Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』多分理解出来た

2019-09-27 02:17:43 | 映画,DVD,ビデオ












一回目、シャロン・テートや「ローズマリーの赤ちゃん」の監督の事など知らずに見に行った。もちろんチャールズ・マンソンも。
映画史に残るエピソードが描写されてるのかどうかは今でもわからない。

一回目見た後に様々な情報に当たって頭の中が整理されたから、二回目はすんなりわかったと思う。

ブラピ演じるクリフは、ディカプリオ演じるリックをボスとして敬い、親友として健気に尽くす。リックもクリフを大切に扱う。こういうシーンは心が温かくなる。この作品は友情を描いた映画なのではないか?

一方、暴力シーンは顔をしかめてしまうくらいグロテスクに描かれている。

牧場でクリフが、タイヤをパンクさせた男を何度も殴る。
クリフはブルース・リーを青い車に叩きつける。
リックの家に押し入ったヒッピー達の顔を、クリフは柱の電話受けに何度も打ち付ける。
リックは火炎放射器で...。

実際に起こった「シャロン・テート惨殺事件」は本当にむごい事件だったようだ。妊娠中のシャロンほか数人が殺されたようだ。

この映画ではその事件の日に、架空の俳優リックと架空のスタントマンのクリフがその犯人達によって事件に巻き込まれるというストーリーになっている。タランティーノ監督が脚本も書いている。歴史上の事実を再現したわけではない。シャロンは出てくるが殺されない。そのほうが後味は良かったと思う。

当時の街並み、人々のファッションを再現し、音楽も60年代から70年代にかけての曲が使われているのだと思う。聞いたことのある曲はあったかどうか? 「カリフォルニア・ドリーミング」の鼻歌くらい。

ところどころに印象的なシーンはあった。8歳の女優の役の少女は、8歳なのにプロフェッショナルの女優だった。一番印象が強い。
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ご冥福をお祈り申し上げます

2019-09-22 07:02:09 | 仕事


人生の一区切りとして、また、夢を見させてくれたお礼の気持ちもあるから、お葬式に行こうと思って高速道路を車ではるばる静岡県伊豆の国市の会場近くまでやってきた。途中渋滞にも巻き込まれながら。

会場は農協が運営する、こじんまりとした古臭い普通のセレモニーホールだった。行く前から会場の名前はわかっていたが、こんなに田舎でこんなに小さな所とは思わなかった。建物の外に何人か人は出ていたが、数百人とか数千人が押し寄せるような状態、収納しきれない状態とは程遠い。まさに家族葬のような雰囲気なのだ。

僕は当時せいぜい係長、主任クラスでしかなかったし、故人と親しく口をきいた事も無かった。堂々と入って行くには気後れしてしまった。10時からだったのに着いたのは40分くらい遅くなってしまったし。

一時は東証一部上場企業のトップだった人だから、沢山の人々に見送られて、という風に僕は思っていたが、そうではなかったようだ。恨んでいる人、憎しんでいるもいるだろう。

僕が在籍している間に、かつての上司で会社を辞めて行った人がいた。給料が遅れてボーナスが出なかったために家のローンが払えず、家を売ったという事だ。すぐに別の会社に就職していた。

新聞の死亡欄に、会社の役員だった人が死んだ時の連絡先が載る。既に辞めていても元の会社の総務部とか秘書室が受付になっている。和田さんの場合は、かつての会社は存在しない。今はイオンの子会社だから関係無くなってしまったのだろう。

和田さんは倒産の時に、本当に全財産を差し出して何も無い状態になっていたんだなあと思った。「国際流通グループ」という呼称のついた会社の代表者だったのに。真っ正直な人だったのだなあ。

それでも自分のやりたい事をやって、失敗したから仕方ない。本人は悔いの無い人生だったのかもしれない。しかし、沢山の人々の人生を狂わせたのは事実だ。僕も紆余曲折を経て今は東京のこじんまりとした会社に勤務している。僕は、世界に羽ばたく、世界をまたに掛ける人生を夢見て入社したのだ。少しは実現したけど。まだこれは終わったわけではないけど。

僕は会場前のコンビニの駐車場から故人のご冥福を祈ったのだ。
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

2019-09-17 07:46:28 | 映画,DVD,ビデオ















あまりよくわからないなあと思っていてそのまま終わってしまった。

今になってレビューやらあらすじをWEB上で見てみると、映画通、ハリウッド通、タランティーノ通には面白みがわかる映画だったようだ。面白いシーンが沢山あるのに、知識が無いと理解できないシーンとなってしまうのだ。たぶん。

映画の時代設定は1969年。ヒッピーの時代。ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオ。ブラッド・ピットのほうが主役に思えた。ディカプリオ扮するリックは主役をはる俳優。ブラピ扮するクリフはそのスタントマン。10年近くその関係は続いている。二人は非常に良好な関係だ。クリフはリックをボスと呼ぶ。スタントマンとしての仕事以外にも、リックはクリフに雑用仕事を頼む。クリフは何でも快く引き受ける。

リックは西部劇で活躍していたが、人気が落ちてきてイタリアの西部劇に出るしかないという状態になる。その話をもってくる映画関係者役がアル・パチーノだ。


その時代、チャールズ・マンソンという教祖的な人物が若い女性を引き連れてユートピア?みたいなものを作って共同生活をしている。ゴミを漁って食べる、LSD、フリーセックス。

映画『ローズマリーの赤ちゃん』の監督ポランスキーがリックの家の隣に住んでいる。その妻はシャロン・テートという女優で、1969年にマンソンと彼に感化された女性達によって惨殺された。シャロン・テートの惨殺事件は事実のようだ。



この映画では歴史上の事実とフィクションを融合させている。ところどころに映画通に有名なエピソードを思い出すようなシーンが盛り込まれているのだと思う。シャロン・テート惨殺事件やポランスキーの事を知らないと、訳が分からないという事になるのだと思う。

僕はもちろん訳が分からない方に入る。

映画通、タランティーノ監督作品通の人はだいぶ面白く感じているようなので、あと数回見て理解したい作品だ。
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『ロケットマン』

2019-09-13 15:12:59 | 映画,DVD,ビデオ





















『ボヘミアン・ラプソディー』は大ヒットした。ミュージシャンを主人公に据えた映画が増えていくのだろうか? エルトン・ジョンは存命中だが、伝記みたいな映画が出来たのでそれをようやく見に行った。平日の最後の上映で、95人入る劇場
だったが客は僕を入れて6人だった。この映画もう終わるのかな?

設定は、依存症の人達がディスカッションするような状況?日本には無さそう。エルトンがステージ衣装の翼や角を身に付けたままそこに参加している。過去を回想して語りだす。小さい時の神童ぶり、王立の音楽学校への入学、両親の離婚、作詞家バーニー・トーピンとの出会い、デビュー、マネージャーのジョン・リードとの出会い、アメリカでの成功、同性愛者である事などなど。ミュージカル仕立て?の映画のようで、突然エルトンが歌いだす(『アラジン』もそいうタイプの映画だった)シーンもあった。

僕はこういうタイプ(突然役者が歌い出すような)の映画はあまり好きじゃない。普通に話して欲しい。今回はせりふを歌うというのではなかった。エルトンの持ち歌の場面に切り替わるという感じだから、『アラジン』とは違う。

『ボラプ』(『ボヘミアン・ラプソディ』を3文字で略してあった)との違いは、『ロケットマン』はコンサートのシーンで最後に盛り上がって終わるというのではなかった事。エルトンの歌声はエルトン本人の歌声を使ってない事。エルトン役のTaron Egerton(タロン・エジャトン)が歌っているのだ。『ボラプ』では、主役を演じたRami Malek(ラミ・マレック)は曲のシーンでは口パクだった。これはどっちが良いのか???自然な感じではあるが、にせ物感はある。

僕はエルトンの曲はよく知ってるし、好きな曲が多い。でも今回日本語訳が画面に出るし、若い頃のエルトンの事もわかったから、そういう曲だったのか、そういう事があったのかと初めて知る事ができた。バーニーの名前は知っていたが、出会いは知らなかった。ジョン・リードはクィーンのマネージャーとして『ボラプ』にも出ていたが、エルトンと激しく裸で抱き合ったりというのは驚いた。終始疑問だったのは、実際のエルトン・ジョンはなぜど派手なだけでなく、相当に趣味の悪いステージ衣装を身につけていたのか?である。映画ではそれも忠実に再現されていた。ワースト・ドレッサーによく選ばれていたが、映画で見ても確かにそうだと思った。

途中うつらうつらしたりもあったので、もう一度くらいは見ておきたいと思っている。
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ブラームス なかなか良いと思う

2019-09-06 22:50:02 | CD

ルドルフ・ゼルキン(P)、ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団
ピアノ協奏曲第1番、第2番ほか







ブラームスの作品の中でも有名と思われるピアノ協奏曲 第2番について以前少しアップロードしたが、ピアノ協奏曲第2番は、バックハウス(p)&ベーム指揮が大絶賛されているようだ。あれはあれで素晴らしいと思う。このゼルキン(p)&セル指揮も良いと思う。ゼルキンのピアノは若さ、がむしゃらさを感じて好感が持てる。
このぐらいしか言えない。まだ知識無いのだ。今のところ特に印象深いのは第四楽章かな?かわいらしい出だしが良い。

交響曲第4番の第三楽章にも強く惹かれる。第4番の第三楽章も第一、第二楽章とは全く雰囲気?というか曲調?というかが全く違うのだ。強く印象に残る。

このところブラームスをよく聞いているのは、ブラームスという人の事をすこしずつ知ったからだ。知ると親近感がわいてくるのだ。ブラームスの残した作品はモーツァルトなどに比べたら本当に少ない。でも一つ一つの作品を慈しみながら作っていったと思う。世に出すからにはと、練り上げて練り上げて作曲していった人のようだ。天才というよりも秀才というタイプの人なのだと思う。まだその程度しかわからない。だから1番より2番。2番より3番。3番より4番。後に作ったものの方が洗練されているような気はする。当たり前か?

上に挙げたのは僕が持っているもの。最近車で聞いている。持っていたけどあまり聞いてなかった。名盤かどうかはわからない。本は最近買ったもの。
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