Jeffrey Archerの小説である。
すでに読了。原書で読んだわけではない。
非常に非常に面白かった。特に最後の部分の法廷での駆け引きの箇所は。
上下巻合わせて900ページくらいあって、読む日には200ページくらい読んだ。トイレに行く時も手放したくなかったぐらいだったから、途中ももちろん面白い。
Jeffrey Archerは、イギリスの国会議員だ。だった?のかもしれない。国会議員としての実績は知らないが、小説はいずれも面白い。エンターテイメント小説という分類だと思う。
俺は大学生の時、友人に薦められて読み出した。だいたいが長編だが読み始めると止められない。
勧善懲悪である。魅力的な主人公が邪悪な者に酷い目にあわされる。最後には邪悪な者を懲らしめてハッピーエンド。その過程にも、魅力的な脇役の登場があり、愛があり、憎しみがあり、スピード感、躍動感のある展開がある。主な登場人物は、大統領や首相、国会議員、弁護士、裁判官、経営者などなど。難しい印象を持つかもしれないが、数ページ読めば止められなくなる。読むと、知的な経験を積んだ様な気になる。話がうま過ぎる、現実的じゃない、という人もいるが、俺はそれで良いと思う。
俺のオススメは『ロシア皇帝の密約』、『めざせダウニング街10番地』、『ケインとアベル』、『ロスノフスキ家の娘』など。しかし、今新品が流通しているのは、『ケインとアベル』だけかもしれない。かなり廃本?になっている。出たらすぐに買わないといけない。BOOK・OFFなどでは入手可能。
デビュー作からずっと翻訳をしていた永井淳さんが亡くなっていた。残念。ご冥福をお祈り申し上げる。
『誇りと復讐』は永井淳さん訳。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます