Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『fargo』 (1996年)

2012-05-31 20:43:08 | 映画,DVD,ビデオ


ジェリーは妻ジーンの誘拐を二人の男に頼む。会社の社長をしているジーンの父親から身代金を引き出そうというもの。

誰かを殺す予定にはなってなかったのに二人組は警官、目撃者、ジーンの父を殺害してしまう。ついには仲間割れをおこし、誘拐していたジーンをも殺してしまう。
事件を解決するのは女警察署長のマージ。マージは証拠をたよりにジェリーや犯人の居場所にたどり着く。特に推理において彼女が優れているわけではないと思う。普通の捜査だ。


『バートン・フィンク』に続いてコーエン兄弟の映画である。出てくる役者達は十人並みの容姿である。俺はアメリカに行った事が無いのだが、実際もこんな物なのではないか。外人(西洋人)コンプレックスを持っている日本人は多いと思うが、皆がモデルやアイドルのような容姿の訳は無い。食べる量がすごいから、とどやらあざらしを思わせるような腹周りの女性達も多いと聞いたことがある。
アメリカの地方都市で起こった物語。一般的な人々が登場する。

毎日起こる事ではないが、こういう事もあるのかなあ?こういう選択をしてしまう人もいるのかなあ?俺はしないだろうがという設定。


感動とかは無い。人が殺されるシーンでは目を伏せたくなる。悲しいとか面白いとかユーモアとかも特に感じなかった。


ごく普通のアメリカの様子がうかがい知れるのが良いと思うくらいか。
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『バートン・フィンク』 (1991年)

2012-05-25 19:56:58 | 映画,DVD,ビデオ



コーエン兄弟の映画。ここで取り上げたからと言って俺が面白いと思っている映画というわけではない。

時代は1920~30年くらいか?
主人公バートン・フィンクはNYで演劇の脚本を書いていたが、ハリウッドで映画の脚本を書くことになってホテルに単身で長期滞在をしている。
ふとした事でバートンは隣のチャーリーと頻繁に言葉を交わすようになり信頼を寄せる様になる。隣の部屋のチャーリー・メドウズは保険を扱っているとの事だ。

いろいろ略

バートンはある女性をホテルに呼んで、...最終的にはベッドをともにする。朝バートンが目覚めると彼女は殺されていた。バートンは動転してチャーリーに相談する。チャーリーは死体を片づけてくれる。バートンは警察に届けず、今まで通りに生活する。チャーリーはNYに行くため数日間ホテルから離れる。バートンはチャーリーにNYの実家の住所を教える。チャーリーは大事なものが入っている箱をバートンに預けていく。バートンの脚本の仕事は全く進まない。

いろいろ略

刑事がホテルに現れてチャーリーが殺人鬼である事をバートンに伝える。
バートンの脚本が急に進み始め完成する。
再度刑事がホテルに現れる。バートンの部屋に入りベッド上の大量の出血の跡を見つける。チャーリーが戻ってきて刑事を二人とも銃殺する。ホテルの中に炎が出て床や壁が燃え始める。
バートンは最高傑作を書いたつもりだったが、映画会社の社長からは酷評される。

浜辺でホテルの部屋にあった絵のような女性と出会い話しかける。  The End

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ホテルの中は非常に暑くて湿気もあり、壁紙がはがれおちてくる。何かの跡が壁についたままになっている。蚊が良く飛んでいる。従業員は愛想良くなくて不気味。チャーリーは殺人鬼という事だが、そういう風には見えない。信頼出来そうに見える。そのギャップを作り出そうとしているのだと思う。主演と言っても良いぐらい登場する。
全体を不気味な印象になるように作っている。はっきりしない事が放置されたまま。観客に丸投げ。例えば、各部屋にかぎがないのか?自分が潔白ならなぜ警察に言わないのか?チャーリーは死体をどこに持って行ったのか?預かった箱の中身は何なのか?チャーリーはバートンの実家に行ったようだが、両親やおじの安否は?火は本物の火なのか?現実なのか夢なのか?

時代考証はしているのだろう。ホテルの廊下に脱いだくつが並んでいるのが面白かった。回収してくつを磨いていたのだろう。長期滞在だと部屋の清掃はしないのだろうか?

俺の評価は★★くらいかな?五段階評価で。役者がブ男ばっかり。なぞを客に預け過ぎ。楽しさ、恐さが中途半端。他人の評価をみると最高傑作だという人もいたけど、そういう人は俺には無い、映画を見る目を持っているのでしょう?
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さらば、“かわいそうな僕”

2012-05-23 07:04:44 | 仕事
“かわいそうな僕” が反省もなく油断してだらだらと作業をしていたある日の夕方、昨年彼の仕事ぶりに対し激怒し、即人事異動を断行した重役さんがこの営業所に現れた。

重役さんは、“かわいそうな僕”が管理している商品、売場を見て憤激。指示、決まりが守られていない。重役さんが大事に思っている価値観が踏みにじられている。重役さんの問いかけにも無責任な返答をしてしまったようだ。

重役さんの怒りはその後も収まらず、たくさんの幹部社員が集まる会議の席でもその “かわいそうな僕” のことを大声でこき下ろした。いかに酷い人物か。その後一週間は直接関係無い人達まで当営業所の“かわいそうな僕”について関心が高まっていた。本社から見に来た人もいた。その後本社では人事異動に関する会議が開かれたようだ。“かわいそうな僕”は部署の責任者の地位を解かれ、他の営業所に転勤する事が決まった。

昨年重役さんから直接注意を受けて配置替えをされたが、彼は心を入れ換えて信頼を回復する努力をするどころか、「モチベーションが下がるよなあ」と部下に弱音を吐いて、仕事に関心を持たずに過ごしてきた。「悪いのは俺じゃない、運が悪いんだ。重役こそが謙虚さを失っていて傲慢だ」とも言っていたようだ。

こうなっても仕方ないだろうと俺は思う。この仕事ぶりこの業績じゃいずれは起こった事だ。

彼も覚悟はしていたようだが、実際に転勤&降格を伝えられるとショックを受けたようだ。

俺にとって“かわいそうな僕”と接するのは気分の悪い事だったから、積極的に話をしようとしなかった。しかし、それでも最初は言うべき事を言わないといけないと思ってやんわりと言うようにしていた。それに対して素直に聞く事は少なく、拒絶やら否定あるいは無視という態度だった。

俺は次第に“かわいそうな僕”とは距離を置き静観するようになっていた。もちろん業績はチェックして、やんわりとこの部分が悪いからこうするようにという具体的な指示を与えていた。もちろん理不尽な事を求める指示ではない。ごくごく当たり前の行動を求めるものだった。しかし彼はほとんど実行しなかった。業績は右肩下がりが続いた。

最後の日、彼と二人で話をする事が出来た。
俺は最後なので言った。「おまえは前の営業所からここに来て、名誉挽回に努めようとしなかった」
彼「納得できなかたから」
俺「全く反省すべき点が無かったわけじゃないだろう。そんな取り組み方じゃ昇格する目が無くなるぞ」
彼「・・・」
俺「おまえを見ていると、他人の事をあれこれ悪く言い過ぎるように思う。他人の事はどうでもいい。自分がやるべき事をやれ。他人の事は言うな。気に入らない奴がいてもそいつと付き合っていかなくちゃならないんだから、もっとニュートラルな関係になるように付き合え。自分の味方になるような人を増やせ。今度こそ頑張って復活しろよ」

彼はしおらしく聞いていた。夜、「お世話になりました」と言って去った。
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株を買った

2012-05-22 00:08:24 | 経済
株が下がってきたから買った。

あれもこれもと予約のような事をしてたらかなりの金額になった。
指値という買い方だ。俺の予想よりも下がってしまう状況になると約定となって買った事になるのだ。買ったはいいがいついつまでに入金せよとなる。

ギリシャは再選挙になり、まだ財政危機をどう解決するのかわからない状況。
日本の電力危機もどうなるのかわからない。原発は再稼働するのか、料金は値上がりするのか。
円高、デフレ。電気メーカーは不振からV字回復なるのか。

などなど気になる事は多い。それらが、それぞれの企業の業績にどう関係してくるのかよくわからないのだが買っている。

以前投資信託というのを買ってみたが、他人が選んでだ銘柄の組合せだと下がった時に納得出来ないので、今は個別株を買っている。

今が底だと思うのだ。あとはあがるしかないと。
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MBSの女記者?アナウンサー?

2012-05-21 16:31:56 | 政治
毎日放送(MBS)の女性記者?が大阪市の橋下市長の取材時にかみついていた。5/8あたりの朝の記者会見。
その女は、市長をおとし入れてやろうというのがありありと感じられるような質問の態度であった。
彼の見解を取材して広く国民に知らしめようというのではなく、橋下市長が感情的になるように、腹が立つように質問を投げかけていた。

youtubeで27分間のやり取りを見た。女の顔が映らないので口調やら使っている言葉などで判断するしかないが、かえるの面に小便という感じの面の皮が厚くて無神経ではある。しかし、天生のバカなのではなく、悪意を持ってボロを出させようという口調であり、言葉選びであったと思う。悪質な誘導尋問とも言える。

一連の質問・回答は27分ぐらいにわたり、中には「何のために教職員は君が代を歌うんですか?」、「子供たちが君が代を歌うのは何の目的があるのですか?」という愚かしいトンチンカンな質問もあった。橋下市長が感情をやや昂ぶらせた場面はあったが、この女は冷静さを保ち、失礼さも保ち続けていた。確信的で気味が悪い。
橋下市長が「全教員」と言った言い方をあえて「一律強制」という人権侵害のような表現でこの女は言い変えていた。

橋下市長は、「MBSは社歌ありますか?」とこの女に質問。「無いです」と答えると、橋下市長は「だからこんな記者になっちゃうんだ。社歌を歌う会社に取材に行って、なぜ社歌を歌うんですかって言ってみなさいよ」と投げかけると女は無視した。
「国歌や社歌を歌いたくない人はみんなMBSに行ったらいいですよ。社歌も何にも無いんだし。トンチカンな質問やろうが採用してくれて職務が全うできるんだから。歌いたくない人はみんなMBS行ったほうが良いですよ。」と言われるとその女もさすがに自分の愚かしさに気づいて笑っていた。この女、最後には「今日はこれくらいにしておきますが」と最後まで失礼さを貫いた。

MBSの番組を見ると、この女の馬鹿っぽい質問はカットして橋下市長の発言のみを映し出していた。これだけを見ると、橋下市長が何の理由もないのに、感情を高ぶらせて会見していたように見えるだろう。この女だけでなくMBSも汚い企業だ。

公になっている事実も踏まえず、条例も調べず、何度も何度もくだらない質問を繰り返す。当事者でもない市長に教育委員会に聞くべき事をわざわざぶつける。いらいらさせて、不用意な発言が出るのを目的としているようにしか見えない。

国家を確信的にないがしろにして“個人の自由”を優先させようとするような姿勢は、非常に腹立たしく不愉快。千葉景子やら福島瑞穂、田嶋陽子などにも通じる反日、反保守のバカ左翼思想だ。

この女はMBSの労組の関係者。通名を使っているのは朝鮮(北・南)の者だからだろうか?
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トトロの“都市伝説”

2012-05-07 14:20:58 | 映画,DVD,ビデオ

左から猫バス、トトロ、さつき、めい

『となりのトトロ』に関して“都市伝説”があるのを最近知った。

めいもさつきも実は死んでいた。池で見つかったサンダルはめいの物だった。めいには影が無い。トトロも猫バスも死期が近い者にしか見えない。七国山病院まで二人は行ったのにお母さんに会わなかったのは二人が既に死者だったから会えなかったのだ。トトロは死神のトロル、猫バスはこの世とあの世の橋渡しをする存在だ。というような“都市伝説”だ。トトロの舞台は埼玉県所沢市らしい。まつごう(松郷)という地名や八国山(映画では七国山)という地名は付近にあるようだ。ネット上を見てみると、狭山事件(1963年)という16歳の女子高校生を被害者とする強盗強姦殺人と符合している箇所があるとの指摘も多い。

本当にそうなのだろうかと思って久しぶりにトトロを見た。


池でサンダルが見つかったが、そのシーンの前後のめいのサンダルとは違っている。
めいやさつきの影は他の人物と変わりないようだった。特に映画の後半は夕方から夜にかけての時間帯になるので影ははっきりとしない。
トトロも猫バスもさつきとめい以外の人には見えてないのはなぜなのかは不明。主人公だからじゃないか?

病院まで行ったのに母親(両親)と会わなかったのはなぜか?
さつきとめいは母親の安否確認が出来てひとまず安心した。一週間後くらいに母親は戻ってくるだろう。会ってしまうとどのようにしてたどり着いたのか説明しなくてはならない。猫バスで来た事は説明出来ないから話せない(さつきとめいにしか見えない)。だから二人はとうもろこしだけ置いて立ち去った。

狭山事件との共通点は未確認のため省略。


映画は両親がめいが持ってきたとうもろこしを病室の窓のところで発見したところで終っているように見える。しかし、厳密に言えば、これは映画の本編というか、せりふのある部分が終わっているだけだ。すぐにテーマ曲が流れ始めエンドロールの背景としてその後のシーンが続くが、これが本編パート2と言って良いものだろう。

病院から猫バスに乗ってさつきとめいは自宅に帰る。
管理人のおばあちゃんやかんたと再会する。おばあちゃんはめいを抱きしめて涙する。
お母さんが退院してタクシーで帰宅する。
お母さんとさつき、めいがいっしょに風呂に入る。
さつき、めいがともだちと遊ぶ。
おばあちゃんがすり鉢・すりこぎを使っているのをめいが見ている。
布団に入って、お母さんがさつきとめいに本を読んでいる。

ここが本当のラストだ。

俺の結論としてはこれはオリジナルの物語である。さつきもめいも死んでない。お母さんも生きている。死神もあの世も関係無い。トトロや猫バスは森の主なのだ。物語は作り話であり現実とは違うのだ。トトロや猫バスがいても良いのだ。地名は所沢付近の地名を使っているが、その近くの狭山から物語に取り入れたという物も無いと思う。
村上春樹氏の作品についての研究が非常にたくさんの人々によってなされているのと同じく、たくさんの人々が興味を抱く魅力的な映画だという事なのだ。

一番の魅力はトトロ、猫バスの笑顔じゃないかなと俺は思う。次は田舎の自然・生活、少年少女時代に感じた感情などなど懐かしいものに浸れる事かな。



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