し、契約・アルバイト社員の男性が10名、
パート女性が100名前後の職場であった。

この時以前から、X JAPANを良く聴いたりし、
この後は小柳ゆき、MISIA、元 ちとせを盛んに聴いていた。

そして定年退職の1年前頃はミリオンの商品に恵まれ、
私なりに満足したりしていた。

この前後、世の中は『着メロ』、『着うた』などとケータイの音楽配信が開始されていたが、
私は外で聴く場合は、CDを何枚か持ち歩き、
CDウォークマンでビジネス・バックに入れて、良く聴いていた。


私はケータイが使えないので、
『着うた』も知らないし、iPodも使えない古い人である。

私は今でも、ときおり魅了されたアーティストには、
CD、DVD販売店からカタログ商品を購入している。

特にアルバムの場合は、
アーティスト自身が創作された曲に対する思い、曲順のこだわりがあるから、
そのアーティストを知るには最適と確信しているのである。

私は魅了されたアーティストに対しては、
アルバム等の発売された曲を時系列に、深い思いを寄せている。

そのアーティストの人生の軌跡を確認する上で、欠かせないからである・・。

最近のお若い人達は、こうした思いはどうしているのだろうか、
と余計なことを思ったりしている。


私が音楽業界に勤めながら、私なりの人生に影響をもたらしたアーティストは、
少なくとも井上陽水、中島みゆき、そしてX JAPANである。

定年退職をしてから2年半の歳月が流れているが、
レコード、カセット、CD、DVDをそれなりに整理し、
甥や友人に上げたりしているが、3000枚前後があり、
その日に応じて聴いたりしている。


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ある雑誌の特別付録は・・♪  《初出2007.3.4..》

2008-05-10 13:41:39 | 音 楽
家内と久々にテレビを共に視聴した・・。
10時よりNHKの衛星第二で【あなたのアンコール】に於いて、
『《千の風になって》関連番組を3本まとめて放送』
と題して、NHKが『千の風になって』の最近放送された番組の特集である。

私はテレビを余り見ない方だし、家内と見る番組も違うので、
私達夫婦は共にテレビを視聴することは殆どない。

『千の風・・』は、それぞれのご家庭の人達が、不幸にして家族の一員が亡くされ、悲しみにしたりながら、
偶然にこの曲に触れ、心を新たにし、死者からも元気と励ましを頂く、
という面があったので、
家内に『千の風になって』を私はたびたび話したりしていた。

その後、私は買物の帰路、コンビニに寄り、
一冊の雑誌を購入した。

私は現役時代は、長年に音楽関係の会社に勤めていたので、
週刊誌は『日経ビジネス』、月刊誌は『日経トレンディ』と『日経エンタテイメント』、
週刊の音楽雑誌として『オリコン』を購入し、精読していた。

退職後は一切読まなくなったが、最近の新聞の広告で、
『日経エンタテイメント』の特別付録として、
【10年間がまるわかり!】と題して、
テレビ・CM・音楽・映画・本・ゲームに於けるヒットランキングの内容であった。

定年退職後、2年半が過ぎた今、ここ10年は各業界として何だったのだろうか、
という素朴な興味から、
退職後初めて『日経エンタテイメント』を購入した次第である。

帰宅後、昼食を兼ねて、家内と2時間ばかり互いにおしゃべりした後、
この特別付録を読みはじめた・・。

35年間は音楽業界の片隅に勤め、
この付録に触れている最後の8年近くは時代を共にしたのだから、
あんなこともあったね、と振り返っている。

その後、眠くなり2時間ばかり寝てしまった。

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『あざみの歌』の想いで・・♪    《初出2007.2.28.》

2008-05-10 11:40:45 | 音 楽
ここ数日、『イヨマンテの夜』、『山のけむり』、
そして『あざみの歌』を唄われた歌手の伊藤久男を聴いたりしている・・。

過日、CD、DVD販売店で買い求めたCDであるが、
《懐かしの歌声名曲集》のシリーズの一環として、
このお方の14曲が収録されている。

日中のひとときに聴いたりすると、遠い昔のことが想いだされる・・。

私が昭和26年の春、小学校に入学した頃は、
盛んにラジオから流れていた。

♪山には山の 愁いあり
 海には海の かなしみや
 ましてこころの 花園に
 咲きしあざみの 花ならば

♪高嶺の百合の それよりも
 秘めたる夢を ひとすじに
 くれない燃ゆる その姿
 あざみに深き わが想い

【 『あざみの歌』  作詞・横井 弘  作曲・八州秀章 】


祖父、父が健在だったので、この頃は程々手広く農業をしていた。
私は兄の2人に続いて生まれたので、
何かしらまた男の子と勝手に感じ取り、
卑屈になり、可愛げのないいじけた幼児であった。
縁側に座ったりする時など、小声で独りで口ずさんでいた・・。

それから数年過ぎ、父に続き祖父も亡くなり、
農家の大黒柱がなくなり、我が家は没落を始めた。
この頃に、母の里のお方2人が来宅した。

母と里といっても、母は里子に出された不遇の人であったが、
このお方達は容姿、言葉づかいに子供心の私さえ、裕福な都会の人と感じ取っていた。
正妻のお方と令嬢の二十歳前後のお方であった。
私はまぶしげに見て、自分の薄汚れた洋服を恥らいながら、少したじろいだりしていた。

この時節、白百合の花が咲いていたので、母に乞いながら、6本の花を切取った。
そして、若き女性に手渡した。

ここ数年、退職後の身となっているので、日中に散歩の折、
陽射しを受けた中、ときおりあざみの花を見かけたりする。
こうした時、私の幼年期の心に戻る時もある。
あの若き気品にみちた令嬢に想いを重ねるときもあったりしている。


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『千の風になって』・・♪    《初出2007.2.27.》

2008-05-10 10:40:18 | 音 楽
昨日、偶然にCD、DVD販売店で『あざみの歌』、『山のけむり』、
そして『イヨマンテの夜』で知られている歌手・伊藤久男のアルバムと共に、
新井 満の『千の風になって ~再生~』のアルバムを購入した。

私は遅ればせながら、『千の風になって』は今年の1月にテノール歌手の秋川雅史・氏の唄声で知った。
何かNHKの『紅白歌合戦』に出演されて話題になったらしい・・。

その後、本屋で偶然に、
『千の風にいやされて』(講談社)を手に取り、購入した。
この本は監修・新井 満・氏、著作・佐保美恵子・女史で、
副題として、【あとに残された人々は、悲しみをどうのりこえたか】で、
著作者が11人のお方達をインタビューし、
この後の残された人々の涙を越えた後の心境を真摯に綴られた作品である。

そして新井 満・氏が原詩を知り、どのような思いで日本詩にし、そして音楽にされた心境を綴られていた。
そして、ヒストリー、関連作品紹介などがあったので、全般として理解できた。

その後、私は数多くの歌い手の『千の風になって』を聴いた限り、
やはり新井 満・氏の唄が最も好まれた・・。

昨日、購入したアルバム購入した、解説には次のようなメッセージが綴られていた。

無断であるが、何より心の良心が綴られているので、転記させて頂きます。


    【大切な人を亡くされたあなたへ】

『千の風になって』という歌を発表して以来、たくさんのお手紙をいただきました。
「歌を聴いて涙が止まりません。
でも思い切り泣いたあと気持ちが楽になり、
悲しみが癒されました」
「葬式の時にこの歌を流したら、故人との絆が復活したような気がしました。
ありがとうございました」
そのようなお手紙を寄せてくださった方々のために、このアルバムは作られました。
《あっ、あの人が歌っている・・・》そう思って聴いてみてください。
懐かしいその歌声に、その呟きに耳をかたむけてみてください。

「私は、自分の人生を、私なりに生きてきた。だから後悔は、ない。
人生の最期に贈る言葉はただ一つ、
君に逢えて良かったということ。
どうか私が死んだからといって泣かないでほしい。
千の風になってあの大空を吹きわたりながら、
君のことをいつも見守っているよ・・・」

            ☆

いのちとは、永遠に不滅なのです。死とは、再生することなのです。
私は祈りたいと思います。
旅立ったあの人には、来世への希望を。
あとに残されたあなたには、悲しみをこえて生きる勇気を。

     (2004年春  新井 満)


以上、無断であるが、転記させて頂きました。
尚、勝手ながら、原文より改行を多くさせて頂きました。

私はこの頃は、定年退職の半年前であったが、
音楽関係の会社に勤めながらも、うかつにもこのアルバムが発売されていたことは無知であった。

昨夜、偶然にもNHKの定時番組【クローズアップ現代】に於いて、
『《千の風》5000通に託す思い』と題され放映されていた。

出演者として新井 満・氏が、
死とは再生するということを知ったのは・・
この言葉に私は深く、心の集約として印象に残った。



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春めき、和(なご)やかなる時・・♪   《初出2007.2.26.》

2008-05-10 10:36:07 | 音 楽
9時過ぎに家内が、
『今日も散歩に出かけますか?』
と私に訊(き)いた。

『散歩しないと・・心身によくないから、出かけようと思っている』
と私は言った。

『じゃあ・・お願い・・』
と家内は少し遠いスーパーのチラシを私に渡した。

日用雑貨の特売品に丸印がマジックで記されていた。

『任(まか)しといて・・』
と私は明るく言った。

私は11時過ぎに、川沿いの遊歩道を歩いた。
快晴の中、陽射しも暖かく、ときおり微風が吹く程度であり、
散策に最適な陽気である。

実は私には下心があった。
家内のいうスーパーには、大きな本屋とCD、DVD販売店があるので、
ある映画の作品を探していた。

デビット・リーン監督の『ドクトル・ジバコ』である。
私はこの監督の作品は、『逢びき』、『旅情』、『戦場にかける橋』、『アラピアのロレンス』、
そして『ドクトル・ジバコ』、『ライアンの娘』、『インドへの道』を観ている。

『ドクトル・ジバコ』に関しては、WOWOWで放映された時にビデオで収画していた。
この時に生憎と3時間用のビデオテープを切らしていたので、止む得ず2時間用のテープで3倍速録画した。

再生してみたけれど、本編は70ミリの大作なので、
画面は少しチラつくし、奥行きが感じられなかった。

こうした理由から、『逢びき』に次いで好きな作品であったので、
DVDの販売品がここ数日、欲しくなり探し求めていた。

CD、DVDの販売店で探したけれど、
結果としてはなく、音楽コーナーで少し変わった作品を購入した。

ひとつのアルバムは、伊藤久男の『イヨマンテの夜』(日本コロムビア)であり、
【懐かしの歌声名曲集】と明示されていた。
私は『あざみの歌』、『山のけむり』と同様に『イヨマンテの夜』が好きなので購入した。

もうひとつのアルバムは、新井 満の『千の風になって ~再生~』(ポニー・キャニオン)であった。
私は一月より、遅ればせながら『千の風になって』を知り、
本を読んだり、数多くの歌手を聴いたりしたが、
この方の歌声に最も魅了されている。
この他に収録された曲として『故郷(ふるさと)』、『川の流れのように』等があるので、
どのように歌い上げるか、楽しみのひとつである。

私は古い人なので昨今の音楽配信は苦手であり、
こうしたカタログのアルバムを買い求めたりしている。
こうしたカタログ商品は、歌詞もさることながら、
歌への思いのメッセージが表示されていることが多く、好感している。


独断と偏見、そして屈折の多い私は、本や音楽、映画など選定する時は、
ときおり想像を遥かに超え、本日はこうしたアルバムの2枚を購入したりしている。


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どうして、昔の歌は美しいの・・♪    《初出2007.2.26.》

2008-05-10 10:24:13 | 音 楽
私は歌謡曲は苦手なほうであるが、
小学生の頃にラジオから聴いた歌は、
ときたま聴いたりしている。

日中、CD、DVD販売店で洋画の映画を探していたが残念ながらなかったので、
音楽コーナーに行き、以前から欲しかった伊藤久男のCDアルバムを購入した。

『イヨマンテの夜』、『あざみの歌』、『山のけむり』等を聴きたかったのである・・。

先程、2回ばかり聴いたりした。


♪山には山の 愁いあり
 海には海の かなしみや

【あざみの歌  作詞・横井 浩】


♪山のけむりの ほのぼのと
 たゆとう森よ あの道よ

【山のけむり  作詞・大倉芳郎】


こうした歌を改めて聴くと、歌詞の美しさが際立っている。
こうした日本古来からの詩情の叙情性に、ときには涙ぐむ時もある。

小学生の時からよく聴いた感傷かと想いかえしたが、
私なりに日本人のひとりとして、
心を揺すぶられる情緒が歴然として、歌詞やメロディーが秘められている。

『イヨマンテの夜』は、小学校に入学前、ラジオから聴こえ、
なんてすごい歌なの、と幼児なりに感銘した歌であった。

余談であるが、昨年の秋、知床半島の自然観察道を独りで散策したり、
阿寒湖の湖畔を人気のいない処を独りで歩いていた時、
この歌を熊避(よ)けの為に、拙(つたな)い声を挙げて、唄ったりした・・。


♪熊祭り(イヨマンテ)
 燃えろ かがり美

【イヨマンテの夜  作詞・菊田一夫】


私の音痴の唄が周囲に響きわたり、
熊は普段見られない人が突然に自分達の住む地域に来たので、
私の容姿に驚いたのか、
或いは聴くに堪えない歌声なのか、
私達はお互いに逢いたくないので、遭遇しなかった。


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私の最近の心に寄せる歌・・♪

2008-05-09 13:48:50 | 音 楽
昨年の9月頃からは、
若き女性の『三日月』などを唄っている絢香(あやか)ちゃんに魅せられ、
百回以上は聴いている・・。

この方については、昨年の秋頃からこのサイトでたびたび綴っているので、
省略する。

正月を過ぎた頃、遅ればせながら『千の風になって』を聴きこんでいる・・。
そして秋川雅史さんの歌声に魅了されている。

このことに関しても、以前このサイトで綴っているので、省略する。

過日、NHKで『千の風になって』の特集番組で作詞・作曲された新井 満さんの歌を視聴し、
更に心が揺さぶられるように魅了されたりしている。
そして、涙ぐんだりしている・・。

定年退職後の3年生は、こうした2つの名曲に心を寄せ、過ごしている。

今日の日中、買物を最寄のスーパーでしていた時、
店内から『三日月』が流れてきた・・。

私は買物の品定めの手を休め、
『絢香(あやか)ちゃんだ・・』
と呟(つぶや)いたりしている。

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