Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

井沢元彦 『英傑の日本史 坂本龍馬編』

2013-12-21 07:25:35 | 読書



坂本龍馬

高杉晋作


今ちびちび読んでいるのがこの本。
司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』を読んだのは大学生の頃だったと思うが、面白くて全八巻を短期間で読んだと思う。もう記憶には無いが。
司馬氏のは“竜馬”だが、俺は竜でも龍でもどっちでも同じだと思っていた。間違いではないと思っていた。しかし、井沢氏によれば、司馬氏は小説として書くために“竜馬”とあえてしたようである。確かに固有名詞だから龍馬を竜馬と書くのは間違いだし失礼な事だ。司馬氏は大筋の史実を踏まえつつも面白おかしく創作するために“竜馬”として一線を画したと言う事だ。

『竜馬がゆく』は長い期間に渡ってかなり売れている本である。ここに書いてある事を史実と考えている人はかなり多いだろう。“司馬史観”という言葉がある。『竜馬がゆく』以外の本も司馬氏の書いた本はかなり売れていて、司馬氏の歴史観や人物観が読者の間に広がってしまっていて、個々の史実や人物のイメージが読者の中で固まってしまっているという事だ。その司馬氏の歴史観の事だ。司馬氏は小説家なのであって歴史書を書いたわけではない。司馬氏が取り上げなかった史実は埋もれていくし、司馬氏が重要視しなかったり、好きでない人物は過小評価されたり時には悪いイメージを読者に持たれているだろう。俺も全く覚えていないものの教科書で大きな扱いではなかったが、坂本龍馬という人が明治維新に非常に大きな役割を果たした魅力的な大人物だったという印象を持っていた。学校の授業でしっかり学んだ記憶も無いから、当時『竜馬がゆく』をまるっきり信じていた。井沢氏は我々が思い込んでいる歴史を、本当にそうだったのか?という視点で書いている。

高杉晋作、久坂玄端などあまりよく知らなかったし、まだわかっていないがそれぞれ27歳、24歳で亡くなっている。龍馬も31歳だ。その若さでも歴史に名を留める人生を送ったというのが凄い事だ。

わくわくどきどきという要素もあるが、すらすらと進む本ではないので読むのに時間が掛るのがたまにきず。
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村上さんの短編 『ドライブ・マイ・カー』

2013-12-19 08:21:48 | 読書
文芸誌?の『文藝春秋』に村上春樹さんの新しい短編小説が入っているとの情報を得て、しばらく前に買ってあったがようやく読んだ。
女性ドライバー?始まりはつまらなそうな設定のように思ったが、いつの間にかどんどん読ませるのである。やっぱりすごい筆力だなあと思う。ぐいぐい引っ張られていく。しかし、終わり方が何か唐突というか、何かあるのではないかと期待していたのにそうでもなかったのが少し残念。また数回読むつもりなので、見落としている事が見つかるかもしれない。

村上さんの短編は先月号の『文藝春秋』の一回だけでなく今月号の『文藝春秋』にもあった。しばらく連載のようにやってくれるとうれしい。今回は先月が『ドライブ・マイ・カー』、今月号は『イエスタデイ』とbeatlesの曲のタイトルを使っている。シリーズ名として?“女のいない男たち”とついている。村上さんはリアルタイムでbeatlesを聞いていた世代だが、何かに当時beatlesはあまり好きじゃなくて、beach boysやmonkeesのほうが好きだったように書いていたはずだが、作品名には使うようだ。『ノルウェイの森』しかり。
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Paul Walkerさん 交通事故死

2013-12-04 09:50:25 | 映画,DVD,ビデオ


『父親たちの星条旗』でハンク役(右から二人目)




Paul Walkerさんが交通事故で亡くなった。
動画サイトで事故現場の様子がアップロードされていたのを見たら、車はかなりぐちゃぐちゃになっていて炎上していた。これじゃ生きてられないだろう。相当スピードも出ていたんだろう。友人といっしょにチャリティの仕事に向かっている途中の単独の事故だったようだ。アメリカのサイトでは死後の顔写真や???黒こげの死体???(誰の???)をアップロードしていたサイトがあった。本物なのか、Paulなのか友人なのかは疑問。そこまでよくやるなと思う。
Paul Walkerさんと友人のご冥福をお祈り申し上げる。

DVDを何本か見ただけなのでファンというのもおこがましいが、まだ若いし美形だし主役がつとまる俳優だし残念だ。 俺が見たのは、『ボビーZ』、『イントゥー・ザ・ブルー』、『ワイルド・スピード』、『父親たちの星条旗』。『父親たちの星条旗』だけ脇役。戦死してしまう若い兵士役。アカデミー賞とかの対象ではないがエンターテインメントとしてどれも面白い映画だ。まだまだ活躍が期待できる存在だった。人はいずれ死ぬのだが早過ぎる。享年40歳。


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