Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『夜。鳥たちが啼く』

2022-12-31 03:05:57 | 映画,DVD,ビデオ

売れない作家・慎一(山田裕貴)は同棲していた恋人に去られ、鬱屈とした日々を送っていた。そんな彼のもとに、友人の元妻・裕子(松本まりか)が幼い息子を連れて引っ越してくる。恋人と暮らしていた一軒家を母子に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きする慎一は、これまで身勝手に他者を傷つけてきた自らの無様な姿を終わりのない物語へとつづっていく。一方、裕子はアキラが眠ると町へ繰り出し、行きずりの男たちと身体を重ねる。互いに深入りしないように距離を保ちながら、表面的には穏やかな日常を送る慎一と裕子だったが……。

 

離れに自分が住んで、一軒家の方を貸し与えるというのが、まずそんな事するのかな?と思った。一軒家の風呂と冷蔵庫は使う、ノックとかしないでも出入りするというのも。離れはプライバシー無いし、暑くて寒そうだし。

元の彼女は職場の先輩に奪われて、先輩の元妻の裕子を子供付きでもらうみたいな、スワッピングのような話。

慎一は感情的になってすぐ暴力を振るう。こういう主人公は主人公として魅力的な人物にはならないと思う。何か暗いし、どろどろしてるし、僕は面白くなかった。鳥の啼く声はかなり気持ち悪かった。どういう意味があったのだろうか?

山田裕貴は『ヒノマルソウル』に出てたが、全く見た目が違う。同じ役者には見えない。この変身ぶりは見事だった。

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『終末の探偵』

2022-12-28 02:34:42 | 映画,DVD,ビデオ

 

 

とある街の喫茶店を事務所代わりに、しがない探偵業を営む新次郎(北村有起哉)は、闇の賭博場でトラブルを起こしてしまったことから、顔なじみのヤクザである笠原組幹部の恭一(松角洋平)から面倒な仕事を押しつけられてしまう。それは笠原組が敵対する中国系マフィア・バレットの関与が疑われる放火事件の調査だった。さらに、新次郎はフィリピン人の両親が強制送還させられた過去を持つミチコ(武イリヤ)から、謎の失踪を遂げた親友のクルド人女性の捜索を依頼される。しかし、2つの事件を追ううちに、裏社会の巨大組織の抗争に巻き込まれてしまう。

 

生まれ故郷(田舎のように感じるが都会だった)で大人になって、そのまま探偵をやっている。街にいるヤクザ者も幼馴染みだ。ヤクザと一緒にギャンブルもする。

喫茶店きゆやの一角に事務所を構え、放火犯探しや行方不明の人探しをしている。こんな仕事では食べていけないと思う。

難民の問題、中国人の団地での急増、後継者のいない商店街の問題などに触れながら物語は進む。

画面が暗い。

ワクワクドキドキという心の躍動みたいのはあまり無かった。俳優は見たことない人ばかりだったと思う。それでもそれなりに楽しめた。見なきゃよかったとは思わない。けっこう観客は入ってた。町田が舞台?

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『天上の花』

2022-12-15 07:39:54 | 映画,DVD,ビデオ

萩原朔太郎の娘・萩原葉子の小説「天上の花 三好達治抄」を映画化した文芸映画。

萩原朔太郎を師と仰ぐ青年・三好達治は、朔太郎の末妹・慶子に思いを寄せるが拒絶されてしまう。十数年後、慶子が夫と死別したことを知った三好は、妻子と離縁して彼女と結婚。太平洋戦争の真っただ中、三好と慶子は福井県の三国でひっそりと新婚生活を送り始めるが、潔癖な人生観を持つ三好は、奔放な慶子に対する一途な愛と憎しみを制御できなくなっていく。

三好達治の詩が素晴らしい物だから、現代に残っているのだろうが、三好達治のやってる事はけっこうひどい。

慶子の事が好きなのだが、慶子が結婚してしまうと、自分も結婚して子供も二人もうけている。しかし、慶子が夫と死別すると、自分の妻子と離縁して慶子を口説き落して結婚する。結婚すると、十六年以上恋焦がれていた慶子に再三暴力を振るう。慶子が耐え切れなくなって出て行こうとすると、土下座して謝って踏みとどまる様説得する。でも結局また暴力を振るう。

萩原、三好という歴史上の人物達の日常生活、戦争中の庶民の生活の様子がわかつて良かった。三好と慶子が騎乗位で交わるというのは、原作にあるのだろつか?気になった。

 

 

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『ラーゲリより愛を込めて』

2022-12-11 07:10:28 | 映画,DVD,ビデオ


第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみを与えられて重い労働を強いられ、命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男は日本にいる妻や子どもたちのもとへ必ず帰れると信じ、周囲の人々を励まし続ける。山本の仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。

原作読んでないで見たが、ストーリーはだいたい知っていた。でも予告編を見ているだけでも、見たいと思っていた。

だいたい予想通りだったが、山本がガンだったとは予想外だった。結核とかかな?と思った。

僕はかつての戦友達が山本の妻モジミを訪ねて、記憶していた手紙を暗唱してモジミに伝える事は知っていたので、このあたりのシーンが中心かなと思っていたら、山本の人間性を山本の行動を通して描くのにけっこう時間を使っていた。それはそれで良かったと思う。

「クレメンタイン」の歌は原作にあったのか?

最後の最後の寺尾聡のシーンは必要だったのか?と思った。息子から情報をもらったから、そういうシーンを作ったのかな?
この部分だけ僕は気に入らなかったが、全体としては感動したし楽しめた。観客もレイトショーの時間だけど50人くらいはいた。
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『宮松と山下』

2022-12-09 07:31:17 | 映画,DVD,ビデオ










エキストラ?端役?俳優の宮松は、時代劇で弓に射られたり、大勢のヤクザの1人として路上で撃たれたり、ヒットマンの凶弾に倒れたりと、名もなき殺され役を演じてばかりいる。慎ましく静かな日々を送る宮松だったが、実は彼は過去の記憶をすべて失っていた。自分について何も思い出せないまま、毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続ける彼のもとに、ある日男が訪ねてきて……。

宮松は山下だ。

宮松として今は生きていて、ケーブルカーの運転?整備?をしながら、端役の俳優の仕事をやっている。なぜ名前が違うのか?一人暮らしのようだが、アパートは借りられるのか?不思議だ。
山下として生きていた時には、タクシーの運転手をしていた。その時の同僚が、山下が画面の端に出ているのを見つけて宮松(山下)を訪ねてきた。

山下は記憶を失っていて、妹がいる事、妹とは父親?母親?!などがわかってくる。
昔みたいにタバコを吸っている時に、記憶が戻り実家を出ていく。
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『月の満ち欠け』

2022-12-07 14:35:07 | 映画,DVD,ビデオ













今とは違う1980年代の高田馬場駅周辺。


この映画館はまだ生き残っている



幸せな日常を送っていた小山内堅(大泉洋)は、不慮の事故で妻の梢(柴咲コウ)と娘の瑠璃を同時に失った。
悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦(目黒蓮)と名乗る男が訪ねてくる。事故当日、娘の瑠璃が面識のないはずの三角に会いに来ようとしていたという。そして、三角は娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した「瑠璃」という女性について語り出すのだったが、・・・。

『生まれ変わり』がテーマというのはわかった。

ストーリーは僕には難解で、整合性取れてるのか?と思った。原作の小説読んでないで映画見たが、読んでみたい気になってる。

1980年代の高田馬場駅周辺が出てくる。これが一番興奮した。
BIG BOXは今もあるが壁の色が違う。ムトウ楽器(CDショップ)、東海銀行などの看板が現れる。今はもう無い。揚子江という中華料理のレストランはあったのか?入った事無かったがこういう看板があったような気がする。このビルのエスカレーターを上ると書店もあったはず。本当になつかしい。どうやって再現したのだろう?と思ったら、巨大なセットとCGとの事。映画館の早稲田松竹は今もあるが、看板のデザインが違う。80年代っぽく見えるようにしたそうだ。

学生が主人公ではないから、大学は出てこない。駅周辺だけだ。

瑠璃が口ずさむ歌はヨーコ・オノの曲だった。「Remember Love」(正確かどうか?)
この曲が好きと瑠璃は言うのだが、これはちょっと気持ち悪かった。ヨーコの曲は僕は聞く気がしないのだ。瑠璃はこの曲をどうやって知ったのか?かなり古いし、マイナーな曲なのだ。不気味だ。なぜこの曲だったのか?

梢と瑠璃が三角という男に会おうとしたのだが、そのきっかけとかどのように最初コンタクトしたのかとか、僕は見逃したのか?描かれてなかったのか確かめたい。

小山内堅は全部を理解したのか?

あと数回見て生まれ変わりの関係性やもろもろをもっと理解したい。
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『ナイトライド』

2022-12-02 07:25:58 | 映画,DVD,ビデオ












ドラッグディーラーが事態を打開するべく奔走する姿を94分ワンショットで描いたクライムスリラー。

ドラッグディーラーのバッジは恋人ソフィアとの未来のため足を洗うことを決意する。彼は最後の大口取引に挑み、真夜中のベルファストを奔走するが……。


本当に94分ライブ放送のようだった。ほとんどが車の中の映像で、誰かと電話しているシーン。時々車の外に出る、という感じ。

ストーリーもそれなりには面白いが、もう少し画面の動きが欲しかった。

低予算でも何か特長のある映画を作りたい、という志で作ったのだと思う。主演俳優はずっと映っているから大変だったと思う。こういう試みは非常に面白いと思う。

『ボイリング・ポイント 沸騰』も90分カメラ回りっぱなしだった。こういう撮り方はライブ感、臨場感出る。
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『ボクらのホームパーティー』

2022-12-02 01:52:21 | 映画,DVD,ビデオ












東京の片隅でホームパーティが開かれる。参加者は主催者カップルの彰人と靖、大学生の智也、ゲイバーの店子・将一、ゲイクラブの店員・直樹とその友人・正志、写真家の健一の7人のゲイたち。楽しいはずのパーティだったが次第に様子が変わり始め、それぞれが心の奥に抱えていた思いが浮かび上がっていく。

アキヒトとヤスシの住むマンションでのパーティー。

アキヒトとヤスシは同棲しているが、ヤスシはケンイチと浮気をしている。ケンイチがヤスシをアキヒトから奪おうとしているのか?ヤスシもアキヒトと別れてケンイチと付合いたいのか?

ケンイチはアキヒトにキスをする事を求める。ケンイチは同棲する二人の関係を引っかきまわしたいのか?

他に部屋があるとしても、ほとんどの人達はリビングに集まって飲んでるのに、浮気?してキスするだろうか?恋人が、すぐそばにいるのに。

それを皆の前で暴露するトモヤ。そういう事は見ても言わない物だとさとすショウイチ。

相手を本当に好きなのかどうかもわからないが、とにかくに性欲の解消を行おうとする。

ゲイは妊娠とか無いからやりたい放題。そういう側面はあるが、ゲイのイメージ悪くなるような描写だと思う。

ゲイを描く監督や俳優達はゲイなのか?と思いながら見た。僕といっしょに見てる観客はどうなのか?
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