Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

福島県では

2014-09-19 16:23:39 | 大地震
最近実家のある福島県に帰ってみて驚いた。被災者の復興住宅が福島県で今作られているのだ。まだ出来ていなかったのだ。大震災からはや三年半経っていて、まだその復興住宅に移るのを待たされている人々がいるという事だ。遅い。遅すぎる。政権与党は自由民主党なのに。もう民主党じゃないのに。もっとスピーディーに出来ないのだろうか?出来なかったのだろうか?

除線だって進んでない。そもそもどうやったら除線になるのか?砂場の表面の砂を除去する事は出来るだろうが、建物や樹木を水で洗い流したところで、その汚染された水はどこに行くのか?除去した土砂をどこに保管するのか。総論賛成各論反対で自分の住む自治体には置きたくない自治体ばかり。

福島第一原発の防潮堤は仮設、冷却水を循環させる電源も仮設のまま。また同じ様な津波が来たら悪夢の事態が繰り返される事になるのではないか?

津波でその後港を無くしてしまった元港町もある。水揚げしても風評で魚が売れないから水揚げされない港。漁業は全滅したままである。

自然界に放射線は存在し、カリウムなどを含む食べ物にも放射線は存在する。政府の基準が厳しすぎて、住める自宅があるのに故郷に帰れない人々がいる。現実的な基準、例えば一年間で2マイクロシーベルトまでなら可とかにしないと、まさにゴーストタウンばかりになってしまう。家が壊れてしまった、流されてしまった人々の中にも、故郷で暮らしたい、親類縁者の近くで暮らしたいという人々は多いはず。人が住んでない状態で復興ってあるのか?

故郷を離れた人々のなかには、知らない地で生活を立て直しつつある人もいるだろう。三年も経てばその地に人間関係も出来てきて、故郷に戻るきっかけを失うという事もあるだろう。

安倍政権になって外交・安全保障は良くなりつつあると思うが、原発・被災者への取り組みは民主党時代と変わっていないのではないか?称賛してばかりではいられない。
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やる気が無い。俺は病んでいるのだろうか?

2011-04-30 00:31:17 | 大地震
大地震で直接の被害といえば実家の瓦が落ちた事。雨漏りしないように仮の処理はしたらしいが、瓦職人多忙、瓦も不足できちんとした工事が出来ないらしい。
伯父宅津波で全壊。友人宅も津波の被害にあった。会った事の無い親戚の一人が津波で亡くなった。
両親は一時首都圏に避難。実家が断水していたし、放射性物質を避ける目的だ。


俺に何があったわけではないが、何かモヤモヤとして気持ちが沈みがちだ。なぜだ?いろいろ考えてみた。

数万人が亡くなり、命が助かった人達も不自由な生活をしている。原発の収束がいつになるのかわからない。被災民、避難民はこれからの生活の道筋が立たない。行方不明者の捜索がまだ終わらない。全員を見つける事は不可能だろう。がれきは放置されたままだ。陸に上がった巨大な船はどうするのだろう?仮設住宅もなかなか作られない。他の県に避難した人達は故郷に帰ってこれるのだろうか?

政府の行動は非常に遅い。本気さが感じられない。会議や本部がたくさんあるが、そこで議論して多数決をとって、何をするか決めるのだろうか?

こういう事を毎日考える。新聞やニュースで写真や動画を目にする。こういう事が俺の心に影響しているのだろうか?数万人が大変な目に合っているのに、自分は何も不利益を被っていない事に、“罪の意識”に近い感情を感じているようにも思う。仕事があるから職場から離れて被災地にも行けない。いや行こうと思えば一日くらいは行けるか?でも一日だけ行って何が出来る?
義援金も出してない。首相官邸に菅の辞任を求めるemailを送信しただけ。


しかし、自衛隊や警察、消防、海上保安庁、各自治体の職員、発電所の作業員みんなよくやっていると思う。

住民を守るために、避難させるために、自分の仕事を離れずに殉職した方が沢山いたとも聞く。

それに比べて、俺は何もしていない。
がれきの片付けでもやりたい。何か世の中の役に立ちたい。
せめて義援金を被災地に直接送金しよう。
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ありがたい自衛隊の方々による救援活動

2011-04-09 07:56:08 | 大地震


自衛隊員の疲労が極限状態になっているという。
大地震直後から彼らは災害の現場で寝泊まりし、風呂にも入れないし着替えも無い。温かい食事は被災者にあげて、彼らはお湯で戻す缶詰を硬いまま頬張る。
特に東北地方出身の自衛隊員の場合は、自分の故郷のためにという思いが強くて休みたがらず体力の限界まで疲弊してしまうという。

被災地で自衛隊に最初に求められるのは道路の啓開(復旧)。ブルドーザーでいきなりは始められず、隊員が数メートルおきに横一列に並んで生存者を確認しながら前に進む。確認が済むと重機でがれきを除去する。生存者のSOSを聞き逃さないように、時おりサイレントタイムを設けるので、作業は一歩ずつゆっくりと進まざるを得ない。
また、自衛隊は既に7300体以上の遺体を回収しているが、正視に耐えないような場面も少なくないという。津波にのまれた遺体は膨らんで性別もわからない。手足が取れてしまっている遺体も珍しくない。現場では担架が圧倒的に足りず、土の中から見つけた遺体をおぶって運ばねばならない。隊員の制服は遺体から流れる体液でびしょびしょになる。湿らせたタオルで体を拭くぐらいでは死臭は取れないが、風呂にも入れず着替えも無い。翌日もその制服を着て捜索に出かけていく。

このような壮絶な体験は隊員の心に深い傷を作る事になる。多くの部隊では、その心の傷を癒すために、作業が終わった夜、数人のグループでその日のつらい体験を仲間に打ち明ける時間を設けている。一人で心に抱え込まず、仲間と共有することで精神的負担が軽減される。話しながら声を出して泣きだす隊員もいるという。

風呂や着替え、食事などの状況は最初の時期より現在は改善されていると思われる。

これらは週刊誌の記事の抜粋だが、新聞もテレビも自衛隊だけでなく消防、警察、海上保安庁の活動ぶりを報じない。愚かな政治家や官僚、愚かな東京電力を伝えるのも大事だ。しかし、危険な凄惨な現場で地道な捜索・救援活動を行っている彼らを忌み嫌うように無視する姿勢は間違っている。彼らも一人ひとりの人間である。それが仕事であっても(彼らにとっても極めてイレギュラーな仕事である)、多いに賞賛・感謝され、敬意を払われるべきだ。
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自粛はもういい。普通にしようぜ。

2011-04-07 08:09:39 | 大地震
街の灯りは消えて暗いし、店の営業時間が短くて不便。祭りと名の付くものが中止。花見も中止。卒業式まで中止。七月の隅田川の花火大会も中止になる可能性があるという。 
  
大地震、津波で命を失った人々が一万人を突破している。行方知れずの人々が今後は死者としてカウントされていけば、三万人に届く可能性もある。

なんとなく派手な動きを避け、自粛してないと非国民になってしまう。節電してないと不謹慎だと咎められる。

だけどもういいよ。普通にしようぜ、普通に出来る場所は。

電気は停電じゃない方法に変えてくれ。大口需要家の大企業に30~40%ぐらいの抑制を義務付けて、一般国民に節電を要請すれば停電しないでもどうにかなるだろう。停電だけは最低だ。

被害者、避難者も、日本全体?(東北・関東全体か?)がこんな風にずっと息を押し殺していなきゃならないような状態を望んでいないだろう。

祭りもイベントもスポーツもみんなやればいい。店も今まで通りの営業時間で営業すればいいい。少しくらい暗くても、停電よりはましだ。金もある人はじゃんじゃん遣えばいい。それは回り回って、雇用を作り出し、税収になり、復興の原資になるだろう。

そう思っている人はたくさんいるだろう。でも自分からはやりたくなくて、隣の会社・隣の人の様子をうかがっている。
でももうそろそろ大丈夫。非難される事は無い?と思う。そもそも誰が非難するというのか?
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被災地でもないのに

2011-03-31 23:04:13 | 大地震



東京都内のスーパーマーケットでは、消費者の買い占め行動は沈静化しつつある。
そもそも、被災地ではないのだ。電気も水道もガスも全て使える状況で、今なぜ異常なほどの備蓄をしなければならないのか?食料品は八割ぐらいは並んでいて、いつでも買える状態にある。直下型地震が来て家がぺしゃんこになったら、トイレットペーパーやペットボトルや米をいくら買っておいても、持ち出せるのか?消費者の行動は愚かしく思える。
今消費者が欲しがるものは、水、納豆、ヨーグルトあたりか。開店前から店に並んでいる人に聞くとそのようだ。
納豆は大メーカーが製造を開始したので、間もなく希少価値はなくなるだろう。ヨーグルトは原乳不足でまだ駄目なようだ。ヨーグルトなんて必需品でもなかろうと思うが、欲しがる人が多いのだ。
水はなぜ市場から消えたのか?
被災地から遠い地域にも水はあるはず。六甲、南アルプスなどのメジャー商品の製造地は被災してないだろう。その他の水だってなくなるなんて事はないはずだ。
日照り続きで水不足、という話は聞かない。
東京都が乳幼児のいる家庭にペットボトルの水を配っていたが、あの在庫はどこにあったのか?一般国民の知らない備蓄があるのだろうか?
スーパーマーケットでは、イオン水やら美味しい水やらを、ボトルを買わせて水を無料で客に汲ませるサービスがある。このボトル(400~450円程度)がやたらに売れている。問い合わせも多い。給水機では、放射性物質を濾過して除去しているのか?というもの。
そんな魔法の様な機能はもちろん無い。それでも、ペットボトルの水が入手出来ないし、水道水をそのまま飲むよりはましだからと、専用ボトルを買っていくのだ。

東京の浄水場ではヨウ素やらセシウムは検出されなくなっている。それなら水道の水を飲めばいいのだ。それに納豆やヨーグルトが無いぐらいで、大騒ぎするな。
被災地でもないのに。
買い占めするから、店は無理して仕入れする。結果として東京に物が集まって、被災地に物が届かなくなるのだ。
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ガソリンが来ない状況はいつ解消するのか?

2011-03-29 08:13:21 | 大地震
都内や千葉県ではガソリンを求めるための行列は無くなった。ガソリンスタンドは以前のように夜にも営業するようになってきた。しかし、福島県ではまだガソリン不足が解消されていない。

3/22の参議院予算委員会で自民党の森まさこ議員が涙ながらに訴えていた。
県中央部の郡山市までタンクローリーが50台来たが、運転手達は太平洋側のいわき市や南相馬市に運ぶ事を拒否。原発の近くには行きたくないというのが理由である。いわき市と南相馬市ではタンクローリーを運転出来る、危険物取扱者の資格を持つ人を探して、なけなしのガソリンを使って郡山市に向かった。しかし、郡山市に着いた時にはタンクローリーはわずか7台しか残っていなかったという事だ。

予算委員会での質問から今日で7日経過したが、いわき市では今日も前週同様に数百メートルもの行列が起きているという事だ。

国内の備蓄分何日分かを供給するという報道があって、首都圏では報道の通り潤沢になった印象を持つが、地方にはなぜ行き渡らないのか?配分先についての指示・命令が無いという事なのであろう。

国家の非常事態に、いくつも○○対策本部があり、担当の大臣やら補佐官が何人もいる。これらの間では十分なコミュニケーションがあるのだろうか?これらの人々をトータル的に菅総理大臣は束ねて、方向性を示しているのだろうか?非常に疑問である。船頭多くして...。総理大臣は執務室に引きこもっている。客は少ないと言われている。

このような国家の危機においても、菅内閣はさまざまな活動をそれぞれの自治体、個人や企業まかせ。原発からの避難するかしないかの決断も個人の判断でしろ、という責任回避的、責任転嫁的な発言が相次いでいる。原発に関して、今は危険な状態なのか、どうしたら安全なのか、暮らしの中での注意点は何か、こういう情報は全く提供しないのに、である。

避難している人の事をニュースではよく取り上げているが、原発から30~60kmのあたり、あるいはその内側であっても、避難せずに自宅で暮らしている人の方が圧倒的に多いのだ。自宅に被害が無ければ自宅の方が良いに決まっているからだ。“安全”を信じて彼らは暮らし続けているのだ。
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東京電力の社長は、福島県民に謝罪せよ!

2011-03-22 01:29:23 | 大地震
東京電力 清水正孝社長

福島第一原発


福島県は東北地方に分類される。電力の供給会社は東北電力である。
現在トラブルの渦中にある福島県の原子力発電所は東京電力の発電所である。
福島県は東京電力から電力の供給は無いはずだ。

東京電力は札束でほっぺたをひっぱたいて、みちのくの民をだまくらかして
福島県に原子力発電所を作り、自分たちは遥かかなたの安全地帯にいるのだ。

政府や東電は安全だというが、世界各国はなぜ自国民に帰国を促すのだ?

あてにならない説明に不信感を持つ福島県民の県外への脱出が続いている。

東京電力の清水正孝社長は、福島県民に土下座して謝罪せよ!
県外への脱出費用を負担せよ!県民の健康被害を補償せよ!
そんなに安全というなら、東電は原発を千代田区の東電本社の隣に作れ!


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福島県いわき市にも注目しよう

2011-03-22 00:40:47 | 大地震

いわき市四ッ倉

いわき市豊間

東日本の太平洋岸を襲った地震、津波によって、多くの日本国民が被害を被った。
マスコミは、町全体が壊滅的な被害にあった地域を特に取り上げて報道している。しかし、町全体でなくても致命的な被害を被った地域は沢山ある。
いわき市は面積が広く人口も30万人都市だ。内陸地域は断水程度だが、太平洋岸の町々は壊滅的な被害を被った。三陸と同様に津波が押し寄せ、太平洋岸の町は船や車が家や店舗に突っ込み、多くの国民が溺死し、美しかったいわき七浜の風景は見るかげも無い惨状を呈している。
いわき市内はまだ6割が断水中で、物質は届かず、ガソリンも無い。問題の原子力発電所からは30~50kmの距離で、放射能汚染の危機にも直面している。
家にいて外に出るな。換気扇を使うな、外に出たらシャワーを浴びろ、という指示・アドバイスが政府からは出ているが、市民は水を探しにいかないといけない。食糧が切迫していてもスーパーマーケットは物流が止まっているし、水が出ないから営業してない。車社会いわき市の市民はガソリンも不足し、身動きが取れない。ガソリンスタンドを探している間にガス欠にもなりかねない。
いわき市からは脱出するしかない状況になっている。
しかし、脱出出来ない市民も多い。老人や障害者を抱えている人、遠方に親戚の無い人、身内を亡くした人、家が甚大な被害にあった人などだ。
ようやく今日から常磐道が通行出来るようになった。宮城、岩手、福島の南相馬同様に、いわき市にも注目して報道、支援をお願いしたい。
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