Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『グリーンブック』追記2

2019-05-31 14:32:03 | 映画,DVD,ビデオ


このシーン、とても良いシーンだと僕は思ったのだ。今の僕にとっても一番心に響く場面であり、台詞だった。

最後に近いシーンだ。
トニーとドン・シャーリーが同じモーテルの部屋で過ごすというか泊まるシーンがある。
トニーはツアーがもう終わるというのに、妻に手紙を書いている。シャーリーは手紙が届くよりも先に家に帰る事になるぞと指摘する。シャーリーはトニーの手紙を添削しようとしてざっと目を通すと、今までと違ってトニーの書いた手紙は格段に良く書けている。シャーリーはトニーの成長を認め、トニーも自画自賛する。

その後トニーがシャーリーに家族の事を尋ねる。シャーリーは兄がいるが、最近は連絡を取り合ってない。自分がミュージシャンになり互いの生活が全く違う物になって、どちらからというわけでもなく連絡しなくなってしまったと告げる。

トニーは行方がわからないのか?と尋ねると、兄はシャーリーがどこに住んでいるか知っているとシャーリーが言う。

トニーはシャーリーに、自分からお兄さんに手紙を書けと言う。寂しい時は自分から動かなくちゃだめだと。

このあたりは英語の台詞がどうなのかわからないから正確ではないかもしれないが、僕はトニーは非常に良い事を言うなあと思ったのだ。粗野で乱暴で学も無いけれど、トニーは家族を大切にし、人の情がわかっているなあと。


僕にも連絡先がわかっているのに、連絡を取って無い友人が何人もいる。会いたい気持ちもある。連絡を取らない期間が長くなればなるほど余計に連絡を取りにくくなる。自分がもっと立派な存在になってからじゃないと、再会出来ないなあと思っているうちに十年以上の月日が過ぎてしまっている。

弟にもほとんど連絡しない。会ってもろくに話をしない。

それじゃダメなんだよなあ!





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『グリーンブック』追記

2019-05-30 14:21:40 | 映画,DVD,ビデオ

MaconのYMCAのプールで白人男性といっしょに裸で警察に捕まって、トニー(Viggo Mortensen)に助け出された直後のドン・シャーリー(Mahershala Ali)(『Green Book』)


『グリーンブック』二回目(実質一回目)は日比谷のTOHOシネマズで5/20(月)に見た。
その時点で上映している劇場がほとんど無くて、日比谷だけは一日数回の上映があったのだ。その日比谷TOHOもネットで予定を見たら5/23以降が空白になっていて、とうとう終わりかと思い5/22(水)にも見に行った。

5/20の時は地下の劇場だった。5/22も同じだと思って最初地下に行ったらその日は4階だった。スクリーン10。

まだまだ興味は尽きない。TOHOシネマズ日比谷はその後も上映が続いていたので、僕は5/27(月)にも見に行った。4階の10という劇場?スクリーン?だった。定員100人。ガラガラである。その日の最後の回だからか?

三回見て印象に残ったシーンがいくつかある。
農場の前で車がオーバーヒート。トニーがボンネットをあけて水をかけたりしている。スーツを着込んだシャーリーは車から降りる。道路の反対側には農場。畑で沢山の黒人労働者が肉体労働をしていたが、作業を止めてシャーリーを驚きの眼差し?羨望の眼差し?いや、ねたみ、そねみの気持ちで見つめる。自分達と同じ黒人のシャーリーが白人を運転手として使っている。高価で立派なスーツを着て、高級車に乗っている。彼我の違いに愕然とするという場面。

メイコンという街のYMCAのプールでシャーリーと白人男性が全裸で警察に捕まっている。トニーが呼ばれる。何をしたとかは台詞で表現されてないと思うが、警察官がシャーリーに対してをauntie(おばさん、おばちゃん)という言葉を使っているので、何となくそういう事か?とわかる。
トニーは警官を買収して事を収める。警察を出た後のシーンでシャーリーがトニーに一人で外出した事をとがめられると、「知られたくなかった」と言う。シャーリーはgayで、その事をトニーに知られたくなかったという意味だろう。シャーリーにしてみれば、一大決心をして告白しているのだと思うが、トニーは驚くわけでもない。ニューヨーク(ブロンクス)でも良くある事だという風に気にも留めない。世の中は複雑だぐらいしか言わない。


トニー役の主演のヴィゴ・モーテンセンはこの映画のために20kg増量したそうだ。普段のかどうかわからないが、ネットで彼の写真を見ると美形の部類のように見える。主演作品もいくつかあるから世の中では有名な俳優なのだろう。僕が知らないだけだ。
しかし、映画の中では、教養の無い粗野で乱暴な大食漢の用心棒。実際のトニー・リップに近づこうとしたのかもしれない。この映画だけ見ると、ヴィゴがそういう日の当たる道を行く有名な俳優には見えない。トニーになりきっているのだ。役者魂と言うのか?プロ根性 たいしたものだ。

ほどなく体重は戻したようだ。それもすごい。



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『グリーン ブック』

2019-05-21 07:14:03 | 映画,DVD,ビデオ























一度見たはずの映画。夜中の上映だったので眠ってしまったのだ。今回は万全を期してのぞんだ。もうそろそろ上映も終わりそうだし。

結論としては、とても良い映画だと思った。
『ボヘミアン・ラプソディ』から今年は映画をいろいろ見たけれど、もう一度見たいと思った映画はなかなか無かった。僕の場合今のところ『ボヘミアン・ラプソディ』と『グリーンブック』の二本だけだ。


イタリア系の粗暴なトニーはナイトクラブの用心棒。ナイトクラブが改装工事を行うためにしばらく仕事がなくなる。 同じ頃、黒人ピアニストのドン・シャーリー は南部への演奏旅行の運転手兼身の回りの世話係を探していた。トニーが気に入られて採用されて出掛ける事になる。1962年のアメリカは人種差別国家であり、特に南部の州の差別はひどかった。演奏旅行は車二台で行く(1台はシャーリーとトニー、もう一台はチェロとコントラバスの白人の音楽家)のだが、黒人の宿泊や立ち入りを拒否するホテルやレストランが多いため、トニーは「Green Book」でホテルやレストランを探す。「Green Book」は黒人を受け入れるホテルやレストランが載っているガイドブックだ。

ドン・シャーリーはこのツアーの最中、何人もの偏見に満ち溢れた人達と出会って何度も身の危険にさらされる。音楽家として敬意?を抱かれても、黒人だからという理由でトイレの使用を断られる、レストランに入る事を拒否される、楽屋として物置のような狭い空間を与えられる。でもシャーリーは人々の意識を変えたいと思っているので毎回衝突する事を厭わない。

トニーも最初は黒人に差別的だったが、シャーリーと過ごすツアー中に変わってくる。たがいを良く知り合って友情や信頼が芽生えてくる。トニーも差別の理不尽さを感じるようになる。シャーリーは、暴力で問題を解決したり、金で警官を買収したりするトニーではあるが、自分を何とかして助けようとしてくれるその気持ちに感謝し信頼を寄せるようになる。

トニーの嫁のドロレスは黒人に対して差別意識を持たない。粗野な夫のトニーを健気に支えている。彼女もこの映画には大事な存在だ。また、トニーの大食漢ぶりも見所だ。ホットドッグの大食い競争、ケンタッキー州の本場のケンタッキー・フライドチキンを食べるシーン、ピザを二つに折って口に突っ込むシーンなどなど。僕は映画の間ケンタッキー・フライドチキンが食べたくて仕方なかった。

この物語は実話を元にしているという事だ。トニーの息子が脚本に参加している。

どこかの町のYMCAのプールでシャーリーが白人男性と裸で警察に捕まったのは、シャーリーがgayだったという事を示唆しているのだろうか?これも実話なのか?

トニーとシャーリーは2013年の1月と4月に相次いで亡くなっている。
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『アベンジャーズ エンドゲーム』

2019-05-19 06:44:33 | 映画,DVD,ビデオ










『アベンジャーズ エンドゲーム』を見た。しかし、あまりよくわからないまま終わってしまった。僕はアホなのだ。一度見ただけではわからないのだ。今までのストーリーを少しは知っているだろうというのが前提になってはいるようだ。それがまず僕にはちんぷんかんぷんなのだ。

シリーズ物というのは後で知った。僕がこのシリーズを見たのは初めてだ。
『アイアンマン』と『スパイダーマン』はDVDで見ている。『アベンジャーズ』はアイアンマン、スパイダーマン以外にもキャプテン・アメリカとかマイティ・ソー、ハルクなどそれぞれがが単独で映画の主役になっているキャラクターが勢揃いしたシリーズだったのだ。彼らが協力して共通の敵に立ち向かう物語なのだ。知らないのは僕だけだ。

またところどころ眠ってしまったのかも?

覚えているのは、ソーを呼びに行ったら、腹が出たオッサンだった。

ナターシャと誰か?が、どちらかしか生き残れない場所で、どちらかが亡くなった。

アイアンマンが最後に・・・。

体全体が青い女性は悪玉の娘だった。

キャプテン・アメリカは最後に爺さんになった?

タイトルからは次はもう無い様な感じがする。

過去のアベンジャー・シリーズとそれぞれが主役になっているタイトルを見て、背景を理解して、もう一度見てみたい映画だ。
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『名探偵ピカチュウ』

2019-05-14 02:49:28 | 映画,DVD,ビデオ







月曜日なので映画。
『アベンジャーズ』が見たかったが、いつもの様にギリギリに入ったから、『ピカチュウ』になった。『ピカチュウ』もいずれ見ようと思っていたから良いのだ。

主人公はピカチュウと(黒人?)少年ティム。
最初のシーンは見逃した。たぶん警官?刑事?の父親ハリーが自動車事故にあうシーン。同僚のヨシダ刑事?警部?(渡辺謙)からハリーの息子であるティムに連絡が入る(このあたりは見てないので、違っているかも)。ティムが人間とポケモンが共存する街・ライムシティの父親の部屋を訪ねるとピカチュウと出会う。ピカチュウは人間と同じ言葉を話すのだが、それはティムにしか聞こえない。聞き取れない。ピカチュウはハリーのパートナーであり、その自動車事故で記憶を喪失しているのだが、ハリーが生きている事をティムに訴える。
記者のルーシーとともにハリーが事故の前に追っていた謎の薬品“R”を巡る事件について調べ始める。

ポケモン自体を僕はほとんど知らない。実写でたくさんのポケモンが出てくる。ピカチュウは知っていたが、ミューツーやらコダックやらは知らない。犬や猫を飼うペット感覚で人々はポケモンを飼うのだろうか?

ピカチュウは写真のように表情豊かでかわいいと思った。おっさんの俳優の声だったようだ。見た目の姿はかわいいけど、それなりに年を食っているピカチュウなのだ。
僕が見たのは通常の字幕版で、吹替版の声優はタレントがやっているようだ。pocket monsterをpocket mon(ポッキモンあるいはパッキモン)と外人達(俳優達)が何度も言うのが面白かった。
ティムと父親のハリーはあまり似てなくて、最後にびっくり。

ハッピーエンドだったのは良かったが、とりわけ感動というような感情は湧き起らなかった。僕があまり理解してないという事かも。
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『オーヴァーロード』

2019-05-10 22:06:49 | 映画,DVD,ビデオ




体調は悪いが、座ってるだけだから大丈夫だろうと思って、ちょうど始まるところの劇場に入った。

『Overlord オーヴァーロード』。主人公はアメリカ軍兵士?ボイスという名の黒人兵。

第二次世界大戦中。ドイツに占領されているフランスの田舎の村の教会の塔を破壊するという任務を帯びたアメリカ軍の兵士達が輸送機からパラシュートで降下する。待ち受けるドイツ軍の激しい攻撃で味方がどんどんいなくなる。村人のクロエという女性の家に潜んで情報を得て攻撃を開始する。実はドイツ軍は教会の中で、村人を対象に人体実験を行っている。研究中の「血清」を注射すると、不死身になり、体力というか身体能力が劇的に増強される。「血清」を注射されたゾンビ状態の男たちは銃で撃たれても、火炎放射器で炎を浴びせられても死なずに復活してくるのだ。最後は教会を爆発させて全てを消滅させて終わるのだが、ハッピー・エンドという感じは無かった。人間を痛めつける描写が多い。銃殺されるシーンや殴り続けるシーンやらで、血もいっぱい流れる。目をそむけたくなるシーンが多い。

気持ち悪い。グロい。ゾンビ映画。愚作とかB級とは思わないけど、僕は二度と見たくない。
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大学病院へ

2019-05-10 18:41:40 | Weblog
時々大学病院に行っている。 今日も久しぶりの診療日だったので行ってきた。といっても歯科大なのだ。○△大学歯学部付属病院なのだ。

虫歯の治療は終わっていて、歯周科という科で歯石を取るというのが今日の目的。基本的に歯科だけなのだが、総合診療科とか口腔外科とか、小児歯科、矯正歯科、口腔インプラント科、いびき外来などなどもっといっぱい科があって、それぞれに専門の先生がいて、学生なのか?見習いの歯科医なのかもいるのだ。患者の座る診療台が、各階に100ずつくらいある。入院する病室もある。

せっかく近くに大学病院があるなら診てもらおうと思って行ったのだ。最新の治療法で治療してくれるのではないかとも期待した。

最初の先生は20代の女の先生だった。何回か通って虫歯治療が終わり、今は歯周科となったが、今の先生は男で年齢は50代くらいだと思う。

前回も歯石を取った。前回の治療後にレントゲンを撮った。今回はその写真を見て、まだ取り切れてない箇所の歯石を取るとの事だ。歯茎に隠れている箇所が取り切れてないので、麻酔を打ってから行うとの事。ずいぶんと念入りな歯石取りの治療である。

どんな機械で何をしているのかはわからない。歯の表面をこすって磨いているのだろうか?歯茎に隠れている部分は多少歯茎を傷付けても機械をねじ入れて磨いているのだろう。何度かうがいをしたが、吐き出した液体は茶色く濁っていた。

麻酔で口の感覚がおかしくなっている。

今日は風邪で体調悪いのだ。体の節々が痛い。昨日筋トレしたせいもあるのか?だるい。それでも床屋に行って、歯医者に行った。
あとは寝るのだ。
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遊就館に友人と

2019-05-05 00:29:03 | Weblog



友人と靖国神社の遊就館に行ったが、友人は終始不愉快そうだった。「戦争を礼賛してる」とか、「戦犯の合祀自体が間違っている」とか独り言を言っていた。僕が「礼賛なんてしてない」と言うと、「礼賛してる」としか言わない。僕も「してない」としか言わない。何度か彼とこのあたりの話をした事があるが、いつも平行線になる。

彼は「インパール作戦なんて作戦でも何でもないひどい内容だが、悪いともひどいとも書いてない。ここに祀られてる人達は戦争の指導者のせいで死んだんだぞ」と言う。

僕は「○○将軍の判断ミスで負けた、そのせいでたくさんの日本兵が死んだとでも書くのか?もう起こってしまった事だ。これからは戦争はしない。国のために戦って亡くなった人達を祀って何が悪い? なぜ戦争に負けたのかは検証しなくちゃいけない。靖国神社は神社であって、歴史家でも学者でもない。教科書も作ってない。これは一般的な見解だ」と言った。

遊就館の売店で販売している書籍にも友人はケチをつける。戦争を否定的に捉えた本は置いてないじゃないかと。

僕は友人に「英霊の言乃葉」を買って読ませたかったけど無理だ。

僕の友人は、どうなっていれば満足だったのだろう?「日本国が悪い国でした」とか「〇〇将軍の判断ミスでミッドウェイやガダルカナルで負けたのだ」と書いてあれば満足なのだろうか?

僕は特攻に行って亡くなられた方々の遺書を読みたいと思っていたが、涙が出るから今回はそこに長居をしなかった。友人は見向きもしなかった。

彼は左巻きの反日なのだろうか?彼は何に対して怒っているのだろうか?

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