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読むの4回目。略称の正式名称や、似た言葉の違いがわからなくなる。
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『散るぞ悲しき』といっしょに読むべき。
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『熱帯』。途中まで読んでいる。僕は誰が誰だかわからなくなっている。
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『ある男』。読了。
硫黄島の戦いで帝国陸軍を指揮した栗林忠道中将の事をもっと知りたくて、『散るぞ悲しき』を探したのだが見つからなかった。家の中にあるはずなのだが。
ある日久しぶりに靖国神社に行ってみようと思った。初詣。戦争記念館である遊就館には硫黄島の戦いについての展示もある。
栗林中将の事とは別に特攻隊の人々が遺書として書いた家族への手紙も読みたかった。『英霊の言乃葉』を一冊買ってきた。
今改めて『永遠のゼロ』を読んでいるのだが、説明的な文章の多い小説なのだなあと感じる。大東亜戦争がどう進んでいったか、登場人物の語りを使って説明している。それでミッドウェイとかガダルカナルとかラバウルとかの地名は聞いた事があっても、どういう戦いだったのか、日本が勝ったのか負けたのか、その後戦争はどういう流れになったのかというのが詳しく書いてあるので頭に入ってくる。歴史の教科書のようだ。
非国民と言われようとも臆病者と言われようとも、生きて家族のもとに帰りたいと思って戦争を生き伸びてきた≪宮部久蔵≫。若いのに(26歳で戦死した事になっている)、非の打ち所がない人格者という設定は多少気になるが、小説だからいいだろう。僕も含めた戦後生まれの日本国民はこの小説を読んで、戦争当時に戦争に行った男たちの気持ちを知り、最期の様子を知り、国のために家族のために命を投げ出してくれた事に深く深く感謝し、英霊達の事を覚えていなければならないと思う。
靖国神社の遊就館で英霊の遺書をいくつか読んだが、立派な文章ばかりであった。二十代前半で書いた手紙がほとんどだったが、使っている言葉も文法も素晴らしい。敬語もきちんとしている。栗林忠道中将の最期の訣別の電文も漢文調というか文語調というか見事な日本語であると思う。食べ物も水も無い極限状態の中で書いたのだと思う。現代の我々は幼稚に思われる。英霊達は死と紙一重の様な状況で生きなければならなかったから成熟も速かったのだろう。日常の緊張感も違うだろう。死が日常的なせいでもあったからか?
『熱帯』。
何度も止めようと思いつつもダラダラと読んでいる。僕自身に問題があるのだと思うが、登場人物がどういう人物だったのかわけがわからなくなってしまっているのだ。主人公さえどういう名前だったかわからなくなっている。この作家の本は初めて読んだ。読みやすい。別なものも読んでみたい。
『千(夜)一夜物語』には興味を持った。
『ある男』。
ある男が亡くなった。妻は夫であるその男が実は違う人物であった事を死後に知る。つまりAという名前の男だと思っていたのに、実はBという名前であった。どこかのタイミングで入れ替わりが行われていて、もちろん名前が違うだけでなく、経歴も引き継いでいたのだ。という設定に興味を持って読み始めたが、終わり方も不完全燃焼っぽかったし、それほど面白くもなかった様に思う。もう一度読んでみても良いとは思う。僕自身がいろいろな事をよく見落としているから。