Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

福田和子について

2014-06-07 15:46:09 | 事件

裁判中の記録が主


殺人・逃亡全般


福田和子事件を部分的にモデル?にした小説


松山ホステス殺人事件の犯人、福田和子についての本を二冊読んだ。三冊目の小説は読書中。逃亡生活と福田和子という人物に興味を持ったからだ。人間関係作りのうまさ、一種の厚顔さ、猛烈な孤独の中で生きてきたしぶとさに対してだ。

15年弱の逃亡生活で最初の3、4年については金沢でホステスをしたり、客だった老舗の和菓子屋の若旦那の内縁の妻になっている。和菓子屋の親戚に通報され、警察に踏み込まれるが危険を感じて逃亡する。
この間の様子は仰○ニュースの再現映像を見る限り、それぞれのコミュニティの中でうまくやっているようなのだ。職にありついている。お金が無いから住み込みさせてもらっているのだ。同棲する相手も確保しているし、内縁の妻にもなっている。

その後名古屋でラブホテルに住み込んで清掃などをしていたようだが、三ヶ月ぐらいで次から次へと職を変えながら逃亡生活を続けていたようだ。福井で捕まるまでの十数年は北海道から九州まで全国を移動して暮らしていたようだ。本を読んでも詳しく記述されていないのだが、あまりに長い期間だから記憶が曖昧なのかもしれない。売春などもしていたかもしれない。

逃亡劇ってうまく逃げおおせていると見ている部外者にとっては胸のすく思いもするものだが、冷静に考えれば被害者という存在がいるのだ。福田和子は捕まるまで自分が犯した罪を重く受け止めていないように思われる。自分が殺してしまった被害者に対して謝罪する気持ちを持ったのも拘置所に入ってからなのではないか?親戚やかつての愛人に電話した時の音声を聞くと、警察をあざ笑っているかのようだ。愛媛県警は威信を掛けてどんな手を使ってでも捕まえたい一心で懸賞金を掛けたのだろう。警察の意地である。

仰○ニュースという再現ドラマを何度も見た。その逃亡劇が面白いし、殺人犯でなければ、再現されている福田和子が魅力的な人物に思えてしまうからだ。女優の力かもしれないが。

被害者は未来を福田和子に奪われてしまったのに、福田は自首せずに食べたいものを食べ、酒を飲み、好きなことをやって享楽的に過ごしていたと裁判では指弾された。計画性は認められなかったが強盗殺人で無期懲役。被害者は高知県出身で事件当時は松山市にいたが、将来高知に帰って自分の店を持って・・・、という未来は福田和子によって閉ざされた。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
« コーヒーショップで携帯電話 | トップ | 特保茶で »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ウレハ)
2022-11-20 16:22:54
福田和子は、私の憧れ松山市に、行きたい。
福田和子の墓に、手を、合わしたい。
返信する

コメントを投稿

事件」カテゴリの最新記事