Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『罪の声』映画

2020-11-28 07:40:59 | 映画,DVD,ビデオ










原作の小説はまだ読めていない。

犯罪に声を使われた子供達の人生がどういうものだったのかが、周囲の人間の人生とともに描かれる。

新聞社の阿久津の上司達は熱い。35年前の時効になっている事件をエンタメではなく社会的な意義のあるやり方で洗いなおせ、と阿久津らに指示する。

現代から見ると、お粗末な犯罪のように思われるのだが、当時の警察やマスコミは同様にお粗末だったという事だと思う。広域にまたがる犯罪だが、府警、県警はセクショナリズムが強くあって情報共有が無かった。お粗末な取り逃がしも幾度か起こっていた。

現代みたいに街や店舗の中のあちこちにカメラがあったわけでもない時代だから成立し得た犯罪。でも身代金などの受け渡しは出来なかった。

映画と現実混同しがちだが、それだけ映画がよく出来ているという事だと思う。


キツネ目の男


キツネ目の男役の俳優は水澤紳吾という人で、あまりの変貌ぶりに驚いた。映画の中ではかなりひどい事をする役になっている。
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『罪の声』3回見た

2020-11-20 21:07:26 | 映画,DVD,ビデオ










au Monday Tohoなら木曜日までは映画が1000円で見られるので2回見てきた。

『罪の声』三回見たが、最初の時は何度も寝てしまい肝心なところを見逃した。今日はどうにか眠らずに見た。

天地幸子役の高田聖子という女優の演技が良かったように思う。犯行に使われた女性の声は生島望(のぞみ)の声だった。天地幸子は望の友人だったのだ。幸子は望が引っ越した後も望から定期的に連絡をもらっていた。最後の電話は30年以上前。大阪のギンガの看板の前で会う約束をしたが会えなかった。望が現れなかったからだ。今でも望がどこで何をしているのか気に掛けている。今まで誰かに打ち明ける事もなく、曽根俊也(星野源)にその事を涙ながらに訴える。

望役は原菜乃華という女優。読み方わからない?かわいらしい女優?子役?だ。

生島聡一郎役の宇野祥平も物静かな男の役だが印象に残った。彼はこの役のために体重を10kg減らしたらしい。どうやってやったのだろう?思いがけなく犯罪に関わる事になって、ヤクザ組織の元で生活させられていたが、そこを逃げ出してからは、身を隠し地を這うようにして生きてきた男の役だ。存在感があるとか良く言うが、彼はまさにそういう人生を送ってきた人に見えた。存在感があったという事か。

曽根俊也のおじの曽根達雄(宇崎竜童)は学生運動に積極的に参加。警察や社会に対する不信感から、大メーカーを脅迫することを考える。曽根達雄一人ではなくほかに8人がいた。脅迫状には警察を愚弄するような文章もあった。犯人は捕まらず、金も得ていない。警察に恨みを持っていたとして、警察を愚弄出来たとして、そんな事が一体何の役に立つのか?一時、ざまあみろとやっても世の中が変わるわけじゃない。映画では、犯人達特に達雄に関しては、そういう動機から犯行を行ったとしている。薄っぺらという感じがする。そんな動機なのか?疑問だ。

実際の事件で144通もの脅迫状を受け取って、犯人達と接触する場面でことごとく取り逃がし、犯人を逮捕出来ずに未解決、時効とした警察は本当に情けない。
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『おらおらでひとりいぐも』

2020-11-07 07:34:01 | 映画,DVD,ビデオ






田中裕子が75歳の女性を演じている(日高桃子)。亭主に先立たれ一人で暮らしている。子供達もあまり関わってこない。病院に行ったり、図書館で古代の生物の本を借りたりする。車をリースするのにホンダのディーラーの営業の従業員を家に入れて話をしたり。亭主(日高周造:東出昌大)が先に亡くなったのは、自分に一人の生活を楽しませるための気遣いだ、と言う。寂しさ、人恋しさを感じながらも、あまり変化の無い一日一日を一人で過ごしていく。

過去の出来事も描写される、例えば桃子の祖母が晩年は孤独だった事、結納したがそれを振り切って都会に出てきた事、住み込みで食堂で働いていた時に周造と出会った事などなど。若い頃の桃子は蒼井優が演じる。

強く印象に残ったのは、桃子の祖母が出てきて、桃子を含む放っておいた人々?に何も恨み事も言わずに笑顔で桃子と接していたシーンだ。幻のようなシーンだ。

桃子が感じる寂しさ、人恋しさを、三人の俳優が桃子と同じ衣装で出てきてつぶやく。あまりこのやり方は僕の好みではなかった。

田中裕子はもっとババアのメイクにすべきだったのでは?白髪だったが、顔のしわとかしみは少なくてもっと若く見えてしまう。

岩手県の遠野の方言はよく知らないが、俳優達の発音に問題は無いように僕は感じた。

おばあさんのあまり変化の無い日常を描いた映画なので、初日なのに観客は入ってなかった。
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〇△◇レコード

2020-11-05 07:26:58 | CD
CDはアマゾンやアマゾンに出品しているお店から買う事が多い。輸入盤はもちろんだが、国内盤も値引きされて安い事が多いからだ。〇△◇レコードで売っている輸入盤はmade in EU がほとんどなのも、僕は嫌なのだ。アメリカ盤が欲しいのだ。

馬鹿馬鹿しいかもしれないが、先日ポイントのために新宿まで来た。先月で失効のポイントがあったから。亀有の店に行ったが品揃えが少なく、買いたい物が無かったのだ。新宿でも結局買いたい物が無かった。アマゾンと値段の比較をした結果である。それでも買っても良いかなぐらいのCDはあったのでそれを買った。しかし、それでポイントを消化出来ると思ったら出来ないのだ。店内での購入には1000ポイント以上じゃないとポイントを使わせてくれない仕組みなのだ。僕の持ってるポイントは800ポイント強なのでダメなのだ。

それならと、〇△◇レコードのネットサイトで何か買おうと思った。CD一枚買おうとしてもポイントは使えるのだが、ポイント利用で購入額一万円未満だと送料が掛かるのだ。ポイントの一部が送料に使われてしまうのは全然嬉しくない。

『まとめてオフ』という安くなるキャンペーンをよくやっているが、これは3枚買わないと安くならないキャンペーンなのだ。1枚とか2枚だと定価になる。1枚買っても安くすれば良いじゃないか?新しいCDは対象外だし。懐かしのCDはそんなにまとめ買いってしないのだ。もうだいたい持ってるから。古い言い方だけど、レコード屋は「新譜」を売らないとダメだよね。

CDを買う客は減少している。若年層はより買わない人多いのではないか?こういう商売のやり方だと自分の身を滅ぼす事になるんじゃないか?この仕組みだと残念だが僕は買いたくない。買う物無い。お客として得する事が無い、少ない。

それでもどうにか生き残って欲しいと思っている。工夫してくれ。応援する気持ちはあるのだが、今のやり方はいただけない。
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『罪の声』

2020-11-05 06:58:59 | 映画,DVD,ビデオ






1984~1985年のグリコ・森永事件をギンガ・萬堂事件という名前にして、その犯人像に迫り、犯人の周囲にいた子供達の人生がどうなったを描く映画、というのが僕の理解。

「キツネ目の男」、ヤクザ、元警官、左翼の活動家などが犯人で、毒入りの菓子をばらまいて消費者を殺害するというよりも、食品製造企業のイメージを悪化させて株価を下げるという株価操作が犯人達の目的だったとするストーリー、だったと思う。

長い映画なので、途中で何度か眠ってしまった。最後がどうだったかはわからない。原作本を読む価値があるかどうか?かなり厚めの本だし。未解決事件なので、小説がどれだけ実際の事件に迫ったものなのかは気になる。

主演は小栗旬、星野源。小栗旬は二枚目だな。星野は歌だけで良いかな。
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