本を読んだら長年苦しんでいた腰痛から開放された。
ある時、amazon.co.jpで、写真の本にたどり着いた。『腰痛は怒りである』。何の事かわからず、読者のレビューを読むと、この本を読んだら、腰痛が治ってしまいました、という文章がいくつもある。
新興宗教か?、または、自分の診療所を宣伝するために医者が書いた本か?、と思った。しかし、買ってもしデタラメだったとしても、多少のお金と時間を損するだけだと思って購入した。直る可能性があるなら、何にでも賭けたかった。
完全に理解できたわけじゃないけど、こういう事だ。
脳は、嫌な感情(怒り、憎しみなどか?)やストレスが発生すると、自分がそんな感情を持っている事を意識したくない、認めたくないため、体(腰など)に痛みを発生させて、注意を体に向けさせ、そういう感情を抱いてる事に気づかせない様にするらしいのだ。
脳にそういう働きがあるという事を知るだけで、痛みは和らいでいくという。
腰痛自体は、血液中の酸素不足が原因。それは、脳がそういう現象を発生させているのだ。患部には何らの異常も無いらしい。痛みが脳によって引き起こされたものだ、というからくりを本人が意識すると、脳は、自分の作戦が失敗した事を知り、その手を使わなくなるというのだ。
自分がどういう嫌な感情を持っているのか気づけば完治してしまうという。
何度か読んで、実際、俺は、ほとんど痛みを感じなくなってしまった。大崎まで治療に行くのも止めてしまった。本によれば、治療行為は止めてしまう方が良いらしい。本来何の問題も無い、患部?に注意が向いてしまうからだ。
ならば、俺は、どのような嫌な感情を持っていたのか?正確にはわからないが...。
1.仕事に不満があり辞めたいのに、その後どうしていいかわからなくて、何も手を打てないでいる事?
2.部下が、ネガティブ・非建設的で頭も悪い奴で嫌なのだが、転勤も無さそうでしばらくつきあわなくてはならない事?
3.仕事の拘束時間が長く、読書などの時間が少なくなっている事?
4.愛する対象も無く、年を取って孤独のまま死ぬのではないか?という漠然たる不安がある事。
5.両親のもとに帰りたいという気持ちもあるが、田舎に帰って何をして収入を得るのか?何も思い浮かばない事。
6.香港か台湾に住みたい、という初志をどうやって貫徹したら良いのかわからない事。また、5.とどうやって両立させるかわからない。
こんなところか。
脳による腰痛以外に、腰部に痛みを起こさせる重篤な疾患もあるので、専門医の検査は必要との事だ。