Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『影裏』小説と映画

2020-02-17 17:27:03 | 映画,DVD,ビデオ






芥川賞を受賞したこの小説を僕は二回読んだ。二回読んでもあまりよく分からないという印象なのだが、もちろん一回目よりは二回目は多少理解が進んだと思う。作者である沼田真佑さんは、主人公の今野秋一を含めて、人には影や裏があるものなのだ、という事が言いたかったのではないだろうか?と僕は思った。

盛岡に転勤してきた今野秋一は、職場で日浅典博と知り合う。日浅は非正規雇用のようだが、同年代で釣りや酒好きで馬が合い、かの地で唯一心を許せる存在と思って今野は日浅と友達付合いしていた。
しかし、日浅は今野に何も言わずに突然会社を辞めてしまう。日浅は冠婚葬祭の会社に転職し、その後今野の家にも現れるようになるが、いっしょに釣りに行ったり、酒を飲んだりしても今野は以前のような親密さを感じなくなる。

東日本大震災が起こると、日浅と連絡がつかなくなった。日浅はその日釜石で営業活動をしていたらしい。今野は同じ会社のパートの女性から、日浅についての話を打ち明けられる。互助会への加入を頼まれて自分と夫と長女の分で契約をした事、お礼をしたいと言われてラーメンをごちそうになったら、次女の分の契約も頼まれた。これは断ったが、お金を三十万円貸したというのだ。

今野は日浅の父親に会う。捜索願をすすめるが、父親は次男とは縁を切ったからと断る。日浅典博は大学に入学してなかったのに、四年間仕送りをもらって東京で暮らしていたのだ。卒業証書を偽造した人からの脅迫の電話で父親はその事を知る。

ある人について、こういう人だと思っていたら、実は自分の知らない事がいくつもあったというお話。主人公の今野が見ていた日浅典博は、日浅のほんの一部に過ぎなかった。
今野は盛岡に来る前に、副島和哉という人と付き合っていたという文章もあった。和哉は性別適合手術を受けたともある。今野が同性愛者とは記されてない。

映画では今野が日浅にキスをするシーンがあった。和哉は女性的な身なりで登場した。原作とは少し違っているようだ。映画では今野役の綾野剛の下着姿の下半身が大きく映し出されるシーンが何回もあった。ボクサーブリーフがちょっととがっていたり、同性愛者の観客へのサービス??のつもりなのか?
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『パラサイト 半地下の家族』 

2020-02-11 07:11:51 | 映画,DVD,ビデオ












第92回アカデミー賞の授賞式が現地時間の9日に開催され、ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」が作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚本賞の4部門を獲得。英語以外の映画として初めて作品賞を受賞する快挙となった。

金持ち一家に貧乏一家が寄生して収入を得ていく、そのために手段は選ばない、という話かな?今のところの僕の解釈としては。
そういう前半のストーリーは馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうのだが、対して後半はホラーじゃないか?と思うぐらいに目をそむけたくなるようなシーンがいくつか続く事になる。

全員失業中の貧乏一家(キム家)の長男ギウは、友人で、IT企業社長の金持ち一家(パク家)の娘ダヘの家庭教師のバイトをやっていた大学生ミニョクからバイトを引き継いだ。
ギウは金が無くて大学に行けない。妹ギジョンが大学の在学証明書?を偽造して面接に臨む。ギウはまんまと潜り込んで、パク家の息子ダソンの美術の教師に妹ギジョンを送り込む事に成功。その後パク家の運転手ユンと家政婦ムングァンをクビにさせるための工作を行ってクビにさせ、キム家の家長である父親のギテクを運転手として、母親のチュンスクを家政婦としてパク家に潜り込ませる事に成功。こうしてキム家の全員がパク家に雇用されることになった。

パク家の地下1階は食料品の倉庫になっているのだが、さらにその下に行く階段が戸棚の陰に存在していた。そこには元家政婦ムングァンの夫?彼氏?がムングァンから食べ物をもらって暮らしていた。

パク一家がキャンプに出掛けて不在だった時、キム一家はパク家のリビングで酒盛りを行っていた。そこにムングァンがやってきて...。
ここから惨劇が始まる。

半地下の家は韓国の貧困層が住むらしい。洪水でトイレ以外は浸水。風通し悪そうで、カビも発生するし、便所コオロギやゴキブリもいる。トイレが床よりも高いところにあるのは、床と同じ高さだと排水管よりも低くなってしまうから。このトイレにはドアは無いようだ。不思議?

この映画の中で、「計画」という言葉が出てくる。韓国ではよく使う言葉なのだろうか?まだまだ謎はある。
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地方創生大臣 カツラ疑惑

2020-02-05 09:38:47 | 政治







これだけ10年くらい前の写真のようだ。


昨日の予算委員会で初めて認識したのだが、北村 誠吾 地方創生大臣って実際の年齢よりも老けてるなあ。本当に73歳なのかなあ?野党議員の質問を勘違いして見当違いなとんちんかんな答弁をしたり、大丈夫なのだろうか?wikiを見たら写真があった。不自然極まりない異物感のある髪の毛が目に入った。お顔とマッチしていないというか?髪の毛とお顔に一体感が無い。髪の毛の生え際が見えない。過去の写真では禿げ上がっている写真もあるから、その後ふさふさと生えてきたか?、カツラかのどちらかだろう。

誰でもいくつになっても若々しくありたいと思うものだ。髪の毛があるのと無いのとでは若々しさに関して、相手の受ける印象が違うだろうから。お金あるだろうから、ナチュラルな感じのカツラにすれば良いのに。ご本人はばれてないと思っているのだろうか?
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