Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

他人が読んでる本が気になる

2023-12-26 01:27:03 | 読書

電車に乗って周りを見る。スマートフォンを見ている人ばかりなのだが、本を読んでいる人が時々いる。

会社の休憩室でも、同じ様にスマートフォンを見ている人、何か文章を打ち込んでいる人ばかりだ。

本を読んでいる人はわが営業所では一人だけのようだ。

今日電車の中で文庫本を読む人を見かけた。書店のカバーをせずに持っていたので、ページをめくる時にタイトルを見た。

『古事記に隠された・・・・・』というタイトルが見えた。意外なタイトルに驚いた。文庫本を持っていたのは高校生くらいの少年だったのだ。

僕は高校生の頃、「古事記」に興味を持った事はなかった。日本の歴史を記しているので、読んでおくべき書だというのはわかっているが、古文だし、現代語訳だとしても面白いと思えないから。

とりあえずアマゾンのサイトで検索した。

その後紀伊國屋書店で購入した。

自分が知らない作家の本で、面白い本があるなら読みたいと常に思っているから。

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『灼熱の魂』amazon primeで見た

2023-12-25 16:34:04 | 映画,DVD,ビデオ

 

 

 

昨年の8月に映画館で見て以来だ。その時も十分衝撃的だったが、あらためて見ても凄い映画だと思う。

このところこの映画の事ばかり考えてしまう。amazon primeでの公開は終わっている。

DVDを買うしかないか?

場所は中東。原作者がレバノン出身だからレバノンなのだろう。

ナワルの家はキリスト教徒で、ナワルはイスラム教徒の難民の男の子供を身ごもる。イスラム教徒の男はナワルの兄弟に射殺される。

ナワルが大学に行く前に生んだ長男ニハド・ド・メは、孤児院に移されたが、その後孤児院が爆撃される。孤児達は連れ出され少年兵にされる。

ナワルはニハドを探す。ニハドも母を探していたようだ。

ニハドは狙撃の腕が良く、狙撃手をつとめた後、政治犯の拷問を行う役割を担うようになる。

ニハドは拷問係?拷問人?アブ・タレクと名前を変え、政治犯の刑務所に所属する。そこで何度もナワルを強姦したようだが、裸足にならなかったからナワルは生き別れた長男だとは思わなかったのだろう。

中東の宗教の対立は凄まじいようだ。僕にはもちろん何の実感も無い。

ナワルが乗り合わせたバスは、キリスト教徒に襲撃され皆殺しにされる。間一髪のところで十字架を見せてナワルは助かる。

イスラム教徒の女子供まで虐殺するキリスト教徒の兵士たちを激しく憎んだナワルは、イスラム教徒の側につき、キリスト教徒である政府の要人に接近して射殺した。その後政治犯の監獄に入れられて、拷問人のアブ・タレクと出会う。

ナワルの一家はカナダに移住し、タレクも移住していた。

ある日プールに来ていたナワルは、右足のかかとに三つの黒い点の入れ墨をしている男を発見。自分の息子であることを確信。また、その男の顔を見て、拷問人のアブ・タレクであると確信。自分が息子に強姦されて双子を産んでいた事実を突きつけられた。

タレクはナワルを見ても何も思い出さなかった。

全てを知ってアブ・タレクはナワルの墓を参る。

こういう家族あるのだろうか?あるかも。誰も意図せずに起こっていることだから。この後残されたこの3人はどうなるのだろう?

この映画は2011年に公開されていた。

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本は同時並行で何冊か読み進める

2023-12-18 14:29:18 | 読書

 

本を読むのだ、と言っておいて一冊だけ「ゴールデンボーイ」に収録されている「刑務所のリタ・ヘイワース」だけを挙げたが、ほかにも同時並行的にいくつか読んでいる。

「深夜特急 1」、「一億三千万人のための『歎異抄』」、「逆説の日本史⑪戦国乱世編」、「走ることについて語る時に僕の語ること」、「人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい。」、自己啓発の本数冊なども毎日手元に置いてパラパラと数ページずつ読んでいる。

すぐに何かの役に立つというわけではないが、その継続・蓄積が自分を作っていくと思っている。

小説なんて読んでる場合じゃないという人もいるが、面白いし、現実逃避出来るし、小説を読んで初めて知る事もある。

文章を読んで、かじりつくように夢中になる事もあるし、感動して涙が出る事もある。

わかりきっていても、何度もその本を読んでしまう。その部分を読んでしまう。

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紙の本を読む

2023-12-16 06:48:53 | 読書

映画「ショーシャンクの空に」の原作「刑務所のリタ・ヘイワース」を今読んでいる。

 

毎日紙の本を読む。
ずっとそうしていたはずだった。

しかし、最近はyou tubeで楽して面白い情報が得られるので、全く読まない日もちらほらある。

テレビ無いが、何となくテレビをつけっぱなしにしてるみたいになっている。情報を得るだけではなく、TV番組のワンシーンを何度も見たりしてる。

「青山繁晴チャンネル・ぼくらの国会」、「高橋洋一チャンネル」、「文化人放送局 ウィークエンド・ライブ」はアップロードされていれば必ず見る。

紙の本を読もう。you tubeは代わりにならない。インプットしてないとアウトプット出来なくなる。

50ページは読もう。積ん読を解消しよう。

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高齢者は堂々としていいのだ

2023-12-12 05:58:13 | Weblog

母がタクシーに乗った時に、運転手から「ばあちゃん」と声を掛けられたと言っていた。運転手は母よりは若いのかもしれないが、60代くらいだったようだ。

女性の高齢者だから「ばあちゃん」か?

親しみを感じてもらえると思って言ったのかもしれないが、「お客さん」と呼べば良いと思う。

僕の母は誰かの「ばあちゃん」ではない。孫はいない。

この運転手は、高齢の男性には「じいちゃん」と呼びかけているのだろうか?40代、50代の男女には何と呼びかけるのか?「にいちゃん」、「ねいちゃん」とでも呼ぶのか?

女だから、高齢者だからなめた口をきくのか?母はこんな馬鹿にしたような口をきかれても抗議らしい事はしなかった。でも、おかしいと思ったから僕に言ったのだろう。

こんなものなのだ。田舎のタクシーの運転手なんて。



ある時母とファミレスで食事をした。店内は他に客はいなかった。母がもうすぐ食べ終わるくらいの時にウェイトレスが現れて、皿をさげられてしまった。

料理を持ってくる時には、「ごゆっくりどうぞ」と言って立ち去るのに。まだいくらか残っている皿を、家族の会話に割り込んで下げなければならないのか?

その時僕はウェイトレスに抗議した。なぜ食べ終わってもいないのに、皿をさげなくちゃならないのか?と。

食べ終わる瞬間をこいつは見ていて、客が皿をテーブルに置いたら次の瞬間には皿を下げてしまおうとねらっているのだ。「ごゆっくりどうぞ」なんて言ってるのはマニュアルにあるからで、こいつはこれっぽっちもそう思ってない。

皿をどんどん下げてしまえば、客は席に座ってる口実がなくなる。居づらくしてとっとと帰らせよう、ぐらいに思っているのだ。面倒な事はさっさと済ませよう。客がいなくなればスマートフォン見てられる、ぐらいなものなのだろう。

こういう時にも母は僕をたしなめる。「いいんだよ。来れなくなっちゃうから」。

自分より若い人達が中心の社会で暮らさせてもらってる。だから多少の不愉快は我慢しよう。そういう気持ちなのかな?

田舎は店が少なくて選べない。行きにくくなると自分が困る。低レベルな接客で不愉快な気持ちになっても気にしないでおこうと、自分の気持をごまかしているのだ。

高齢者はちょっと前まで社会の中心にいて、苦労して頑張ってきた人々なのだ。堂々と文句を言っていいのだ。

自分が悪くて注意をされても、反省せずに感情的になって仕返しみたいに嫌がらせをする奴がいる。不当な間違った言動を甘受しなければならないなんておかしい。

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『悪い子バビー』

2023-12-07 17:26:56 | 映画,DVD,ビデオ

 

1993年のオーストラリアの映画だが、日本の劇場初公開らしい。新宿武蔵野館でしかやってない。今後全国で公開されるのだろうか?


母親の異常な愛情により、暗く汚い部屋の中に35年間も閉じ込められて社会から隔絶されて生きてきたバビー。母親の指示に従うだけの日々を送っていた。
そんなある日、父親が35年ぶりに突然帰って来たことをきっかけに、バビーの人生は大きく動き出す。刺激に満ち溢れた外の世界へ飛び出したバビーは行く先々で大暴走を繰り広げ、そんな彼の自由で荒々しいスタイルに誰もが巻き込まれていく。


狭くて暗い汚い部屋に閉じ込められ、学校にも行ってないからバビーは文盲だ。

母親はバビーの上にのって近親相姦を命じる。バビーは意味わからないだろうが、気持ち良いという事はわかる。

外に出てからのバビーは、知らない事ばかりだから素っ頓狂なことを繰り返す。純粋無垢というか子供のままだから、人々は彼を見て感動したりする。

母親がデカパイだったからか、デカパイ好きなようだ。社会から隔絶されて生きてきても、そういう事はわかるのだろうか?

良いお話のように終わるけど、前半でバビーはラップを顔に巻いて猫を殺し、両親を殺しているのだ。殺した自覚が無くてもみんな死んでしまったのだ。
そういう過去があるから、単純にハッピーエンドで良かったとはならない。

監督は、いろいろな問題を観客に投げかけて考えさせようとしていたのだろう。

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『首』3回見た

2023-12-07 16:40:49 | 映画,DVD,ビデオ

映画『首』は、我々の歴史の常識とは異なる仮説というか設定で考えられた時代劇映画だった。

3回目にして、ようやく眠らずに全部見た。それを見て考えた。

織田信長の家臣の武将達は皆、信長に対して必ずしも従順なわけではない。表面的には従順でも、心の中でどう思っていたかはわからない。下剋上の時代じゃなくても、現代でもそれはそうだ。

この映画では、信長は出来の良くない息子達ではなく、家臣の中から自分の後継者を選ぶと言って、彼らを発奮させようとしている。一方で長男信忠には家督を譲る事を書いた手紙を出している。

本能寺の変の後、羽柴秀吉は「中国大返し」で異常なスピードで京都に駆けつけ、山崎の戦いで明智光秀を破った。
本能寺の変が起こって信長が死ぬという事を前もって知っていて、京都に駆けつける準備が既にされていたとしたら、ものすごいスピードで京都に向かう事も可能だろう。

毛利軍へ向かう使者を捕まえて、使者が持つ書状を見て信長の死を知った事になっているが、この映画では予め計画の中に組み込まれていたと考えるべきだろう。

明智光秀は信長や森蘭丸を憎んでいて、何かの罪人に蘭丸と同じ様な服を着せて憎しみを込めて切り捨てている。

非常にたくさんの侍達が殺され、死体が転がる。有力な武将は首を切り落とされ、討ち取った侍は出世する。

荒木村重の一族は女子供も、河原で首を切り落とされ皆殺しにされる。

人の命の価値が低かった時代。

男色(なんしょくと読むようだ)は、ゲイの人生にだけあるのではなく、結婚して子供がたくさんいても行われていたようだ。
秘密でもないようだ。戦場で命懸けで一緒に戦う戦友?あるいは殿様とその部下との間には、特別な感情が芽生えるのだろう。戦の間はずっと一緒にいるわけだし。織田家家中だけでなく、日本全国そうだったようだ。この時代はそういう事におおらかだったのかもしれない。

北野武監督は、大河ドラマなどには全く表現されない男色を、この時代には日常的にあった事として表現したかったのだろう。

また、信長、秀吉、光秀らは北野武監督独特の人物像で描かれていた。年齢も史実とは違う。

木村祐一が曽呂利新左衛門という人の役で登場。結構出てた。

僕は「中国大返し」の時に、ふんどしとわらじくらいしか身につけてない沢山の若いサムライ達が京へ急ぐシーンが良かった。引き締まった体っていいね。自分もそうなりたい。

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