Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

ねずみ講?

2017-11-27 13:46:04 | 経済
先日久しぶりに新宿に出かけた。本や靴を買い込んで、喫茶店に入った。二階の中央の大きなテーブル席に座った。僕の向こう側には大学生らしき男の子三人。二人は金回りが良くて、一人は金が無い感じ。同級生のようだ。金は出してもらえるが、ぱしりとして使われている。彼らの前には何の飲み物も無い。僕はアイスコーヒーを飲んでいる。ぱしり君はいつも金が無いようで、他の二人から自分達といっしょにやれと言われている。リーダー格の着ている服、持ってるかばんはちょっと高そうに見える。

数十分の間に店員が三人に何か注文をしてもらえますか?と言いに来た。リーダー格が、もう飲んで片付けたんだと答える。店員はうそを見抜いていて、レシートを見せてくださいと更に詰め寄る。リーダー格は一階で捨てたと答えた。そういうやり取りが二回あって、三人は出ていった。

僕はかつて自分が経験した事を思い出した。まさにあの時と同じような状況。ねずみ講ってまだあるのか?



就職したばかりの頃同期の社員から、お金が儲かる話を聞きに行くからいっしょに行こうと誘われて出かけた事があった。

マクドナルドの二階の席に長時間陣取って、洗剤やら化粧品やら健康食品を売る話を聞かされた。自分が売った相手(客)が誰かにそれらを売れば、その利益の一部は自分に還元される。さらにその客が誰かに売って、その誰かがまた誰かに売ってというのが繰り返されれば、何もしなくてもどんどんお金が儲かるという仕組みらしい。

僕達に話をしてくれた人は僕達とほぼ同年代。金回り良さそうに振る舞っていた。会社勤めは辞めて、ねずみ講しかしてなかった。それでやっていけたからそうしていたのだろう。彼は、サラリーマンでいるよりも、自分達のねずみ講の側に来る方が良いのだという事を僕達に説く。

最初の頃に始めたメンバーは、プロデューサーとか、更に偉い人はトータル・プロデューサーという役職名?称号?で呼ばれていて、非常に良い暮らしをしているようなのだ。ねずみ講やってる奴が、プロデューサーと呼ばれる理由は、何も無いところに需要を作り出したかららしい。

僕は、どうしても胡散臭さを感じていた。彼らは、何も注文しないでマクドナルドの二階の客席を何時間も占拠しつづけているからだ。僕達をねずみ講に取り込もうとして、さまざまな疑問にも答えたりしているから、二時間、三時間はすぐに経過してしまっている。この間無料で場所を使用しているのだ。営業の仕事で打合せの場所を社内で確保出来ない時に喫茶店を使ったりする事があるが、もちろん何か注文するだろう。打合せ費用だ。飲み物を含んだ場所代だ。そんな金をケチってやる金儲けって何?公共施設例えば公園とかを使うならまだしも、私企業の営業を邪魔してやる金儲けって何?金が儲かっても民度低いよな。
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古巨基(Leo Ku) 現実逃避か?

2017-11-16 17:33:29 | CD

『我們』(2015)


『時代』(2010)


『Guitar Fever』(2008)


『大雄』(2004)


『古巨基』(1999)


『路邊攤』(1998)


『歡樂今宵』(1997)


『第2最愛』(1996)


『其實我...我...我....』(1995)


『愛的解釋』(1994)

これで全部じゃない。もっとたくさんCDは出ている。



香港の芸能界はベテランが強い。50歳代、60歳代のベテラン歌手がヒットチャートで一位を獲得していたりもする。20歳代から四天王と言われている四人は皆今50歳代なのだが、まだ四天王として第一線で活躍している。四天王に準ずる存在の一人が古巨基(Leo Ku レオ・クー)。1991年のデビュー。最初から歌手だったわけではなかったが、歌わせたら歌が上手かったので歌手になったのだと思う。20年以上第一線で活躍するスーパースター。
香港の歌手で僕の好きな歌手の一人。僕は日本で彼の歌を一番聞いているのではないかと思うほど聞いている。機会があればコンサートで生で歌を聞きたい。アップテンポの曲は少ない。メロディも覚えにくいような気もするが、歌詞の意味が分からなくても心地よいのだ。

最近車で、台湾や香港の歌手の歌を自分で編集したCDを聞いている。誰かを車に乗せる事もあるが不思議そうな顔をしても良いのだ。Pinyinは読めるから北京語の歌なら歌う事は可能だが、漢字のままだときつい。古巨基君の歌はほとんど広東語で、広東語のPinyinのようなものもあるが読み方に慣れてないから難しい。

先日『楽曲検定』というサイトを見つけて、古巨基の検定にチャレンジしている。上級で2回全問正解一級になった。
http://music-kentei.net/kentei.html/19346598

誰も知らない僕だけの世界に浸って、いっときの現実逃避をするのだ。
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結婚しないと出世させない

2017-11-10 15:58:08 | 仕事
会社のある部署の責任者の部長さんが、結婚してない奴は役職者にしないと言っている。その候補者達の前で公然と言っているのだ。

仕事への取組み姿勢やその成果が、結婚している人間としていない人間とで何か違いがあるというのか?

結婚していない人間に何か偏見を持っているのだろうが、それは自分の個人的な感情におさめておくべきではないか?会社で人事権を持つ立場で、人事権を行使するのに結婚していない人を排除するというのはやっていい事なのか?正当な事か?

御用組合のユニオンや労働基準監督署に相談した方が良いのか?

あくまでも会社での仕事ぶりや成果、今までの貢献度とかで昇進させるかどうかは決めるべきじゃないのか?人間としての好き嫌いはあるから、人事というものはもともと不公平だとは思うが、結婚しているかどうかで取り組んだ仕事の結果に何らかの差があるのか?

こんな事を言っている奴こそ部長職にふさわしくないと思う。

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『天使の涙』(1995年)

2017-11-03 21:55:09 | 映画,DVD,ビデオ



夜中に他人の店を勝手に営業(金城武)


殺し屋(黎明 Leon Lai≪人名≫)と殺し屋に恋をした女(莫文蔚 Karen Mok)


エージェント(李嘉欣 Michelle Li) 



金城武の父親役のおじさん(本当に重慶マンションのホテルの管理人で素人らしい)


まだよくわからない映画。香港の有名な監督の作品。
いくつも小さな物語がつなぎ合わされた映画のようでもあり、それそれが関係しているような、関係していないような。

金城武が、夜閉まっている他人の店舗で商売をするというのは面白い。
殺し屋の黎明(Leon Lai)とエージェントの関係もよくわからない。エージェントはなぜ最後の仕事で、あんなにも沢山の殺しをやらせたのか?結果として黎明は撃たれて死んだ???のだろう。見殺しにしたのか?

恋人を奪われた女性は、金城武にしばらく甘えていたようだが、次に金城武の店で会った時、なぜ知らん顔をしたのか?

日本人が経営する焼鳥屋(五味鳥)(尖沙咀≪チムサーチョイ:地名≫にあるようだ)の経営者斉藤さんが、広東語で黎明に開店資金はいくらかとかの話するところは流石だと思う。台本を読むとかじゃなく日常的に話している感じだ。香港には日本人が経営する日本料理屋が沢山ある。かれらは何年も香港で仕事をしているので広東語に堪能なのだ。香港人も利用するだろうが、日本から来ている駐在員の憩いの場となり、彼らの仕事の緊張をほぐしている。僕もよく回転寿司屋や“大阪”という名の日本料理屋に行った。「北国の春」がかかったりするとジーンと来たものだった。

金城武の父親は台湾から香港にやって来て、尖沙咀の重慶マンション内のホテルの管理人をしている。男手一つで失語症の息子を育ててきたのだ。金城武が父親をからかってトイレに閉じ込めたり、ビデオカメラで撮影しているのが面白い。息子のためにステーキを焼いたりしているこの父親の表情も良い。ある日父親は気分が悪くなり病院に運ばれたが間もなく亡くなった。残された父親の映像を涙目ながら見ている息子。金城武と父親とのシーンはこの映画の中で一番印象深い。人っていいなあと思う。父親(母親もだが)ってありがたいなあと思う。

父親のシーンでかかる齊秦(チー・チン)の『思慕的人』という歌も素晴らしい。歌詞の内容は不明。
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