李克強前首相が心臓発作で亡くなった。10月27日未明。
暗殺ではないのか?毒殺ではないのか?
68歳。若すぎる。自然な死なのか?僕は非常に残念に思っている。
中国では国家主席や首相経験者は、最高の医療を受けられるようになっていて、健康管理を国家なのか共産党なのかがやっているから、歴代の人々はみんな長寿なのだ。朱鎔基元首相は95歳で健在。先日亡くなった江沢民元国家主席は96歳で亡くなった。前国家主席の胡錦濤さんは80歳、元首相の温家宝さんは81歳で健在。みんな80歳台や90歳台まで生きている。
李克強前首相が運ばれた病院よりも、上海には心臓病治療の実績のある病院がいくつもあるという。最高水準の治療を受けていれば、死ななかったかもしれない。
なぜ静養?する場所が上海なのか?上海というのは、習近平国家主席の前任地であり、手下が沢山いる場所だ。何かされたのではないか?と思ってしまう。
中国政府は、李克強さんの死を大きく報道していないようだ。学生の行動はかなり厳しく監視して、集会など許さない。天安門事件のような事に発展する事を恐れている。
しかし、自然の死ならば堂々と報道すれば良いのだ。後ろ暗い事があるから、あるいは独裁政治が国民から良く思われていない自覚があるから警戒せざるを得ないのではないか?
中国の国民は、李克強さんの死を悼む姿勢を見せながら、習近平さんの独裁体制を批判しているのだ。
もし習近平さんが失脚したり、殺されたりしたら、李克強さんが国家主席になるという事があったのではないか?僕はそうなれば、日本国との関係はだいぶ変わるのではないかと期待していたのだ。そういう可能性を先につぶす事が目的だったのではないか?