Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

尖閣諸島の実効支配

2015-12-15 07:10:53 | 外交・安全保障

尖閣諸島


海警2501


海警2506

ほぼ毎日のように尖閣諸島周辺の我が国日本の領海に中国の“海警”の船がやってきて(領海侵犯)、好き放題巡回している。尖閣諸島が古来中国の領土だから自分たちの領海から出て行けと海上保安庁の巡視船に向けてアナウンスをする。“海警”というのは中国の海上保安庁のような役所という事になっていて、軍隊ではないという事になっているが、人民解放軍の中の組織だろうから武装しているはず。すぐにおおごとにならない様、最初はそういう組織が出てきているのだ。

日本の海上保安庁も海警に対して、日本の領海から出て行けと警告する。こういう事が毎日繰り返されている。

尖閣諸島付近の漁場は良い漁場で、石垣島などから漁船がやってきていたのだが、今は中国の海警に妨害を受けるので漁に出ることが出来ない。海上保安庁も漁民の安全を確保するために自粛を促している。

石垣島の漁民はずっとこの漁場で漁をして生計を立てていたのに漁が出来ない。毎日のように排他的経済水域や領海に侵入してくる中国海警は、まるで自分の領土・領海のように、日本の漁民や海上保安庁を撥ねつける事に成功しているとも言える。マスコミは、毎日起こる事件を大きく報道しなくなる。毎日ほぼ同じような事が繰り返されると、ニュース性も無いからだろう。新聞に小さな記事が載るが、毎日のように繰り返し起こるこのような事件を全て報道していないだろう。そのうち本当に全く報道しなくなる可能性もある。

日本の領土なのに日本の漁船も海上保安庁も近づくことが出来ない。それが常態化している。ほとんど報道もされない。まさに中国に実効支配されているようなものだ。

それが実は中国の狙いである。彼らの凄いところは、尖閣諸島付近に海底資源があることがわかってから約45年経過しているのに、世代を越えて国のために、中国共産党のために、日本から尖閣諸島を奪おうとして彼らにとっての努力を続けている事だ。最初に主張した人々はもう亡くなっているかもしれない。でもその運動はずっと継続されている。日本だったらすぐに終わってしまうだろう。彼らのしつこさは賞賛に値する。

一部の右翼の方々だけでなく一般人の我々も常に関心を持って、政府や政治家達に働きかけ続けていかなくてはならない。
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